戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(ネタバレ)

戦狼 ウルフ・オブ・ウォー



原題:戦狼2 Wolf Warrior II
2017/中国 上映時間123分
監督・製作総指揮・脚本:ウー・ジン
脚本:クン・ドン
撮影:ピーター・ゴウ
編集:チュン・カーファイ
アクション監督:サム・ハーグレーブ、ウォン・ワイ・レオン
出演:ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド、ウー・ガン、チャン・ハン、ユー・ナン
パンフレット:なし
(あらすじ)
かつて特殊部隊に所属していた退役軍人レン・フォンは残りの人生をアフリカの地で過ごすため旅立つが、到着した途端に現地で内戦が勃発してしまう。一度は戦火を逃れたものの、レン・フォンは元軍人としての義務感や正義感を捨てることができず、内戦下に取り残された同胞を助けるために再び戦地へと身を投じる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

「2018年1月公開で観たい映画の覚え書き」を書くために1月公開の新作映画をチェックしていたら、中国で大ヒットを飛ばしたという本作の存在を知りまして。「これは観なくては!」と思い、まずは前作にあたる「ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊」Netflixで観た…というのは12月下旬の話。で、仕事がスゲー忙しかった1月中旬=1ヵ月フリーパスの最後の日、TOHOシネマズ錦糸町にて鑑賞いたしました。なかなか楽しかったザンス (・∀・) マァマァ


3番スクリーン、15人ぐらいは入っていたような。
3番スクリーン


もうね、「タンカーを襲ってきた海賊を水中で全員ぶちのめす」という「キャプテン・フィリップス」がかすむオープニングからイイ感じであり、“前作で命を落とした兵士の家族”を地上げしようとするヤクザを蹴り殺して刑務所に入る潔さにもグッときましてね。お話は、恋仲だったユー・ナン演じる上官が任地のアフリカで殺害されたので(回想シーンで、ウー・ジンが直接見ていないハズの場面が映ったりするのはご愛敬)、彼女を殺した“特殊な銃弾”を手掛かりに敵を探しながら働いていたところ、内戦が勃発→中国系移民や現地の人たちを守るために戦う…ってな調子なんですが、とにかくウー・ジンのワンマン・アーミー振りがスゴイのひと言。それなりにはダメージを負ったり、エボラ出血熱っぽい疾病に罹患して死にかけたりするし、最後の最後は中国軍のミサイル攻撃に助けてもらって勝つんですけど、ウー・ジン&老兵ホー(ウー・ガン)&工場の生意気な御曹司イーファン(チャン・ハン/でも途中でイイ奴になる!)のわずか3人で敵の軍隊を相当数倒しちゃうのでね、「今どきこんなワンマン・アーミーが観られるとは… (`Δ´;) ヌゥ」と冷や汗が流れましたよ。


「反乱軍1万人」は盛りすぎですが、わずか3人でかなり健闘するので、ビックリしました。


クライマックスのフランク・グリロとのタイマンもカッコ良かったですな〜。



その他、序盤の市街戦だってスゴかったし、戦車とのバトルも面白かったし、基本的に好みのタイプではあるんですけれども。ラストに中国のパスポートとともに「中国は国民を見捨てない」みたいなテロップが出たりする「中国バンザイ!」的な愛国ムードは苦手かなぁと。なんて言うんですかね、「軍隊賛美映画」ってただでさえ少し気持ち悪い雰囲気が漂いがちな上に、そもそも中国は自国民の人権をないがしろにしているイメージが非常に強いだけに、ちょっと居心地が悪くなったというか。ごめんなさい、「お前が言うな」って思っちゃった!(*ノ▽ノ) キャッ まぁ、「ウー・ジンが“ユー・ナンが殺害される直前の動画”を見る」という続編を作る気マンマンのラストだったということで、一応、3作目が公開されたらまた劇場に足を運ぶと思いますがー。何はともあれ、アクション自体は全体的に派手&勢いがあって愉快だったので、アクション映画が好きな人なら要チェックじゃないかしらん。




前作にあたるウー・ジン主演&監督作。僕の感想はここの5本目



劇中に出てきた“特殊な銃弾”のペンダントが売ってましたよ。人気あるのね〜 (゚⊿゚) ヘー