忙(せわ)しなや昨日寒戻り今日夏日 | 牛久の小盆栽 ながちゃんのブログ

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伝統的な盆栽愛好者の姿は、培養歴6年で樹齢150年、200万円の五葉松を出入りの業者に任せる旦那でした。「なんとか盆栽展示会」にその蔵者が得意げ写真におさまる、とか。私は貧乏なので全て実生、挿し木の小盆栽です。


紫陽花花芽

写真は紫陽花。

写真は紫陽花です。
樹高2㎝。真ん中に花芽が見えるでしょう?
鉢植え紫陽花を植え替えた際に、横から伸びていた生意気新芽を別鉢にとったものです。

1寸にも満たない樹高で開花するのか?
さて、如何なることになるでありましょう。

ところで、昨日の暑さには参りましたね。
春を追いやり、一気に夏の到来!
間抜け爺は一昨日灯油を買ってきたのですぜ。
この暑さで灯油の赤缶を見るも腹だたし。

でもね、「禍福は糾える縄の如し」とか。
真夏の陽を恨みつつ、愚老700鉢の植え替えを完了いたしました。
この仕事を成し遂げた者の清々しさ、深呼吸をして棚場を見渡しましたね。

真夏日の日照りの下、電車はレールをきしませて走り、中年女性は犬をひき、日傘で覆い通って行かれる。
暑かろうと寒かろうと、いつもの日はいつもの通り過ぎて行きます。

駄句7句と愚歌1首。


紫陽花の花芽はちんと枝先に
紫陽花は鞠の大きさあってほし
ほんのりと紅を引いたる手毬花
夏の陽に色変へたる山紅葉
夏の陽に熱きレールに軋む音
夏の陽に犬引き行くか日傘差し
忙(せわ)しなや昨日寒戻り今日夏日

紫陽花の寸にも足りぬ茎咲きに花芽はしかと座り居りけり