幸せの空一杯に桜かな | 牛久の小盆栽 ながちゃんのブログ

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伝統的な盆栽愛好者の姿は、培養歴6年で樹齢150年、200万円の五葉松を出入りの業者に任せる旦那でした。「なんとか盆栽展示会」にその蔵者が得意げ写真におさまる、とか。私は貧乏なので全て実生、挿し木の小盆栽です。


般若院 枝垂れ桜

写真は桜(江戸彼岸枝垂れ性)。

般若院の桜五分咲きの情報を聞き、怠け者爺には昨日は珍しく早起きで見物に出かけました。
桜の品種は「江戸彼岸桜」。
枝垂れ性で、樹齢は400年以上とか。
染井吉野桜よりはやや小ぶりの花ですが、大変上品な花でした。

さほど広くはない寺の境内に、座を占めて東西15㍍、南北22㍍、に枝を広げていますので、愚老如きウデのない者に、写真撮影は困難であります。
ようやく撮りおさめたのが、この写真。

樹齢400年の花の下に敷物のべて、杯の献酬は言語道断。
声すら潜めて花を観賞し、桜の華やかさと、人の世の儚さを感じて帰館致しました。

花見に乗じて鯨飲馬食、舞い踊る人と、花見に触発されて「色即是空」を心に唱える人と、様々であります。
愚老などは、心にもない「世のあわれ」に思いを寄せるより杯の献酬に軍配を上げたいものですな。

駄句5句と愚歌1首。


般若院彼岸桜の飛花の舞ひ
般若院江戸彼岸の桜舞ふ
遅れじと後追ふ桜旭山
幸せの空一杯に桜かな
高校の合格祝ひの桜かな

般若院樹齢古き江戸彼岸優しき声の老師にこやか