エッシャー 視覚の魔術師(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

エッシャー 視覚の魔術師(ネタバレ)

※今回の記事は、映画とはまったく関係のない画像がいくつも貼られていて、本作やマウリッツ・エッシャーが好きな方は不快になる恐れがあるので、気をつけて!




エッシャー 視覚の魔術師



原題:M.C. Escher - Het oneindige zoeken
2018/オランダ 上映時間80分
監督・製作・脚本・撮影:ロビン・ルッツ
脚本:マラインケ・デ・ヨンケ
ナレーション:スティーブン・フライ
出演:ジョージ・エッシャー、ヤン・エッシャー、リーベス・エッシャー、グラハム・ナッシュ、エリック・バードン
パンフレット:★★☆(700円/ちょっと内容は薄めだけど、杉原厚吉教授のコラムは勉強になりました)
(解説)
エッシャーの家族へのインタビュー、彼が遺した1000を超える書簡や日記、収集家の証言などから知られざるエッシャーの波乱に満ちた人生、そして創作の足跡を丁寧にたどる。また、70年代のサイケデリック・ムーブメントの時代にエッシャーからの影響を多大に受けたロックミュージシャンのグラハム・ナッシュへのインタビューや、人々の日常生活の中に見られるエッシャーの影響など、その創造力の源泉をCGアニメーションの手法も取り入れながらさまざまな角度から探っていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


現在、「2019年に観たにもかかわらず感想をアップできなかった映画」が73本もあるから、年明けからずっとブログ更新しているんですが…。ああん、仕事が忙しくて、本日の更新予定だった「パラサイト 半地下の家族」が書き終わらなかったので、今回は「あまり思い入れがないのでササッと感想が書ける映画」として、本作の記事をアップしておきますよ。まず、「なぜこの作品を観よう思ったのか?」については後で触れるとして、ついつい前売り券を買っちゃいましてね(微笑)。12月30日(月)、アップリンク渋谷で鑑賞いたしました(その後、「ドルフィン・マン ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ」をハシゴ)。「エッシャァッ!ヽ(`Д´)ノ シャァッ!」と思ったり。


前売り特典は「ポストカード3種セット」でしたよ。


売店にはいろいろなエッシャーグッズが売られてました。


劇場は一番広いスクリーン1。20人はいたような、いなかったような… (・ε・) ドッチダヨ


なんとなく頭突きをするアントニオ猪狩を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



本作は、オランダの版画家&画家のマウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898年~1972年)についてのドキュメンタリーでしてね。「オッス、オラ、エッシャー!ヘ(゚∀゚*)ノ」てな調子で本人の手紙や日記を基にしたナレーションを流しながら、2人の息子(まだ生きているのがスゴい!)を始めとするさまざまな人のインタビューを交えつつ(グラハム・ナッシュ曰く「ドラッグをやらないで、どうしてドラッグをやると見えるものが見えているんだ」とのこと)、人生の足跡を辿って、さらにその作品世界をCGアニメーションを駆使してより幻想的に見せる…ってな構成。最後は「また再評価されると思うよ (°∀°)b タブン」といったグラハム・ナッシュの台詞の後、エンドクレジットでエッシャーにインスパイアされたさまざまな作品が流れて終わってたような気がします(うろ覚え)。まぁ、良くも悪くも「NHKで放送されそうな真面目かつ丁寧な映画」という印象でしたよ。


なんとなく気合いを入れる加藤清澄を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



なんとなくエッシャーにインスパイアされた短編アニメを貼っておきますね↓




恥ずかしながら、エッシャーと言えば「ラビリンス 魔王の迷宮」「インセプション」に出てきたような<だまし絵>ぐらいの知識しかなかったので(「でんぐりでんぐり」とか初めて知った)、「知らないものを知る」という楽しさがあって。自分のことを「芸術家ではなく数学者」だと語っていたりするエッシャーのキャラクターは面白かったし(真面目で家族想いの学者って感じ)、彼の影響を受けた作品の多さにも驚かされたし、何よりもCGアニメーションで動くだまし絵や幾何学的なタイルアートがとても幻想的で、観てて楽しかったです。正直なところ、それほど盛り上がる場面はないので、ごめんなさい、途中で若干かったるくもなったんですが、鑑賞後は思わず劇場で売られていた図録を買っちゃった次第。


「ミラクル・エッシャー展」の図録、素晴らしいです。これだけ買っても良いんじゃないかしらん。


なんとなく気合いを入れる“山本稔のセコンド”と山本稔を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



そんなワケで、それなりにタメになったドキュメンタリーでしたヨ (・∀・) ヨカッタ! で、ここまで読んだ方はお気づきだと思いますが、僕がこの映画を観に行った理由は、どうしても「グラップラー刃牙」の登場人物が「エッシャァッ!(`Д´)」と叫ぶ画像を貼りたかったからーー。台詞の部分はすべてコラなんですけどね(「ダッシャァッ」の「ダ」を「エ」に変えてたりする)、頑張って記事を書き終わってみると、「僕はなぜこんなことがしたかったのかな…」と自問自答してしまう賢者タイム状態。何はともあれ、まだ上映されているのでね、エッシャーに興味がある方はこんな駄文は気にしないで観に行くとよござんす。


ということで、最後に頭突きをする範馬刃牙を貼って、お別れとしましょう(「グラップラー刃牙」より)。



おしまい (`Д´) エッシャァッ!




劇場で売られていた図録。実に良い買い物でした。



検索したら引っ掛かった1999年のドキュメンタリー。それなりに面白そう。



エッシャーの図版と詳細な生涯がわかる一冊だとか。でも、かなり高いです…。



エッシャーが自作について語ったエッセイ集とのこと。読んでみたい気持ちがなくはない。



エッシャーの作品の解説付きポストカードブック。お手頃ですな。



杉原厚吉教授が数学を使ってエッシャーの絵を説明した本みたい。僕には無理そうだな…。



エッシャーの作品の仕掛け絵本。「これはほしい!」と思ったら、amazonでは吐くほどの高値。



今回、いろいろと検索して見つけた絵本。ちくしょう…つい娘に買っちまったよ… (´Д`;) チクショウ