大寒にクリスマスローズ咲きにけり | 牛久の小盆栽 ながちゃんのブログ

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伝統的な盆栽愛好者の姿は、培養歴6年で樹齢150年、200万円の五葉松を出入りの業者に任せる旦那でした。「なんとか盆栽展示会」にその蔵者が得意げ写真におさまる、とか。私は貧乏なので全て実生、挿し木の小盆栽です。


クリスマスローズ2

写真はクリスマスローズ。

クリスマスローズが今咲き始めました。
クリスマスの頃に薔薇の花に似た花を咲かせるから、というのはどうやら違うようですね。
もしかしたら、西洋種の原種はクリスマスの頃に咲くのかもしれないけれど、国内の大多数の種は2月~3月開花のようです。

クリスマスローズ、別名「雪起こし」。
ここでやや面倒なのは、「クリスマスローズ」は冬の季語。(歳時記によっては季語分類には入っていないようです。)
別名「雪起こし」は趣のある名ですが、季語としては「雪の降る頃の雷」のことなのです。

かくなると面倒ゆえ、ひとまとめに致すと、ヘレボルス。
やや間抜けな感じが致しますね。

我が家の庭では池の端に、昨年からの株が花を咲かせています。
ここには間もなくオモダカが繁茂するでしょう。
さすれば、クリスマスローズは如何なることになるのだろう。
クリスマスローズが澤潟(オモダカ)を吊し上げ、
「やーれ怪しの草ども観念致せ~」
と見得を切れば面白いのですが。

駄句5句と愚歌1首。


大寒にクリスマスローズ咲きにけり
雪起こし寒に咲く花薔薇の名で
クリスマスの記憶旧年花盛ん
クリスマスのローズなれども薔薇遠く
池の端おもだかの休眠深きこと

大寒のクリスマスローズ意気盛ん咲いては散りぬ散りては咲きぬ