騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!(ネタバレ)

騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!



2019/日本 上映時間32分
監督:上堀内佳寿也
原作:八手三郎
脚本:山岡潤平
音楽:吉川清之
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:一ノ瀬颯、綱啓永、尾碕真花、小原唯和、岸田タツヤ、兵頭功海、金城茉奈、森田涼花、北原里英、佐野史郎、吹越満、森田涼花
声の出演:中田譲治、稲田徹
パンフレット:「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の同項参照
(あらすじ)
コウ/リュウソウレッドたちリュウソウジャーは、6500万年前の恐竜時代にタイムスリップし、リュウソウ族の祖先ヴァルマとその娘ユノと出会い、そこで太古の恐竜時代に隠されたリュウソウジャー誕生の秘密が明らかになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


いわゆる“夏の戦隊&ライダー映画”は取引先の特撮オタクの人と劇場で観るのが毎年恒例になっているだけでなく、一昨年に「宇宙戦隊キュウレンジャー」を観てからすっかりスーパー戦隊のファンになっている娘のマナ子(仮名/8歳)のリクエストもあったということで! 7月下旬の公開日に取引先の人と、その翌週の金曜日に娘と観てきました(2回とも劇場はユナイテッド・シネマとしまえん)。「まぁ、いいか (・∀・) シカタナシ」と思ったり。


今回は前売り券を3枚購入。特典は2種類ゲットしました(1個は娘にあげた)。


初日の2番スクリーン、観客は7割ぐらい。映画仲間のえすたかさんもこの回を観ていたっぽい。



最初にお話をザッと書いておくと、リュウソウジャーたちが福井県立恐竜博物館で展示を観ていたら、6500年前のリュウソウ族の女性ユノがやってきまして。父親のヴァルマがあまりにわからずや→ストレスが溜まった→始祖マイナソーを生み出してタイムスリップしてきたようで。今度はリュウソウジャーたちも一緒に6500年前にタイムスリップすると、ヴァルマと揉めたり、現代に戻ってきて始祖マイナソーを倒したり、その影響でまた過去に戻ったりと、てんやわんや。「隕石があまりに強大なため衝突すると間違いなく地球が消滅する」という状況下、コウはメラメラソウルを使ってヴァルマを倒す&他メンバーはヴァルマが開発したキシリュウジンで隕石を破壊して、めでたしめでたし。他メンバーは隕石の破壊で生じた“次元の歪み”で現代に戻るも、コウだけ取り残されるんですが、破壊された隕石の破片が衝突する際に生じる“次元の歪み”を利用して(この衝突が原因で恐竜が滅びたことになる)、現代に帰ってきましてね。「コウがヴァルマを改心させたことが、マスターたちに伝わって、自分たちにバトンが引き継がれてきた」ということで、「巡ってる (´∀`) ウフフ」なんて感じで、みんなで「ケボーン!リュウソウジャー」を踊って終わってましたよ、たぶん。


ということで、なんとなく「ケボーン!リュウソウジャー」を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、毎年恒例の“夏の戦隊&ライダー映画”では、戦隊の持ち時間が30分程度しかないので、壮大な話を作ると微妙な味わいになる印象があって。本作は“リュウソウ族のルーツ”を見せたかったみたいですけど、「① ヴァルマがリュウソウジャーの装備や騎士竜の原形を作った」「② ヴァルマが野望を抱いて地球の支配者になろうとする」「③ ヴァルマはリュウソウ族同士を戦わせて、地下シェルターに入る者を決めていた」「④ ユノが始祖マイナソーを生み出した」「⑤ 始祖マイナソーの能力で現代と過去を行ったり来たりする」「⑥ このまま巨大隕石が衝突すると恐竜が滅びるどころではなく、地球が消滅する」と描かれる要素が多めだったため、一つ一つが駆け足になってしまった印象。

特に⑥に関しては、ヴァルマも地球支配とか強者が生き残る云々を言っている余裕はないワケで。これを書くと身もフタもないんですが(汗)、「まずは話し合えばいいのに… (´・ω・`)」としか思えなかったんですよね。特に終盤はお芝居のテンションがシリアス寄りだった分、ごめんなさい、登場人物がバカっぽく見えた感はあります。その他、気になったことを書いておくと、非常に頑張ったと思われる「CGの恐竜たち」はなかなか安っぽくて切なくなったし(もっと人間と恐竜が共生している様子を観たかったけど、まぁ、無理ですよね)、「博物館には地球が消滅したって書いてなかった!」の台詞は笑ったし、さすがに“次元の歪み”の万能さはどうかと思ったし(なんでタイムスリップが6500年限定なんだよ)、コウがどうやって隕石の破片が降り注ぐ中で“次元の歪み”に飛び込んだのかも観たかったし(予算的に厳しいでしょうな)、森田涼花さんを起用するならもっと良い役を与えてほしかった…ってあたりですかね。


コウ、6500年後の現代で、こんな風に発見されるのかと思ってました(「範馬刃牙」より)。



ただ、前述しましたが、「30分程度しかないから仕方ない (・∀・)」という気持ちもあって。良かったところを書くと、ワンカット長回しの集団戦は頑張ってて好感が持てたし、撮影スケジュールの都合により夏映画では扱いが微妙な追加戦士を「博物館でナンパするだけ」という割り切った扱いにしたのは笑ったし、ユノ役の北原里英さんの「お父さんを…止めて」の芝居が無駄に上手くてグッときたし、何よりも娘が「面白かった!川*゚∀゚)=3」と満足していたので、甘めの70点という着地でございます。で、その後、続けて同時上映の「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」を観たんですけど、それはまた別のお話。




テレビシリーズのBlu-rayボックス(11月発売予定)。DVDは8月7日にリリースされます。



8月7日に発売されるキャラクターブック。ファンの人はどうぞ。



昨年の夏の戦隊映画。僕の感想はこんな感じ



人間と恐竜が共存する世界を描いたアニメ。僕の感想はこんな感じ