ドラゴンボール超 ブロリー(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ドラゴンボール超 ブロリー(ネタバレ)

ドラゴンボール超 ブロリー



2018/日本 上映時間100分
監督:長峯達也
原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山明
作画監督:新谷直大
美術監督:小倉一男
色彩設計:永井留美子
特殊効果:太田直
CGディレクター:牧野快
音楽:住友紀人
主題歌:三浦大知
製作担当:稲垣哲雄
声の出演:野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖、島田敏、久川綾、古川登志夫、草尾毅、山寺宏一、森田成一、宝亀克寿、水樹奈々、杉田智和、渡辺菜生子、銀河万丈、
大友龍三郎、桐本拓哉
パンフレット:★★★★(720円/通常版を購入。スゴロクやシール、貼るためのページまで付いていて、子どもなら満足するだろう充実の一冊)
(あらすじ)
「力の大会」が終わり、宇宙にはまだまだ見たことのない強者がいることを知った悟空は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に、見たことがないサイヤ人のブロリーが現れる。地獄から再び舞い戻ったフリーザを巻き込み、悟空、ベジータ、ブロリーという3人のサイヤ人の壮絶な戦いが始まる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作については、結城了さんによる「ドラゴンボールをよく知らない人の、映画『ブロリー』感想」が面白かったので、読んでみて!

まったく観る気はなかったんですけど、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」にて、「快適生活」の“アサルト型MC”村井忠大さんが本作を激推ししてまして。さらにツイッターの評判も良いから、いつの間にか「気になるアイツ (・ε・)」なんて気分になっちゃった…というありがちなパターン。忙しくなる予定だった案件が延び延びになってヒマだったし、「ちょうど1ヶ月フリーパスを持っていた→タダで観られる!(o^-')b ヤッタネ」ということで! 1月下旬某日、TOHOシネマズ錦糸町・楽天地で鑑賞してきました(その後、「マイル22」と2回目の「暁に祈れ」をハシゴ)。「マジかァーーッッ!(°д°;)」とビックリしましたよ。


楽天地シネマがTOHOシネマズ錦糸町・楽天地になってました。


12番スクリーン、観客は10人ぐらいでした。



最初に「僕と『ドラゴンボール』」について書いておくと、連載が始まった時は小学生で、まぁ、リアルタイム世代ではあって。当時は毎週「週刊少年ジャンプ」を読んでいて普通に好きだったし、楽しみにしてました。アニメに関しては、話が進まないわ、同じシーンばっかりだわと、あまり好きじゃなくて(主題歌やエンディングテーマとかは好き)、完全にコミック派でしたよ。ただ、連載に関しても「フリーザ編」の後はあまり乗れなくて、最後の方は惰性で読んでましてね。で、「魔神ブウ編」の続きを描いているという「ドラゴンボール超(スーパー)」はノーチェックであり、興味もなかった…ってな調子。


テレビアニメが放送されていたことも知らなかった…という情弱振り (´Д`;) スミマセン




だから、いくら評判が良かろうとあまり期待していなかったんですけど、良い意味で予想を裏切られました。上映時間が100分あるうち、最初の約30分間は「41年前、惑星ベジータから追放され、小惑星バンパでサバイブすることになったサイヤ人の天才少年ブロリーとその父パラガス」「フリーザによる惑星ベジータの破壊」「舞台は現代に戻って、『オラ、強くなりてぇ』と修行する悟空とベジータ」「フリーザ軍のチライとレモによってブロリー親子が救出される」「サイヤ人への怒りに燃えるパラガスを利用して、地球にあるドラゴンボールを入手しようと画策するフリーザ」などが描かれましてね。で、父親の命令により、ブロリーがベジータと戦い始めると、なんと60分間、ほぼ戦闘シーンだけだったから、「マジかァーーッッ!(°д°;)」と(残り約10分はエピローグとエンドクレジット)。ラジオ番組で村井さんがそんなことを言ってた時は「そんな映画があるか ( ゚д゚)、ペッ」とまったく信じてなかったんですけど(失礼な文章)、本当にその通りだったので、口がアングリ状態だったというね。


映画開始から約30分以降は、この人(ブロリー)が大暴れするので…。


この人(悟空)とこの人(ベジータ)が立ち向かったり…。


この人(フリーザ)がボコられたりする…って感じなのです。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する深町元一を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



しかも、単に戦闘がダラダラ続くのではなく、ブロリーとの対戦相手を「ベジータ→悟空→フリーザ→ゴジータ」と変えたり、パワーアップ描写を何度も入れたりと、しっかり飽きないように工夫してまして。空中を飛びまくって殴ったり蹴ったりビームを出したりと、手を変え品を変えながらド派手なバトルを繰り広げるのだから、たまりませんよ(微笑)。ハッキリ言って、「僕がテレビアニメの時に観たかったバトル描写がそこにあった」というか、「これを見たかったのだッッ!(°∀°;)」と大人げもなく興奮いたしました。それと、何度もあるパワーアップ描写も感心したというか。ブロリーが怒り状態→スーパーサイヤ人化→スーパーサイヤ人フルパワーになったりする中、悟空とベジータも「スーパーサイヤ人ゴッド」になったり、「スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人」になったり、最終的にはフュージョンで合体して「ゴジータ」になったりと、とにかく過剰であり、こんなに面白いインフレバトルは初めて観たと思ったり。


「地球がもたないだろ」的なバトルが延々と続いてましたよ。


僕の気持ちを代弁する内海旬三警視総監を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
これを見たかったのだッッ


一応、オチを書いておくと、ゴジータがブロリーを追い詰める→ブロリーが毒親に育てられて可哀想&本当はいい奴なのを知っているチライがドラコンボール使って小惑星バンパに逃がす→悟空がテレポーテーションしてきて食料とかを与えて「また戦おうな (・∀・)」ってなムードで終わってましたよ、たぶん。結城了さんもブログで書かれていましたが、「悟空とベジータとブロリー」という境遇が違う3人のサイヤ人のドラマを掘り下げることだって出来たと思うんですけど、そこを一切捨ててバトルに特化した潔さは本当にスゴいなぁと。

とは言え、野沢雅子さんのバーダックの声は「大人の声」に聞こえなくて違和感を感じちゃったし(悟空は大丈夫なんですがー)、そもそも僕的にはもう「ドラゴンボール」自体がそれほどストライクではないので70点。今回、僕が本作に面白さを感じた理由として、「ああいうインフレバトルを久しぶりに観た」という点も大きかった気がするので、新作が公開されても観に行くことはないと思いますが、本作を観たことはとても良い映画体験でした (・∀・) ヨカッタ! 現在、なんと「世界興収が1億ドルを突破した」なんてニュースが流れるほど全世界で大ヒットしているし、まだロングラン上映されているのでね、興味がある人は観ておくと良いザンス。


映画が楽しかったので、つい「かめはめ波風味のプロテイン」を買っちゃった♪ (´∀`=) エヘヘ


味はパイナップルっぽい。波動拳風味の方が好きカナー。



おしまい。




サントラでございます。三浦大知さんの主題歌も入っているのはいいね!



こちらは主題歌のみだけど、さまざまなバージョンが収録されております。



ノベライズがありましたが、書くことあるのかな…。



一応、ハリウッド実写版も貼っておきますね。未見だし、一生観ないと思います。