カーマイン・ストリート・ギター(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

カーマイン・ストリート・ギター(ネタバレ)

カーマイン・ストリート・ギター



原題:Carmine Street Guitars
2018/カナダ 上映時間80分
監督・製作:ロン・マン
製作総指揮:カーター・ローガン、マイケル・ハーシュ
脚本:レン・ブラム
撮影:ジョン・M・トラン、ベッキー・パーソンズ
編集:ロバート・ケネディ
音楽:ザ・セイディース
出演:リック・ケリー、シンディ・ヒュレッジ、ドロシー・ケリー、エスター・バリント、クリスティン・ブジー、ネルス・クライン、カーク・ダグラス、エレノア・フリードバーガー、ビル・フリゼール、ダラス・グッド、トラビス・グッド、デイブ・ヒル、ジェイミー・ヒンス、スチュアート・ハウッド、ジム・ジャームッシュ、レニー・ケイ、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストン
パンフレット:★★★★(650円/人物紹介やキーワード解説などの記事がしっかりしてる! 少し安いのもいいね)
(あらすじ)
グリニッジ・ビレッジにあるギターショップ「カーマイン・ストリート・ギター」。寡黙なギター職人のリック・ケリー、見習いのシンディ、リックの母親の3人で経営しているこの店では、ニューヨークの建築物の廃材を使いギターを製作している。チェルシー・ホテルやニューヨーク最古のバー・マクソリーズなどの廃材をリックが持ち帰り、ギターとして復活させることで、長年愛されてきた街の歴史がギターの中に生き続ける。ビル・フリゼール、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストンといったギタリスト、映画監督ジム・ジャームッシュも訪れるギターショップのある1週間を追っていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


現在、「2019年に観たにもかかわらず感想をアップできなかった映画」が74本もあるから、年明けから血を吐きながら毎日ブログ更新しているんですが…。ちくしょう、昨日の「音楽」の感想にスゲー時間かかっちゃったので、本日は「あまり思い入れがないのでササッと感想が書ける映画」として、本作の記事をアップしておきますね。まず、「なぜこの作品を観よう思ったのか?」を書いておくと、ポスターなどの雰囲気から「偏屈なオッサンが古いレコードを集めるだけ」を映したドキュメンタリー「さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物」を思い出しまして。ああいう「自分が好きなものを語る人」に好感を持っているのもあって、つい前売り券を購入。8月10日の公開から2ヵ月以上経った10月24日、アップリンク吉祥寺で鑑賞いたしました。案の定、楽しかったです (´∀`=) イイワァ


前売り特典は「本秀康氏描き下ろしオリジナルポストカード」でした。


スクリーン4、10人ぐらいはいたかなぁ(うろ覚え)。


アップリンク吉祥寺で映画を観るときは、つい伊良コーラを飲んじゃうというね (ノ∀`) フトッチャウ



もうね、驚くほど短めに感想を書いておきますと、予想通りの面白さというか。本作はグリニッジ・ビレッジにあるギターショップ「カーマイン・ストリート・ギター」にて、ギター職人のリック・ケリーのところにいろいろな有名人の客が来ては、見習いのシンディを交えながら「あーでもない」「こーでもない」といった話をしていく1週間を描いてまして。本作の主人公リックは、ニューヨークの古い建物の廃材を使ってギターを作っている職人なんですが、仕事で作るだけでは飽き足らず、自宅に帰ると趣味でもギターを作っているほどの男だから、「マジかよ… (`Δ´;) ヌゥ」と。観る前に想像していた通り、そんなリックと客の「愛情溢れるギター話」を聞いているだけで、なかなか面白くて。TBSラジオの「アフター6ジャンクション」という番組を聴いていてよく感じることなんですけど、自分に興味のない事柄でも「好きな人の話」ってのは楽しめるもんなんだなぁと、あらためて思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ


店長兼職人のリックったら、帰宅しても趣味としてギターを作っているというのだから、ビックリですよ。


上記の発言を聞いた僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



あと、会話シーンで切り返しショットが頻繁に使われるのが、ちょっと珍しくて。上手く書けないんですけど、普通のドキュメンタリーのようにナマっぽくなくて、どことなく人工的な感じがした…って、そもそも映画は人工物だからおかしな話ですな ┐(´ー`)┌ ナーニイッテンダカ よくよく考えればわずか7日間に有名人がやたらと来店するのも嘘くさいだけに、わざとそういう「フィクションですよ」的なムードを漂わせたのかもしれないし、まったく違うかもしれないな… (・ε・) ドッチダヨ その他、「ジム・ジャームッシュが出てきた→本作が1週間の出来事を描いているのは『パターソン』を意識したのかな(作品のゆったりした雰囲気も似てるし)」と思ったりもしましたよ。何はともあれ、ロン・マン監督は何気に観ていた「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」も良い映画だったような気がしないでもないし(うろ覚え)、ちゃんと「腕のある人」なんでしょうな。


「パターソン」の予告編↓ スゲー良い映画ですぞ。




一応、オチを書いておくと、「オレのギター作りはこれからだッ!ヽ(`Д´)ノ」ってな調子で終わってました。ハッキリ言って、劇中に登場した一流ミュージシャンの方々とか素晴らしそうなギターの数々とか、そういった部分のスゴさはよくわからなかったし、間違いなくベストテンとかには入れない作品だけど、熱い人たちが観られて楽しかったです (´∀`=) イイワァ まぁ、僕の拙い感想をここまで読んで、それなりに面白そうだと思った人なら、観て損はしないと思います。おしまい。




もう配信は始まっているし、ソフトも販売中なのです。



連想した映画。日本盤がなかったので輸入盤(日本語字幕ナシ)を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ



「1週間つなばり」で少し思い出したジム・ジャームッシュ監督作。僕の感想はこんな感じ



何気に観ていて驚いたロン・マン監督作。僕の感想はこんな感じ