あの日、着られなかった鎧の話(2019年9月19日のラジオ出演にまつわる備忘録) | 三角絞めでつかまえて2

あの日、着られなかった鎧の話(2019年9月19日のラジオ出演にまつわる備忘録)

なんとなく本部以蔵の画像を貼っておきますね(「刃牙道」より)。

 

 

先週、9月19日(木)、TBSラジオの「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」に出演してきました。「アトロク<ポップカルチャー基礎教養講座>今、あらためてテーブルトークRPGについて学ぼう特集」という「テーブルトークRPGがどういうものか?」を初心者向けに説明する特集であり、メインで話すのは「映画秘宝」や「ロフトプラスワン」などで活躍する多田遠志さん(「アトロク」にもよく出演する!)。僕は番組内でやる予定の実演パートのプレイヤーとして呼ばれた…ってな調子でございます(その時の心境に関してはこちらの記事に書きました)。今回、多田さんと打ち合わせを兼ねていろいろとお話させていただきましてね。「スゴい人は全員年上」的なイメージ(例えば、金田淳子先生が一つ下とか信じられないし、そもそも芦田愛菜さんは僕より年上ですよね?)を勝手に抱きがちな僕的には年齢が一緒で驚いたんですが、古くからのTRPG知識があるだけでなく、アメリカの状況&文化やら最新情報やらまで広く把握している…ってところがスゲェなと。

 

 

当日のTBSを貼っておきますね。

 

 

ちなみに、TRPGにどっぷりハマッていたころの僕が直接触れたのは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」「ストームブリンガー」「クトゥルフの呼び声」「ローズ・トゥ・ロード」「ルーンクエスト」といった程度だったんですが、もちろんすべてご存知でしてね(微笑)。さらに僕があまりプレイしなかった「トンネルズ&トロールズ」「火吹き山の魔法使い」はやったけど)やら「トラベラー」やら「ソード・ワールドRPG」やらの話題を振っても「1発殴ってみたらカウンターでペガサス流星拳を放ってくるレベルの猛者」であり、僕的には雑談するだけでも超楽しかったんですけれども。とは言え、放送でそんなマニアックな話をしても仕方ないし(平日の20時台に!)、さらに現在のカルチャーとの絡みを話さないといけないし、しかも実演パートが待っているというのもあって、放送作家の古川耕さんと多田さんったら、構成に関してはかなり四苦八苦されてましたヨ (´∀`) ヒトゴト

 

 

当日、タマフルミステリーメンのユーフォニア・ノビリッシマさんから花をいただきました… (ノω・、) アリガタイ

 

 

さて、あの日の放送に関しては、radikoやらTBSラジオクラウドやらで聴いていただければと思うのですけれども。僕はあの日、タッスルホッフ・バーフットとして、わずか十数分ながらも一緒に冒険をしたミンク・グレートLisaビッグキャットスピーディ、そしてダンジョンマスターたちとの間に<絆 -KIZUNA->を感じている番組の公式インスタにキャラシートがあります)。その前にテストプレイを一緒にしたADの津野さんだって「旅の仲間」だと思っている(キャラ名は忘れちゃいましたが)。プレイが途中で終わってしまったので、放送を聴いて物足りなさを感じた方もいるかもしれませんけど(汗)、あの程度のわずかな時間でも僕はとても楽しかったのです。

 

 

なんとなく、死闘後に花山薫との間に絆を感じている刃牙を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

今回、番組出演するにあたって「ストレンジャー・シングス」を一気に観て、昔のことを思い出したんですよ。シーズン3-3「消えたライフガード事件」の中の話ですが、女にうつつを抜かす主人公マイクは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に身が入らずにクソプレイをした挙げ句、「一生、地下でゲームをするつもり?(`∀´) マジカヨ」なんて言い放ちましてね(若干、誇張アリ)。言われたウィルは「そう信じてた!(TДT )」なんて答えるワケですけど、アタシもそう思ってた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

 

 

彼女とラブラブのマイクったら、こんなことを言いましてね(「ストレンジャー・シングス」より)。

 

ウィルの台詞が胸を打つ! そう、俺たちは信じてたんだ!

 

 

今まで「自分からTRPGをやめた」風に気取って生きてきましたが、よくよく思い出せば、みんな高校卒業と同時に環境が変わって、全然遊んでくれなくなったから「やらなくなった」のではなく「やれなくなった」んだった。高校2年ぐらいのころ、一番夢中になっていたKくんったら「大人になったら、アパートを一軒借りて、みんなで住めば、毎日プレイできるね!( ・∀・)」なんて言うからさ、僕は「おいおい、そんなペースじゃシナリオを書く暇がないじゃんヨ〜  (´∀`=) ンモウ!」とか嘯いてみたけど、本当はそんな未来を夢見てたし、結局、Kくんすらもやってくれなくなった時は「あなたと腕を組んで祭壇に上がる夢を見ていた私を!」気分だった(伝わりにくい文章)。


ところが、放送前、最近のTRPGの状況はどんなものかと神田のTRPGカフェ「Daydream」の扉を開いた時、お店には何人もの“心が折れなかったウィル”がいて。僕は過去の“弱かった自分”が恥ずかしくなったけど、それ以上にたくさんの仲間がいたことがうれしかった。当時、東京に行って見知らぬ人たちのプレイに混ざるのは精神的にかなりハードルが高くて、結局、諦めて生きてきましたが、7月にカネジュン先生と話した時、打ち合わせで多田さんと話した時、テストプレイした時、「Daydream」に行った時、店長の岡田篤宏さんにいろいろと教えていただいた時、そしてミンク・グレートがハーピーに襲われて絶命した時(勝手な展開)の気分は故郷に帰ってきたかのようで、なんていい気持ち、まるでアルデンテ。そりゃあ僕も家庭や仕事、そしてこのブログがあるため、すぐにどっぷりと浸れるワケではないんですけど、とりあえず来月から本格的にTRPGに復帰しようと思っているし、そんなキッカケをくれた「アトロク」には感謝しかないというね。

 

 

ちなみに放送の日は宇内さんが誕生日ということで、ケーキをいただきました。

 

 

な〜んて前向きかつ若干のキモさが漂う文章をダラッと書きましたが、一つだけ残念なことがありまして。今回出演するにあたって、宇多丸師匠と宇内アナが「ストレンジャー・シングス」を観ていたことから「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をプレイすることになったワケですけど、雰囲気作りとして新たなコスチュームを着て行ったら師匠も喜んでくれるかなと思って、チェインメイルの頭の部分(コイフ)だけ買ったんですよ(8424円)。それなのに、発送日時を読み間違えてしまい、到着したのが20日だったので、今、結局、着られなかった鎧が家にあるのでした。つーか、これ、どうすればいいのかな…。

 

 

驚くほど無駄な買い物しちゃったネー (´・ω・)(・ω・`) ネー

 

 

おしまい。