ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(ネタバレ)

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る※追記しました(3/10)

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る

2015/日本 上映時間107分
監督・撮影・編集:八木景子
録音:中山勇毅
音楽コーディネーター:加藤斉昭
ナレーション:ラッセル・グドール
出演:ルイ・シホヨス、リック・オバリー、森下丈二、諸貫秀樹、デビット・ハンス、サイモン・ワーン、ラーズ・ワロー、米澤邦男、島一雄、小松正之、山村和夫、梅崎義人、中平敦、三軒一高、宇佐川彰男、堀端勝之
パンフレット:★★(700円/データ記事には出典を付けた方が良いと思います)
(解説)
日本のイルカ漁を批判的に描き、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」への反論として製作されたドキュメンタリー。これが初監督作品となる八木景子が、「ザ・コーヴ」の舞台にもなった和歌山県太地町に長期滞在し、元捕鯨師や町長など現地の人々へインタビューを敢行。その一方で、「ザ・コーヴ」の監督ルイ・シホヨスや主演リック・オバリー、イルカ漁の時期に太地町に現れる反捕鯨活動家たちにも話を聞き、さまざまな立場の意見を取り入れながら、捕鯨に関する問題を掘り下げていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※この映画に関しては、カゲヒナタさんのブログがわかりやすい&リンクなども張ってあるので、そっちをぜひ読んで!
※今回の記事に関しては、この映画が好きな人は不快になると思うので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「X-ミッション」のネタバレに触れているので、気をつけて!


『ザ・コーヴ』へのアンサーとして、日本人監督が映画を撮った」ということで、非常に興味を持ちまして。一応、「クジラコンプレックス:捕鯨裁判の勝者はだれか」のkindle版を読んで勉強してから、3月1日=映画の日ケイズシネマで観て来ました。「決して悪い映画ではないんです!ヽ(´Д`;)ノアァン」と思ったり。


久しぶりのケイズシネマ。映画の日を利用して1000円で観ました ( ̄ー ̄) ニヤッ
毎月1日は映画サービスデー

ロビーには記事の切り抜きがあったりして。ちなみに、劇場はほぼ満員でしたよ。
ケイズシネマの記事の切り抜き

kindle版があったので、鑑賞前はこんな本を読んでみました。勉強になりましたよ~。
クジラコンプレックス


「太陽と黒潮と鯨の町」なんてドキュメンタリーが撮られていたり(こちらのブログ経由で知りました)、「ハーブ&ドロシー」で知られる佐々木芽生監督が撮ろうとしていたりするみたいですが、まず、『ザ・コーヴ』へのアンサーとしての劇場用長編映画を自主製作した」ということだけでも感心しましたよ。しかも、世界に向けて発信するということで、ちゃんと英語のナレーションや字幕を入れたりして、そういう手間を掛ける姿勢もスゲー偉い。八木景子監督は、今回が初めての映画製作だったようですけど、彼女の情熱は素晴らしいです。映画終了後、本人のトークショーがあったんですが、その“熱さ”がビンビン伝わってきたというか、決して悪い人じゃないんだろうなと。


とりあえず「太陽と黒潮と鯨の町」を貼っておきますね↓




ただ、映画としてはちょっと… (´・ω・`) ウーン 「ザ・コーヴ」でのシーシェパードの主張にツッコミを入れたり、作品内でインスマスのような扱いを受けた太地町と町に住む人々の普通の姿を映したり、彼らの意見を流したりするあたりはスゲー良かったんですよ。ところが、映画が進むにつれて焦点がぼやけてしまって、最終的には「反日」「人種差別されてる」といった陰謀論めいた内容が中心になるから辟易したというか…(そういう要素がゼロとは思いませんが、そう単純な話でもないのでは)。


なんとなく「未知との遭遇」の“「私は雪男を見た」発言で台無しになる場面”を連想いたしました。
私は雪男を見た


僕だって、海外の人から「日本の国民はクジラの肉をほとんど食べず、しかも捕鯨を日本の文化として強く意識しているわけでもない」なんて言われると、「だからって、お前らが口出しすんな ( ゚д゚)、ペッ」って思うし、「オザキ8」の提唱者であるオノ・オザキが捕鯨船に突っ込んで死んだことを知った時はガッカリしたけどさ…(フィクションが混同した文章)。なんて言うんですかね、この映画って、一生懸命話しているから理解しようとこっちも頑張るものの、熱意が空回りしてて肝心の話がよくわからない感じ。そういう意味では、内容の是非は別として、「ザ・コーヴ」のように「映画として面白い」のは超大切なんでしょうな、やっぱり。まぁ、監督本人も「言いたいことをすべて詰め込んでしまった」みたいなことをおっしゃっていて、十分自覚している部分なんでしょうけど、もっと太地町の問題を掘り下げた方がより多くの人に届く作品になったんじゃないでしょうか。


まったく関係ありませんが、念のため、「オザキ8」を提唱したオノ・オザキを貼っておきますね(「X-ミッション」より)。
オノ・オザキ


一応、備忘録として書いておくと、最後は「お互いの文化を尊重しましょうね」みたいなメッセージが流れて終わってましたよ、確か。そんなワケで、ダラッとイヤなことも書いちゃいましたけど、シーシェパードの人たちや「ザ・コーヴ」の監督、さらに日本のお偉いさんたちなどなど、さまざまな人に取材しているのはスゴいし(記録として貴重だと思う)、何よりも自主映画でここまで頑張ったのは超偉いということでね、気になる人はぜひ観てくださいな。おしまい。

※今作に対して間違っている部分を指摘したtogetterを教えていただいたので、興味がある方はリンク先を読んでみてくださいな。いろいろと納得するとともに、Simon_Sinさんのコメントに笑いました。




アカデミー賞を獲得したルイ・シホヨス監督作。僕の感想はこんな感じ



C.W. ニコルによる小説。捕鯨バッシング時に出て話題を呼んだ記憶があります。



なんとなく読んだら面白かったです。この手の分厚そうな本がkindle化されてると助かりますわ。



一応、貼っておきますね。肉を食うなら、これは観ておいた方が良いんじゃないかしらん。