ファイナル・スコア(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ファイナル・スコア(ネタバレ)

※今回の記事は、映画とは関係のない文章がダラッと垂れ流されているので、ちゃんとした感想を読みたい方は気をつけて!

<僕が本作を栃木まで観に行った事情について>

僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。


“元プロレスラーのアクションスター”としてデイヴ・バウティスタのことは常に応援したいし、昨年観た彼の主演作「ブッシュウィック 武装都市」はそこそこ面白かったし、B級アクション映画を愛好する身としては映画館に足を運んであげたい気持ちがあって。Twitterを相互フォローしているそちゃさんにもオススメされていたのもあって観る気マンマンだったのに、5月半ばにふと気付いてみれば、都内の上映がすっかり終わっていたというね… ('A`) イヤン そりゃそうだよな、パンフレットが作られない規模のアクション映画だもの、4月12日の公開から1ヵ月以上も上映されるワケがないよね。公式サイトの劇場情報をチェックしてみると、一番近い劇場は栃木県の小山シネマロブレ前に「おじいちゃんはデブゴン」「スキップトレース」を観に行ってますが、自宅からの電車賃が片道1300円&約2時間かかるとなれば、ソフトリリースや動画配信を待てばいいかな… (´∀`;)」と思わなくもなかったんですけれども。僕にはどうしても劇場で観なくてはならない理由があったのです。

気が付いた時は、栃木以外の上映館は兵庫しかなかったというね…。


それは4月下旬に参加した映画駄話会でのこと。4月公開作の話の中で本作が出てきたので、僕は「まだ観てないんですけど、スタジアム版『ダイ・ハード』って感じの映画みたいですよ」なんて失言をしてしまったんですね…。いや、配給会社自体がそんな風に宣伝しているし、何も間違っていないと思う方もいるかもしれませんが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。そもそも1995年にピーター・ハイアムズ監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演で制作されたアクション映画「サドン・デス」こそがスタジアム版「ダイ・ハード」として知られる作品なのだから、僕はヴァン・ダムファンとして胸を張って「バウティスタ版『サドン・デス』って感じみたいですよ」といった説明をすべきだった。でもね、「伝わりにくいかも」と勝手に忖度して、そのひと言が僕には言えなかった…。僕には言えなかったんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

ファンとしてはこの宣伝文句に抗議する級の“ハートの強さ”が必要なのではないか(a.k.a.クレーマー)。


だから、遅くはなってしまったものの、ちゃんと劇場で観て、なるべく早く感想をアップして、多くの人に伝えようと思って。「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」ということをみんなに伝えようと思って。徹夜で仕事を処理して迎えた5月24日(金)、14時過ぎに会社を出発→16時過ぎに小山に到着すると、「フラッフィパンケーキ小山店」ラクレットチーズパンケーキを食べてから、小山シネマロブレに向かいましてね。2番スクリーンで7人の観客と一緒に、劇場で売られていた「リアルゴールド ウルトラチャージ」を飲みながら鑑賞したのでした。

念のため、「サドン・デス」の予告編を貼っておきますね↓










ファイナル・スコア



原題:Final Score
2018/イギリス 上映時間105分
監督:スコット・マン
製作:マーク・ゴールドバーグ、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ジェームズ・ハリス、マーク・レーン、デイブ・バウティスタ、ジョナサン・マイスナー
製作総指揮:デビッド・サリバン、エリザベス・ウィリアムズ、ザカリー・アドラー、ウィリアム・V・ブロミリー、ネス・サバン、シャノン・ベッカー、ジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ヤンガー、スティーブン・シュウ・Jr.、マーク・キャントン、コートニー・ソロモン、アリアンヌ・フレイザー、デルフィーヌ・ペリエ、ヘンリー・ウィンタースターン
脚本:デビッド・T・リンチ、キース・リンチ、ジョナサン・フランク
撮影:エミール・トプゾフ
美術:マシュー・バトン
衣装:ライザ・ブレイシー
編集:ロブ・ホール
音楽:ジェームズ・エドワード・バーカー、ティム・デスピック
出演:デイブ・バウティスタ、ピアース・ブロスナン、レイ・スティーブンソン、アレクサンドラ・ディヌ、ララ・ピーク、アミット・シャー、ジュリアン・チョン、マーティン・フォード
パンフレット:なし
(あらすじ)
かつて米海軍特殊部隊の精鋭として活躍したマイケル・ノックス(デイブ・バウティスタ)は、亡き戦友の故郷であるロンドンを訪れた。ノックスのことを実の伯父のように慕う戦友の娘ダニー(ララ・ピーク)は、父を亡くして以来荒んだ生活を送っていたが、一緒に足を運んだサッカー観戦のスタジアムで久しぶりに笑顔を見せ、その様子にノックスは胸をなでおろす。しかし、そんなささやかな幸せな時間の裏で、スタジアムでは3万5000人の超満員の観客を巻き込む、大胆なテロ計画が進行していた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「意外とイイじゃん!(°∀°)b ナイス!」と思ったり。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



