ぶろ開発 -72ページ目

アニメーションの研究を楽しむ

モーションキャプチャデータを元にアニメーションデータの生成に利用するとき、普通は、元データの分解方法と、ターゲットアニメーションへの合成方法を決める。どのような組み合わせを使えば、ターゲットアニメーションに近づけることができるかデータベースを検索する必要もある。データベースの構築手法や検索法は、既存の手法が山のようにあるので、それらの組み合わせで大体の予測が付く。検索結果の品質も予想ができる。その予測を元に適当な手法を選べば良い。データの分解方法は、合成しやすいように分解する方法を選択し、合成方法は、分解しやすいように合成する方法を選択する。ここで色々な手法が選択できて今のところ非常に楽しい。次世代機の広い意味での演算能力が分かってきたので、今のところ手法の絞り込みで苦しむことは少ないだろう。ゲームよっては、そういう計算にリソースを1%しか使えないという話が普通に出てくるので、全く油断できない。まあ今だけの話だ。

内職続けてます

リアリズムの高い表現力を持ったゲーム技術開発の一つとしてここ2年半ほど、アニメーションにリアリズムを追求する研究をしてきた。コンソールゲームなので、リアルタイムで動作するというの必要条件だ。AIモジュールから指示が来たら、それに応じてアニメーションを生成するわけだ。例えば、あるフレーム後に、ある場所で、あるポーズをするとか。それで選んだテーマが、いかにモーションキャプチャデータのデータベースを利用するかということだった。モーションキャプチャデータをうまく分解して、目的に合わせて合成する手法は、非常に良い感じで結果が出てくる。元がリアルなデータだから、当然結果もリアルだ。かなり高い周波数を含んだリアルなアニメーションが合成されるので、結果が普通すぎてありがたみを感じないぐらいだ。ここ3年ほど、SIGGRAPHやアニメーション関連の学会で、この分野の他の研究者達からの、このテーマについて発表が急に増えてきたので、きっと他のゲームメーカーでも何らかの開発がおこなわれているのだろう。今は会社でIKという目の前のことをやっているが、この技術もキープしておかないと、ということで家で休み中に、合成エンジンを使ったデモプログラムをつくったりしています。

軽巡熊野発見

近くの模型店、その名も「ミスターホビー」に全く期待せず入ってみる。田宮模型のプラモデルがびっしりと置いてあるのにびっくり。熊がガーデンパーティやってるようなとんでもない場所の店なのに、あまりの品揃えの多さに、脂汗を流しながら見てしまった。結局、ウォーターラインシリーズの軽巡洋艦熊野を選び、必要な田宮カラーを一気に買ってしまった。筆とボンドも全て田宮純正品で揃えてみる。店長がにやりとして「おまえ自分で作るのか」と聞かれて、「うん」というと、分厚い田宮の英文カタログを店の奥から出してくれた。これが今日一番の収穫だ。ついでにラジコンクラブの入会申込書ももらいました。ただし、この近辺では4年前にラジコンは全面禁止。今は、2つ向こうの市まで行かないとできない。年会費も結構高いぞ。

明日から休み

新しいコントローラのプログラミングは工数がかかりそうだ。起動処理でもう仕様の確認と組み立てに時間がかかっている。元々面倒なことは嫌いなので、10人以上の人間がものすごい勢いで書いたプログラムの仕様を細かく見る気には全然ならない。仕様解析の対象とするコントローラのプロトタイプを違うものにすることにした。2日分の工数が無駄になったが、このままだとスタートできる状態になるまで1週間かかるだろう。それも手だが、そんな巨大な仕様を頭に入れてコーディングするような疲れることはしたくない。明日からもう休暇。

今日もバグ

朝新しいブースに行くと、物が全部届いて、コンピュータが全部つながっていた。開発用のPCには、21インチのCRTと17インチの液晶がつながっていた。常識的にはこういう接続らしいが、私は21インチCRT2台を1台のPCにつないで使っているので、重いCRTをあっちこっちに移動して、午前中の気力を使い切ってしまった。午前会議が入っていたので行くと、我々のチームの所属が変わるということを言い渡された。我々のチームと経営側との間に入っていた階層が一つ外れて、上位階層に直付けになってしまった。これは大変迷惑なことだ。まともに仕事しないと本当にクビになってしまう。午後、チーム全員でプールバーに行く予定になっていたが、私のモジュールでまたも問題発生。ある大変危険なモジュールと一緒に動かした後、私のモジュールのメモリ解放で、システムが吹き飛ぶことが分かった。昨日リリースしたパッケージなので、早速バグ取り開始。デバッガで追ったが何が起こっているか全く確認できない。データやポインタは見た目正しい。そのうち品質管理チームの連中がプールバーに行ってしまったので、自分の開発環境に品質管理チームの環境を再現してみて、バグを追うことにする。彼らは大変複雑な設定をしていて、バグ取りの98%の時間を彼らのテスト環境復元に使ってしまった。他のチームが作ったメモリ管理モジュールをいつでも切り離せるように、元々フラグをしこんでおいたのだが、それを1から0にして、メモリ管理モジュールを交換したらいきなり動いた。正確には、正常に停止した、だが。1文字の修正でデバッグ完了。大変疲れました。でもこのバグ取りは当然根本的な問題を修正した訳ではないので、まだ地雷は危険なモジュールに残されたままだ。ここはもう、危険モジュール担当チームの健闘を祈るのみです。