写真は沢瀉(おもだか)の花。
ご存じでした?
今日8月19日は「俳句」の日、だそうです。
819の数字をハイクと読んだのですね。
かような語呂合わせなら拙老トクイでござる。
819→ヤイク(弥易苦の日)ますます生活苦が募る日。
820→ハニワ(埴輪の日)飲み食いは叶わず、立ち竦む日。
821→ヤニャワン(いや似合わんの日)何を着ても無駄な日。
今日から明後日までの日めくり式記念の日。
いくらでもできるのですが、時間はかかりますな。
アホですぜ。
それにしても我が「記念の日」のセコイこと、もっと明るい標語は思いつかんのかね。
写真は、荒草繁き我が庭に拵えた溜め池の沢瀉(おもだか)の花です。
「沢瀉」は夏の季語であるのに、陽射しは一気に秋に転がり行く今頃、何故、とお叱りくださるな。
我が家の沢瀉は今盛りなのです。
時期遅れのホウスケ坊主など、言うは容易けれど、命の讃歌を歌う植物の不思議こそ見落としてはならぬ、と思うのです。
写真の花をとくとご覧下さい。
線香花火の燃え落ちる寸前の、煌めきにも似た輝きが小生にも伝わるのであります。
なあんてね。
なんにでもリクツを付けたがるのはあんたのイカン癖だよ。
何が「小生にも伝わる」のだ。
「小生」では表現不足である。
「小生意気」にしたまえ」
さてさて、「沢瀉」は梨園の名跡「沢瀉屋」の家紋となった植物です。
写真では「花」を視点の中心に据えたので、葉が分かりずらいのですが、かなり大きな葉です。
形は昔ムカシ洟垂れ時分に「遺跡」で拾った、黒曜石のヤジリに似ています。
このヤジリの形が図案化されて「沢瀉屋」の家紋となったのでしょう。
花の笑みと葉の鋭さがなかなかオモシロイのです。
池には数年前から「緋目高」「黒目高」がツイツイと餌を追っています。
「戦争と平和」「生きるためのエサ追い」
見ていて飽きないですよ。
駄句6句と愚歌1首。
沢瀉は目高見据へて見得を切る
沢瀉はは尖りし葉を剣にして
緋目高は沢瀉除けて餌を追ふ
黒目高沢瀉の陰に蜻蛉切る
沢瀉は和事に合はぬ立ち姿
池の辺に一幕見せる沢瀉の花
池の辺に目高睨みて見得を切り一幕見せる沢瀉の花