映画が始まる前に「木の花塗装」という地元企業のCMが流れていた…なんてことは置いとくとして。簡単にあらすじを書いておくと、主人公の軍人マイケル(デイヴ・バウティスタ)は、自分のせいで死んでしまった戦友の娘ダニー(ララ・ピーク)と一緒にサッカーを観に行ったところ、亡命したロシアの革命家ディミトリ(ピアース・ブロスナン)も観戦中であり、その弟アルカディ(レイ・スティーヴンソン)が兄を奪還するためにスタジアムを占拠&爆弾を仕掛けたから、さぁ、大変!Σ(゚д゚;) ナンダッテー はぐれたダニーを探していたら偶然陰謀を知ってしまい、事件に巻き込まれたマイケルは、スタジアムの職員ファイサル(アミット・シャー)と協力して、あーだこーだと戦った挙げ句、ダニーの殺害を迫られたディミトリは自殺しちゃうものの、テロリストを皆殺しにして、めでたしめでたしってな調子で終わってましたよ、たぶん。


アルカディ率いる武装集団がスタジアムを占拠したのは…。


亡命して整形していた兄ディミトリを捕まえるためでしてね。


軍人マイケルが巻き込まれてしまう…という超ありがちな話なのです(字幕では「姪」となっていますが、劇中では違う)。



ハッキリ言って、全然期待してなかったというか、僕的には「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」ということを伝えるキッカケになればいい程度の思い入れだったんですが、予想以上に面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! いや、そりゃあ本作の粗はそれなりにあって、特にイギリス政府に事件が発覚したにもかかわらず武装集団に一切の迷いがないのはどうかと思ったし(あまりにノーフューチャーすぎでは?)、ピアース・ブロスナンが思いのほか活躍しないのは残念だったし、人質交換の際にバウティスタが入れ替わっているくだりは「さすがに気付くんじゃないかな (゚⊿゚)」と思ったし、最後のアルカディの逃走方法の雑さにはビックリしましたが(死んだと思わせたくせに、人質を叫べる状態で連れて逃げるってさぁ…)、全体的には勢いのあるアクションのつるべ打ちに満足したというか。僕的にはスタジアム内のバイクチェイスシーンが好きでしたね〜。職員ファイサルが観客を避難させるために「アラーは偉大なり!」と叫ぶシーンは笑ったし、ラストでダニーが見せる「頭を使え」(=後ろへの頭突き)も悪くなかったですよ(まぁ、映画序盤で見せる護身術が終盤で生きる展開は「あるある」ですがー)。


ファイサルは「ダイ・ハード」モノの定番である「異人種の協力者」キャラなのです。



「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」なんてことをアピールすることばかり考えていた僕ですけど(苦笑)、実際に厨房での戦闘シーンは「サドン・デス」オマージュだと思うんですが、どうでしょうか。近年、アクション映画の敵役として注目を集める203センチ140キロの巨人マーティン・フォードとバウティスタが厨房で繰り広げる超重量級バトルはド迫力のひと言で、最後の「油の中に落ちたナイフを拾って勝つ!」というオチも気が利いてて好きでしたね〜。それと、「ヒャッハー!」感溢れる女テロリストを演じたアレクサンドラ・ディヌも良かったです。ううむ、過去に観ていたアクション映画「ザ・トーナメント」と比較すると、スコット・マン監督はずいぶん腕を上げたのではないでしょうか。バウティスタを含めて有名な俳優が出ているにもかかわらず、微妙に面白くなさそうなジャケットの「タイム・トゥ・ラン」も少し観たくなった次第。


マーティン・フォード、これからもいろいろなアクション映画に起用されてほしいものです。


アレクサンドラ・ディヌのアグレッシ部振りは「サボタージュ」のミレイユ・イーノスを連想いたしました。



スコット・マン監督の公式インタビュー動画を貼っておきますね↓ これからも頑張って!




そんなワケで、鑑賞前は期待値低めというか、むしろ「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』ですYO!m9`Д´) ビシッ」といった文章をブログに書くことばかり考えていたものの、実際に観てみれば予想以上に面白かったので、なかなかオトクな気分になりましたヨ (°∀°)b ヨカッタ! 「午後ロー」で放送されたら間違いなく盛り上がるだろうし、この手のアクション映画が好きな人ならチェックしてみても良いんじゃないかしらん。鑑賞後、小山の「エニタイム・フィットネス」で筋トレをした後(都内と違って、マシンが充実しててビックリ!)、隣接されていた「いきなり!ステーキ」でヒレステーキを食べたことも含めて、とても良い映画体験でした。何かを見逃した時は、また小山シネマロブレに行きたいなぁと思っております。


ということで、小山に行った日のgifを貼っておきますね。良い思い出になりました。



おしまい。




デジタル盤のサントラがありましたよ。



昨年観たデイブ・バウティスタ主演作。僕の感想はこんな感じ



バウティスタも出ているスコット・マン監督作。出演者は豪華なのにジャケットの雰囲気が安っぽい… (`Δ´;) ウーン



劇場で観ていたスコット・マン監督作。僕の感想はこんな感じ



ピーター・ハイアムズ監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。みんな、観てみて!