COLD WAR コールド・ウォー あの歌、2つの心(ネタバレ)
COLD WAR コールド・ウォー あの歌、2つの心
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/01/kamiyamaz/2e/2d/j/o0453064014681691395.jpg?caw=800)
原題:Zimna wojna
2018/ポーランド、イギリス、フランス 上映時間88分
監督・脚本:パベウ・パブリコフスキ
製作:ターニャ・セガッチアン、エバ・プシュチンスカ
製作総指揮:ナタナエル・カルミッツ、リジー・フランク、ロヒット・カタール、ジョン・ウッドワード、ジェレミー・ガワデ、ダニエル・バトセック
脚本:ヤヌシュ・グロワツキ、ピヨトル・バルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
美術:カタジーナ・ソバンスカ、マルセル・スラビンスキ
編集:ヤロスワフ・カミンスキ
出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィツ、アガタ・クレシャ、セドリック・カーン、ジャンヌ・バリバール、アダム・フェレンツィ、アダム・ボロノビチ
パンフレット:★★★(800円/本作の補完にピッタリの一冊。「音楽と舞踊でたどる冷戦史」が良かった!)
(あらすじ)
ポーランドの音楽舞踏学校で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラは愛し合うようになるが、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、パリへと亡命する。夢をかなえて歌手になったズーラは、公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会。パリで一緒に暮らすが、やがてポーランドに戻ることに。ヴィクトルは彼女の後を追ってポーランドも戻るのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※本作に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介および「映画その他ムダ話」(210円)の解説をチェックすれば十分じゃないかな。
今さらですけど、6月に公開されて10月に観た映画の感想を12月下旬にアップしておきますね。いくら“ある程度の本数の映画”を観ていても、所詮、「シネフィル」には程遠い偏差値の僕ですよ(苦笑)、パヴェウ・パヴリコフスキ監督とか全然知らなかったし、本作についてもまったく興味がなかったんですけれども。7月12日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、なんとなく観ることしましてね。10月16日(水)、新宿で2回目の「ジョーカー」を観てから、下高井戸シネマにて鑑賞いたしました。「良い映画じゃないかな… (´∀`;) オヨヨ...」と思ったり。
客席は、1/3ぐらい埋まってたような。地元の人に愛されてそうな映画館。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/01/kamiyamaz/8a/03/j/o0320024014681691396.jpg?caw=800)
つい、コーヒー牛乳もなかを食べちゃったのでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/01/kamiyamaz/31/e7/j/o0320024014681691399.jpg?caw=800)
最初に「この人、何か嫌なことでもあったのかな… (´・ω・`)」と心配されそうなほどにあらすじを乱暴に書いておくと、舞台は1949年、冷戦下のポーランド。マズレク舞踊団のピアニストのヴィクトルが仲間とともに「歌と踊りの才能がある少年少女」を探していたところ、性的虐待をしてきた父親をブッ殺して執行猶予中のズーラが目に留まる→恋に落ちる→すっかり男女の仲に 川´∀`)(´∀`) オヨヨ その後は、社会主義政権に抑圧されることを嫌ったヴィクトルがズーラを誘って亡命しようとするも彼女は来てくれなかったり、パリで再会したり、一緒に暮らすことになってレコーディングしてみたり、ズーラがポーランドに帰っちゃったり、ヴィクトルもポーランドに帰ってみたら収容所に入れられたりと、すったもんだがありました 川´∀`)(´∀`) オヨヨ 最終的には、ズーラは政府高官のカチマレクと結婚していたので、夫の力でヴィクトルをシャバに出してあげまして。旅立った2人は廃墟の教会で結婚式を挙げて、十字路にたたずむのでしたーー。
