小さな恋のうた（ネタバレ）
小さな恋のうた
2019／日本 上映時間123分
監督：橋本光二郎
脚本：平田研也
製作：村松秀信、間宮登良松、町田修一、加太孝明、比嘉瑩、楮本昌裕、阿南雅浩、宮崎伸夫、久保田憲二、濱田健三、玻名城泰山、野崎真人
エグゼクティブプロデューサー：紀伊宗之
共同プロデューサー：飯田雅裕
企画プロデューサー：山城竹識、松本隆洋
プロデューサー：森井輝、小出真佐樹
アソシエイトプロデューサー：小杉宝
撮影：高木風太
照明：秋山恵二郎
録音：小松崎永行
美術：三浦真澄
装飾：小山大次郎
VFXプロデューサー：赤羽智史
衣装：小里幸子
ヘアメイク：佐野真知子
編集：西尾光男
音響効果：勝亦さくら
選曲：近藤隆史
音楽・劇中曲アレンジ：宮内陽輔
主題歌：MONGOL800
スクリプター：増田千尋
キャスティング：緒方慶子
助監督：吉村昌晃
制作担当：伊波あゆみ
制作担当応援：櫻井紘史
アシスタントプロデューサー：木戸大地
出演：佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア、金山一彦、佐藤貢三、中島ひろ子、清水美沙、世良公則、上江洌清作、儀間崇、高里悟
パンフレット：★★★（850円※劇場で売り切れていて通販サイトで買ったので実際は1550円／関係者のインタビューが多めで良し）
（あらすじ）
米軍基地のある沖縄の小さな町で、ある高校生バンドが人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観客たちを熱狂される実力をもった彼らは、東京のレーベルにスカウトされ、プロデビューすることが決まる。しかし喜びの矢先、ある悲劇が起こり、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに1曲のデモテープと米軍基地に住む1人の少女が現れ……。（以上、映画.comより）
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「ジャージー・ボーイズ」
のネタバレに触れているんですが、非常に良い映画なので、観てから読んで！
そりゃあ、もう僕も46歳のオッサンなワケですから（苦笑）、この手の青春映画にはあまり興味がなかったんですけれども。6月14日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、急遽観ることにしましてね。7月1日、渋谷TOEIにて、映画サービスデーを利用して1100円で観てきました（その後、「凪待ち」と「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」と「帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団」をハシゴ）。「感動したけれども… (･ε･)」と思ったり。ちなみに写真を撮り忘れちゃいましたが、たぶん観たのはスクリーン１で、20人ぐらいはいた記憶。
劇場のトイレにこんな注意書きがあってビックリした…って、どうでも良いですな。
まぁ、ちょっとバカの文章だと思って、適当に付き合ってくださいよ（苦笑）。ハッキリ言って、自分でも驚くほど感動しました。まず、若さ溢れる役者さんたちの瑞々しい演技が堪能できるだけでなく（「ちはやふる」シリーズの「机くん」役の森永悠希さんが出ててうれしかった！）、役者さんたち自身がしっかり演奏しているから、「スゲェな！Σ(ﾟдﾟ )」と。パンフによると、さすがに演奏は生音ではないそうですが（ただ、ちゃんと“彼ら自身が演奏した音”を使っているそうな）、ちゃんと演奏しているように見えたし、さらに主人公の真栄城亮多を演じた佐野勇斗さんのボーカルが素晴らしくてね…（しみじみ）。「今どきの音楽映画はゴマカシが効かなくなってるなぁ」なんて思いながら、超感心しましたよ。
「小さな恋のうた」のMVを貼っておきますね↓
で、それ以上にハートを掴まれたのが「MONGOL 800」の結成秘話ですよ。せっかく高校時代にメジャーデビューが決まっていたのに、親友の慎司（眞栄田郷敦）が交通事故で死んでしまって。バンドも解散かと思いきや、なんとその妹の舞（山田杏奈）が亡き兄のギターを引き継いでバンドに参加するから、なにこのイイ話！Σ(°д°;) ﾋｨ! 情弱で知られる僕でも、そりゃあ「あなたに」とか「小さな恋のうた」ぐらいは聴いたことがありましたが、それが「もう会えなくなった親友／兄に向けた歌」だったなんてビックリしたし、もうね、「『君の瞳に恋してる』には“亡き娘への想い”が込められていた」という「ジャージー・ボーイズ」のエピソードを連想して、感動が10倍界王拳。
