カンフー・ヨガ(字幕版、吹替版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

カンフー・ヨガ(字幕版、吹替版)(ネタバレ)

カンフー・ヨガ(字幕版、吹替版)

カンフー・ヨガ

原題:功夫瑜伽 Kung Fu Yoga
2017/中国、インド 上映時間107分
監督・製作・脚本・アクション指導:スタンリー・トン
製作:バービー・トン
製作総指揮:チー・ジェンホン、ジャッキー・チェン、ワン・ウェイ
アクション指導:ジャッキー・チェン、ウー・ガン
出演:ジャッキー・チェン、アーリフ・リー、レイ、ソーヌー・スード、ディシャ・パタニ、アミラ・ダスツール、エリック・ツァン、チャン・グオリー、ムチミヤ
パンフレット:★★☆(720円/江戸木純さんとくれい響さんのコラムは超タメになるけど、内容は薄め)
(あらすじ)
中国・西安市の博物館に勤務する名高い考古学者ジャック(ジャッキー・チェン)は、同じく考古学者でヨガの達人でもあるインド美女のアスミタ(ディシャ・パタニ)から歴史に隠された失われた財宝探しを持ちかけられる。約1000年前にインドと中国の間で起きた混乱の中で消えてしまった財宝を探すため、中国、インド、ドバイ、アイスランドと世界を巡っていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※Twitterで相互フォローしている蟹さんからのご指摘で、間違えていた役者名を修正しました(1/8)

ジャッキー・チェンの“久しぶりの正月映画”ということで(“信用できる映画ライター”くれい響さんのパンフのコラムによると「アクシデンタル・スパイ」以来だとか!)、新年1発目の感想は本作に決めていた…なんて目論見はどうでも良いとして。基本的に「ジャッキー主演作は劇場で観る主義」であり(昨年、「レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー」を見逃したのは猛省!)、特典が付いていたこともあって、前売り券を購入。12月下旬、TOHOシネマズ新宿にて1ヵ月フリーパスを利用して字幕版を観てから、年明けに新宿バルト9で吹替版を鑑賞いたしました。「ジャッキー、ありがとう (´∀`=) スキヨ」と思ったり。


今年から感想に前売り特典も貼っておこうと思いまして。本作はタオルでした
前売り特典のタオル

封切り間もないこともあってか、ほぼ満席だったから結構ビックリ。
11番スクリーン

吹替版も朝イチの回ながら半分ぐらいは埋まってましたよ。人気あるのね〜。
シアター1


本作は中国でジャッキー映画史上最大のヒットを記録したそうで、実際に観てみれば、老若男女が楽しめる間口の広い作りというか。「サンダーアーム/龍兄虎弟」から始まった“お宝探し路線”であり、同じスタンリー・トン監督と組んだ「THE MYTH 神話」の考古学者も連想させる感じ…というか、まぁ、いつものジャッキーですよ(微笑)。例によって、人が死なないムードの作風の中、コミカルなお宝争奪戦が繰り広げられましてね。僕的には、映画序盤でジャッキーが木人を使ったトレーニングを見せるシーンとか、ソーヌー・スードとのタイマンでさまざまな型を披露するあたりが好みでした (・∀・) ヨカッタ!


ジャッキーが木人でトレーニングする姿を見るだけで、ちょっとテンションが上がりますよね。
木人トレーニング

ラストバトル、敵役のソーヌー・スードが“ヒジ打ち中心の剛拳”って感じで、なかなか面白かったです。
ソーヌー・スードとのバトル


ちょっと不満を書くと、パンフを読むと、金がスゲーかかっていたりとか、思ったほどCGに頼ってなかったりしたことがわかるんですが、それらを感じさせないほど映像が全体的に“親しみやすい”(チープともいう)のは、良くも悪くもジャッキー映画…ってことなんでしょうか。それと、脚本のグダグダ感には目をつむるとしても(「冒頭のCG歴史絵巻がムダに長い」とか「採掘業のオッサンはどこに…」とか「悪人野放しすぎ」とか書くとキリがない)、本作では勝敗が“その後の展開”に直結していない戦闘がいくつかあって、微妙にスッキリしなくて。例えば、氷の洞窟での戦闘はジャッキーたちが有利だったハズなのに、いつの間にか捕まっていたのは、ちょっとイラッとしましたよ。そして、何よりもガッカリしたのは、ヨガ要素があまりないこと。僕はもっと「中国武術とヨガが合流→これがカンフー・ヨガだッ!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ ウォォォォォッ!」なんて奇跡を期待していたので、かなり拍子抜けいたしました。


もっとこんな風に中国武術とヨガが“合流”するのかと思ってた…という作成に5時間かかった雑なコラージュ。
中国武術とヨガの合流


とは言え、僕的に超ストライクだったのがラスト。「寺院の地下に巨大な黄金の仏像を発見→ジャッキーとラスボスのバトルが勃発→地元の僧侶や信者が訪れて、なんとなくノーサイド」という感じで、最後の最後に予告編で流れていた“群舞シーン”に突入するんですが…(くれい響さんのコラムによると、バックに流れていたのは「THE MYTH 神話」の主題歌のボリウッドアレンジだとか (゚д゚;) キヅカナンダ)。なんかね、楽しそうに踊るジャッキーの姿を観ているとハートがホッコリしてきたというか、「そういえばジャッキーの笑顔が見られるだけで十分だった… (ノω・、) グスン」と、ジャッキーの大切さにあらためて気付かされて、大粒の涙があふれた次第。


ジャッキーが楽しそうに舞い踊る姿を観ていたら…。
最後のダンス

ふと、若かりしころのジャッキーを思い出したりしてね(「酔拳」より)。
酔拳のジャッキー

僕はすっかり松本梢江のような気持ちにもなったのでした(「バキ」より)。
あなたは何一つ変わってない


そんなワケで、ちょっと文句も書いたりしましたが(苦笑)、ジャッキーへの感謝の念がわき上がる良い映画でした (´∀`=) アリガトウ ちなみに、吹替版も“お馴染みなテイスト”でとても楽しかったです。新春早々、縁起が良い気分になれる作品なのでね、興味がある方はぜひ観てみてくださいな。




スタンリー・トン監督×ジャッキー主演作。ごめんなさい、全然覚えてないです (ノ∀`) エヘヘ



昨年観たレニー・ハーリン監督×ジャッキー主演作。僕の感想はこんな感じ



まさかジャッキーが出演しているとは夢にも思わなかったレゴ映画。レンタルが始まったら観るか… (・ω・;) ウーン



カンフーとヨガが戦う映画…って紹介は正しいのだろうか。