この2人が15年の間にくっついたり別れたりする感じでしたよ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/22/kamiyamaz/da/f6/j/o0302022714682171595.jpg?caw=800)
もうね、本作のクオリティと完成度の高さについては、多くの人が絶賛されていて。尊敬する映画評論家の町山智浩さんは「圧倒的なエンターテイメント」なんて仰有っているし、是枝裕和監督は「極限まで省略された物語と抑制されたカメラワークにもかかわらず、全篇に湛えられるこの豊かさと艶やかさは、最早、マジックとしか⾔いようがない」なんて高評価だし、菊地成孔さんも「ホン・サンス等と並ぶ、<21世紀ヌーヴェルバーグ>の、異様なまでの傑作」とべた褒め状態。確かに「監督の両親のエピソードをベースに、実在するマゾフシェ舞踊団の要素を加えた」というストーリーはそこそこ面白かったし、「1950年代にポーランドで上映されていてもおかしくないルックを目指した」ということで採用されたモノクロ&スタンダードの画面は美しいし(前作「イーダ」
もそんな感じだったとか)、楽曲も素晴らしいし、映画のテンポも良いし(なんと88分という短さ!)、そりゃあ評判が良いのも頷けるのです。
本作を観た人たちの気持ちを代弁する徳川光成を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/22/kamiyamaz/1b/e2/p/o0146028314682188313.png?caw=800)
ただ、ごめんなさい、僕はそこまでじゃないカナー (´∀`;) ハハハ いや、本作で何度も流れるポーランド民謡「2つの心」についてはとても良い歌だと思ったし、なんとなく「オヨネコぶーにゃん」を思い出したりもしたし、「収容所送りになっても構わないからズーラに会うためにポーランドへ戻る&収容所に入れられて音楽の道を断念せざるを得なくなっても笑顔」というヴィクトルの男気にはグッときたりしたんですが、しかし。とは言え、基本的にはアクション映画を好む僕的には、本作の主人公たちのような“芸術家肌の面倒くさい男女”がくっついたり別れたりするのって、結構どうでもよく感じちゃって。正直なところ、パリで痴話ゲンカをしていたあたりは「早く終わらないかな…」な〜んて思っちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ
収容されて丸坊主ながらも、ズーラの前ではさわやかな笑みを浮かべるヴィクトル。男らしいぜ!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/23/kamiyamaz/54/2d/p/o0295022714682198246.png?caw=800)
ちょっと「歯の状態を申告するジャック・ハンマー」を連想しました(「グラップラー刃牙」より)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/23/kamiyamaz/5e/a7/p/o0371022714682198269.png?caw=800)
一応、「2つの心」の動画を貼っておきますね↓
なんとなく「オヨネコぶーにゃん」のOPを貼っておきますね↓
そんなワケで、それなりには楽しみつつも、識者の方々ほど本作の良さがわからない自分にガッカリもした次第 (´∀`;) オヨヨ もうちょっと大人になったらいろいろと理解できるのかな…なんて文章を書いてみたものの、僕ったらもうすっかり47歳。伸びしろ、なさそうですな。おしまい。
すでに配信がスタート&ソフトも販売中だったり。
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さまざまな賞を受賞したパベウ・パブリコフスキ監督の前作。観ない…かなぁ… (・ω・;) ウーン
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原題:Zimna wojna
2018/ポーランド、イギリス、フランス 上映時間88分
監督・脚本:パベウ・パブリコフスキ
製作:ターニャ・セガッチアン、エバ・プシュチンスカ
製作総指揮:ナタナエル・カルミッツ、リジー・フランク、ロヒット・カタール、ジョン・ウッドワード、ジェレミー・ガワデ、ダニエル・バトセック
脚本:ヤヌシュ・グロワツキ、ピヨトル・バルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
美術:カタジーナ・ソバンスカ、マルセル・スラビンスキ
編集:ヤロスワフ・カミンスキ
出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィツ、アガタ・クレシャ、セドリック・カーン、ジャンヌ・バリバール、アダム・フェレンツィ、アダム・ボロノビチ
パンフレット:★★★(800円/本作の補完にピッタリの一冊。「音楽と舞踊でたどる冷戦史」が良かった!)