正直なところ、「親友が死んだことを受け入れられずに記憶の一部を失う展開」は不要だと思ったし、沖縄が舞台→米軍基地問題の描き方も中途半端だったしと、微妙に感じたところもなくはないんですけれども。ラスト、ライブハウスで演奏してみれば、フロアの後ろでは亡き兄が見守ってくれていてね… (ﾉω･､し ｵﾆｲﾁｬﾝ 「このまま泣き続けることで、体内の水分を20パーセント以上失って死に至るのだろうな」と覚悟するほど涙が止まらなかったし、鑑賞直後は「今年ベスト！m9TДT) ﾋﾞｼｯ」と思うほどにハートを摑まれていた次第。
「あなたに」のMVを貼っておきますね↓
だがしかし！ 観た後に、パンフを読んだり、ネットで調べたりしてみれば、本作はフィクションだったというね (･ε･) ﾅｧﾝﾀﾞ 企画プロデューサーの山城竹織さんは「MONGOL800」メンバーの高校時代の後輩で、ずっと彼らの映像作品を手掛けてきたそうでして。そんな彼が“「MONGOL800」の名曲をモチーフに作り上げた青春映画”ってことなのです。そうよね、よくよく思い出したら、オリジナルの「小さな恋のうた」に女の子のコーラスなんて入ってなかったものね。ううむ、「映画の情報をなるべく入れない鑑賞スタイル」がアダになって、勝手に実話だと思い込んでいたという頭の悪さですよ。まぁ、何はともあれ、本作には１ミリも罪はないものの、すみません、すっかり感動が目減りしちゃったし、しかも鑑賞の翌々日に儀間崇さんの脱退が発表されたのもあって、なんとなく70点の評価に落ち着いたのでした。でも、最初からフィクションだと思って観ればスムースに感動できる良質の青春音楽映画だと思うので、興味がある方は観てみてくださいな。
本作がフィクションだということを知った時の僕はこんな範馬勇次郎顔でしたよ（「刃牙道」より）。
おしまい (･ε･) ﾅｧﾝﾀﾞ
11月13日にはソフトがリリースされるのです。
劇中のバンドが歌ったバージョンのデジタル盤。CD盤
もあります。
ノベライズも出ております。評判は良さげ。
今年公開された橋本光二郎監督作。こっちも歌がタイトルなのね (ﾟ⊿ﾟ) ﾍｰ
なんとなく思い出したクリント・イーストウッド監督作。僕の感想はこんな感じ。
2019／日本 上映時間123分
監督：橋本光二郎
脚本：平田研也
製作：村松秀信、間宮登良松、町田修一、加太孝明、比嘉瑩、楮本昌裕、阿南雅浩、宮崎伸夫、久保田憲二、濱田健三、玻名城泰山、野崎真人
エグゼクティブプロデューサー：紀伊宗之
共同プロデューサー：飯田雅裕
企画プロデューサー：山城竹識、松本隆洋
プロデューサー：森井輝、小出真佐樹
アソシエイトプロデューサー：小杉宝
撮影：高木風太
照明：秋山恵二郎
録音：小松崎永行
美術：三浦真澄
装飾：小山大次郎
VFXプロデューサー：赤羽智史
衣装：小里幸子
ヘアメイク：佐野真知子
編集：西尾光男
音響効果：勝亦さくら
選曲：近藤隆史
音楽・劇中曲アレンジ：宮内陽輔
主題歌：MONGOL800
スクリプター：増田千尋
キャスティング：緒方慶子
助監督：吉村昌晃
制作担当：伊波あゆみ
制作担当応援：櫻井紘史
アシスタントプロデューサー：木戸大地
出演：佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア、金山一彦、佐藤貢三、中島ひろ子、清水美沙、世良公則、上江洌清作、儀間崇、高里悟
パンフレット：★★★（850円※劇場で売り切れていて通販サイトで買ったので実際は1550円／関係者のインタビューが多めで良し）
（あらすじ）
米軍基地のある沖縄の小さな町で、ある高校生バンドが人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観客たちを熱狂される実力をもった彼らは、東京のレーベルにスカウトされ、プロデビューすることが決まる。しかし喜びの矢先、ある悲劇が起こり、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに1曲のデモテープと米軍基地に住む1人の少女が現れ……。（以上、映画.comより）
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「ジャージー・ボーイズ」
