ハノイには八重の椿が似合ひさう | 牛久の小盆栽 ながちゃんのブログ

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伝統的な盆栽愛好者の姿は、培養歴6年で樹齢150年、200万円の五葉松を出入りの業者に任せる旦那でした。「なんとか盆栽展示会」にその蔵者が得意げ写真におさまる、とか。私は貧乏なので全て実生、挿し木の小盆栽です。


椿

写真は椿(品種不明)。

写真には「11年4月16日撮影」の記録が残っています。
鮮紅の八重咲き、で日本国内のヤブツバキの系統であろうと思います。
なにゆえ品種不明のツバキの写真を掲示したのか、というと、このツバキの花の色形がベトナムツバキに少し似た所があるからなのです。

ベトナムツバキ(品種名はハイドゥン)が我が家の棚から姿を消したのはいつの頃だったか、定かではない。
記憶では鮮紅の八重咲きであったような。
花びらの一枚一枚が重厚で、日本の椿の「軽やかな」花姿とは印象がずいぶん異なっていました。

今年も秋咲きのツバキが開花を始めました。
「炉開き」「西王母」「台湾椿」
待ち兼ねたツバキの季節到来。

ふと粗脳の片隅をよぎったのが「ベトナムツバキ」でした。
先日来、取りためたまま整理もできないまま放置してあった写真の中から「ベトナムツバキ(品種名はハイドゥン)」の記録を探したのですが、探し当てることができなかったのです。

やむなく国内ツバキの写真の中から、無理にハイドゥンに似た花を
探したのが、今日の写真。

今日は午後の飛行機でベトナムへ行きます。
ベトナムツバキの自生地に逢着できたら嬉しいな、など孫の衆に述べても知らぬ顔。

駄句5句と愚歌1首。


ベトナムに椿あるとぞ行きて見む
ベトナムの椿何色思ひ湧く
ベトナムの椿見んとて旅立たむ
ベトナムの八重赤椿ハイドゥン
燃ゆる緋の椿見んとてホーチミン
ハノイには八重の椿が似合ひさう

ホーチミン戦の日々に聞きしなり椿探して旅立つ我は