(あらすじ)
ポーランドの音楽舞踏学校で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラは愛し合うようになるが、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、パリへと亡命する。夢をかなえて歌手になったズーラは、公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会。パリで一緒に暮らすが、やがてポーランドに戻ることに。ヴィクトルは彼女の後を追ってポーランドも戻るのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※本作に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介および「映画その他ムダ話」(210円)の解説をチェックすれば十分じゃないかな。
今さらですけど、6月に公開されて10月に観た映画の感想を12月下旬にアップしておきますね。いくら“ある程度の本数の映画”を観ていても、所詮、「シネフィル」には程遠い偏差値の僕ですよ(苦笑)、パヴェウ・パヴリコフスキ監督とか全然知らなかったし、本作についてもまったく興味がなかったんですけれども。7月12日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、なんとなく観ることしましてね。10月16日(水)、新宿で2回目の「ジョーカー」を観てから、下高井戸シネマにて鑑賞いたしました。「良い映画じゃないかな… (´∀`;) オヨヨ...」と思ったり。
客席は、1/3ぐらい埋まってたような。地元の人に愛されてそうな映画館。
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つい、コーヒー牛乳もなかを食べちゃったのでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/01/kamiyamaz/31/e7/j/o0320024014681691399.jpg?caw=800)
最初に「この人、何か嫌なことでもあったのかな… (´・ω・`)」と心配されそうなほどにあらすじを乱暴に書いておくと、舞台は1949年、冷戦下のポーランド。マズレク舞踊団のピアニストのヴィクトルが仲間とともに「歌と踊りの才能がある少年少女」を探していたところ、性的虐待をしてきた父親をブッ殺して執行猶予中のズーラが目に留まる→恋に落ちる→すっかり男女の仲に 川´∀`)(´∀`) オヨヨ その後は、社会主義政権に抑圧されることを嫌ったヴィクトルがズーラを誘って亡命しようとするも彼女は来てくれなかったり、パリで再会したり、一緒に暮らすことになってレコーディングしてみたり、ズーラがポーランドに帰っちゃったり、ヴィクトルもポーランドに帰ってみたら収容所に入れられたりと、すったもんだがありました 川´∀`)(´∀`) オヨヨ 最終的には、ズーラは政府高官のカチマレクと結婚していたので、夫の力でヴィクトルをシャバに出してあげまして。旅立った2人は廃墟の教会で結婚式を挙げて、十字路にたたずむのでしたーー。
この2人が15年の間にくっついたり別れたりする感じでしたよ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/22/kamiyamaz/da/f6/j/o0302022714682171595.jpg?caw=800)
もうね、本作のクオリティと完成度の高さについては、多くの人が絶賛されていて。尊敬する映画評論家の町山智浩さんは「圧倒的なエンターテイメント」なんて仰有っているし、是枝裕和監督は「極限まで省略された物語と抑制されたカメラワークにもかかわらず、全篇に湛えられるこの豊かさと艶やかさは、最早、マジックとしか⾔いようがない」なんて高評価だし、菊地成孔さんも「ホン・サンス等と並ぶ、<21世紀ヌーヴェルバーグ>の、異様なまでの傑作」とべた褒め状態。確かに「監督の両親のエピソードをベースに、実在するマゾフシェ舞踊団の要素を加えた」というストーリーはそこそこ面白かったし、「1950年代にポーランドで上映されていてもおかしくないルックを目指した」ということで採用されたモノクロ&スタンダードの画面は美しいし(前作「イーダ」
本作を観た人たちの気持ちを代弁する徳川光成を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/22/kamiyamaz/1b/e2/p/o0146028314682188313.png?caw=800)
ただ、ごめんなさい、僕はそこまでじゃないカナー (´∀`;) ハハハ いや、本作で何度も流れるポーランド民謡「2つの心」についてはとても良い歌だと思ったし、なんとなく「オヨネコぶーにゃん」を思い出したりもしたし、「収容所送りになっても構わないからズーラに会うためにポーランドへ戻る&収容所に入れられて音楽の道を断念せざるを得なくなっても笑顔」というヴィクトルの男気にはグッときたりしたんですが、しかし。とは言え、基本的にはアクション映画を好む僕的には、本作の主人公たちのような“芸術家肌の面倒くさい男女”がくっついたり別れたりするのって、結構どうでもよく感じちゃって。正直なところ、パリで痴話ゲンカをしていたあたりは「早く終わらないかな…」な〜んて思っちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ
収容されて丸坊主ながらも、ズーラの前ではさわやかな笑みを浮かべるヴィクトル。男らしいぜ!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/23/kamiyamaz/54/2d/p/o0295022714682198246.png?caw=800)
ちょっと「歯の状態を申告するジャック・ハンマー」を連想しました(「グラップラー刃牙」より)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191220/23/kamiyamaz/5e/a7/p/o0371022714682198269.png?caw=800)
一応、「2つの心」の動画を貼っておきますね↓
なんとなく「オヨネコぶーにゃん」のOPを貼っておきますね↓
そんなワケで、それなりには楽しみつつも、識者の方々ほど本作の良さがわからない自分にガッカリもした次第 (´∀`;) オヨヨ もうちょっと大人になったらいろいろと理解できるのかな…なんて文章を書いてみたものの、僕ったらもうすっかり47歳。伸びしろ、なさそうですな。おしまい。
すでに配信がスタート&ソフトも販売中だったり。
さまざまな賞を受賞したパベウ・パブリコフスキ監督の前作。観ない…かなぁ… (・ω・;) ウーン