写真は桜(江戸彼岸枝垂れ性)。
般若院の桜五分咲きの情報を聞き、怠け者爺には昨日は珍しく早起きで見物に出かけました。
桜の品種は「江戸彼岸桜」。
枝垂れ性で、樹齢は400年以上とか。
染井吉野桜よりはやや小ぶりの花ですが、大変上品な花でした。
さほど広くはない寺の境内に、座を占めて東西15㍍、南北22㍍、に枝を広げていますので、愚老如きウデのない者に、写真撮影は困難であります。
ようやく撮りおさめたのが、この写真。
樹齢400年の花の下に敷物のべて、杯の献酬は言語道断。
声すら潜めて花を観賞し、桜の華やかさと、人の世の儚さを感じて帰館致しました。
花見に乗じて鯨飲馬食、舞い踊る人と、花見に触発されて「色即是空」を心に唱える人と、様々であります。
愚老などは、心にもない「世のあわれ」に思いを寄せるより杯の献酬に軍配を上げたいものですな。
駄句5句と愚歌1首。
般若院彼岸桜の飛花の舞ひ
般若院江戸彼岸の桜舞ふ
遅れじと後追ふ桜旭山
幸せの空一杯に桜かな
高校の合格祝ひの桜かな
般若院樹齢古き江戸彼岸優しき声の老師にこやか