写真は四万十川の沈下橋。
旅に出ることで、常識やら先入観がくつがえることがあります。
今回は4日の短期間ではありましたが、様々なものを見ました。
航空機の遙か下に頭を出した富士は良かった。
イタズラ小僧が叱られる様子にさも似たり。
孫の武闘派、コタ・ユタの悄然とする風体、ボケ爺が説諭される姿にあい似ておりましたな。
四万十川の沈下橋を、振り仰いで眺めるのもまた一興でした。
台風と爆弾低気圧の合間を縫った旅だったけれど、なかなかに得難い体験の旅でもありました。
駄句5句と愚歌2首。
お遍路の日陰選り行く残暑かな
四万十に秋の雨降る沈下橋
渓谷に絡み舞ひたる秋の蝶
富士の嶺を見下ろし居たり鰯雲
野分余波室戸岬の波飛沫(しぶき)
拳銃も法書も持たぬ万次郎足摺の浜すっくと立ちぬ
四万十の川面に秋の雨の降る見上ぐる空に沈下橋かな