のネタバレに触れているんですが、非常に良い映画なので、観てから読んで！そりゃあ、もう僕も46歳のオッサンなワケですから（苦笑）、この手の青春映画にはあまり興味がなかったんですけれども。6月14日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、急遽観ることにしましてね。7月1日、渋谷TOEIにて、映画サービスデーを利用して1100円で観てきました（その後、「凪待ち」と「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」と「帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団」をハシゴ）。「感動したけれども… (･ε･)」と思ったり。ちなみに写真を撮り忘れちゃいましたが、たぶん観たのはスクリーン１で、20人ぐらいはいた記憶。
劇場のトイレにこんな注意書きがあってビックリした…って、どうでも良いですな。
まぁ、ちょっとバカの文章だと思って、適当に付き合ってくださいよ（苦笑）。ハッキリ言って、自分でも驚くほど感動しました。まず、若さ溢れる役者さんたちの瑞々しい演技が堪能できるだけでなく（「ちはやふる」シリーズの「机くん」役の森永悠希さんが出ててうれしかった！）、役者さんたち自身がしっかり演奏しているから、「スゲェな！Σ(ﾟдﾟ )」と。パンフによると、さすがに演奏は生音ではないそうですが（ただ、ちゃんと“彼ら自身が演奏した音”を使っているそうな）、ちゃんと演奏しているように見えたし、さらに主人公の真栄城亮多を演じた佐野勇斗さんのボーカルが素晴らしくてね…（しみじみ）。「今どきの音楽映画はゴマカシが効かなくなってるなぁ」なんて思いながら、超感心しましたよ。
「小さな恋のうた」のMVを貼っておきますね↓
で、それ以上にハートを掴まれたのが「MONGOL 800」の結成秘話ですよ。せっかく高校時代にメジャーデビューが決まっていたのに、親友の慎司（眞栄田郷敦）が交通事故で死んでしまって。バンドも解散かと思いきや、なんとその妹の舞（山田杏奈）が亡き兄のギターを引き継いでバンドに参加するから、なにこのイイ話！Σ(°д°;) ﾋｨ! 情弱で知られる僕でも、そりゃあ「あなたに」とか「小さな恋のうた」ぐらいは聴いたことがありましたが、それが「もう会えなくなった親友／兄に向けた歌」だったなんてビックリしたし、もうね、「『君の瞳に恋してる』には“亡き娘への想い”が込められていた」という「ジャージー・ボーイズ」のエピソードを連想して、感動が10倍界王拳。
正直なところ、「親友が死んだことを受け入れられずに記憶の一部を失う展開」は不要だと思ったし、沖縄が舞台→米軍基地問題の描き方も中途半端だったしと、微妙に感じたところもなくはないんですけれども。ラスト、ライブハウスで演奏してみれば、フロアの後ろでは亡き兄が見守ってくれていてね… (ﾉω･､し ｵﾆｲﾁｬﾝ 「このまま泣き続けることで、体内の水分を20パーセント以上失って死に至るのだろうな」と覚悟するほど涙が止まらなかったし、鑑賞直後は「今年ベスト！m9TДT) ﾋﾞｼｯ」と思うほどにハートを摑まれていた次第。
「あなたに」のMVを貼っておきますね↓
だがしかし！ 観た後に、パンフを読んだり、ネットで調べたりしてみれば、本作はフィクションだったというね (･ε･) ﾅｧﾝﾀﾞ 企画プロデューサーの山城竹織さんは「MONGOL800」メンバーの高校時代の後輩で、ずっと彼らの映像作品を手掛けてきたそうでして。そんな彼が“「MONGOL800」の名曲をモチーフに作り上げた青春映画”ってことなのです。そうよね、よくよく思い出したら、オリジナルの「小さな恋のうた」に女の子のコーラスなんて入ってなかったものね。ううむ、「映画の情報をなるべく入れない鑑賞スタイル」がアダになって、勝手に実話だと思い込んでいたという頭の悪さですよ。まぁ、何はともあれ、本作には１ミリも罪はないものの、すみません、すっかり感動が目減りしちゃったし、しかも鑑賞の翌々日に儀間崇さんの脱退が発表されたのもあって、なんとなく70点の評価に落ち着いたのでした。でも、最初からフィクションだと思って観ればスムースに感動できる良質の青春音楽映画だと思うので、興味がある方は観てみてくださいな。
本作がフィクションだということを知った時の僕はこんな範馬勇次郎顔でしたよ（「刃牙道」より）。
おしまい (･ε･) ﾅｧﾝﾀﾞ
11月13日にはソフトがリリースされるのです。
劇中のバンドが歌ったバージョンのデジタル盤。CD盤
もあります。
ノベライズも出ております。評判は良さげ。
今年公開された橋本光二郎監督作。こっちも歌がタイトルなのね (ﾟ⊿ﾟ) ﾍｰ
なんとなく思い出したクリント・イーストウッド監督作。僕の感想はこんな感じ。
