李小龍 マイブラザー(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

李小龍 マイブラザー(ネタバレ)

李小龍 マイブラザー

三角絞めでつかまえて-李小龍 マイブラザー

原題:李小龍
2010/香港 上映時間117分
監督:イップ・ワイマン
監督・脚本:マンフレッド・ウォン
製作総指揮・監修:ロバート・リー
アクション監督:チン・カー・ロク
出演:アーリフ・リー、レオン・カーフェイ、クリスティ・チュン、ミシェル・イェ、ハンジン・タン、オウヤン・ジン、チャン・イーシャン、ゴン・ミー、ウィルフレッド・ラウ
パンフレット:★★★★(500円/安い割にコラムやトリビアが充実してて、イイね!)
(あらすじ)
1940年、公演のため訪れていたサンフランシスコで、京劇俳優の李海泉(レオン・カーフェイ)の妻(クリスティ・チュン)が産気づき、男の子を出産。その後、ブルースと名付けられた赤子と共に一家は香港へと戻り、その子はすくすくと成長していく。早くも9歳でスクリーンデビューを飾ったブルースは芸名で李小龍と名乗り、子役として活躍する。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




80点


本当なら木曜日は更新しない日なんですけど、新宿武蔵野館の上映が明日までなので、急遽、アップしておきますね。今年はブルース・リーの没後40周年&「燃えよドラゴン」公開40周年ということで、「ブルース・リー祭2013」として「アイアム ブルース・リー」と、この「李小龍 マイブラザー」が公開されることになりまして。僕的にはブルース・リーの青春時代を描いた「李小龍 マイブラザー」に興味津々だったワケですが、アシパンのオフ会でよく会う&ツイッターで相互フォローさせていただいている方から、試写会の情報を教えてもらった→応募したら見事当選しまして! 「イヤッホゥッ♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と小躍りして喜んでいたら、仕事の接待で行けなかったというね… ('A`) シニタイ


無駄にした試写状を貼っておきますよ。素敵なポストカードをゲットしたと思えば、悔しくなんかないさ!
三角絞めでつかまえて-無駄にした試写状


そんなワケで、悔しさに打ち震えながらも前売り券を購入(大げさな表現)。なかなかタイミングが合わなくて行けなかったんですけど、先日、やっと新宿武蔵野館に足を運んできました。「イイ伝記映画ダナー ( ;∀;) ホッコリと感動しましたよ…。


新宿武蔵野館のエレベータを降りると、映画のポスターがありまして。
三角絞めでつかまえて-劇場のポスター

よく見ると、この映画の製作に携わった実弟ロバート・リーのサインが! 貴重ですな~。
三角絞めでつかまえて-ロバート・リーのサインが!

リピーターキャンペーンもやってました。
三角絞めでつかまえて-リピーターキャンペーンも!

劇場ロビーには記事の切り抜きやらグッズ&Tシャツ販売やらがズラリ。
三角絞めでつかまえて-ロビーには展示が!

大好きなジーナ・カラーノのコメントも。実は僕も結構ブルース・リーっぽいんですけどね、肌の色とか。
三角絞めでつかまえて-ジーナの一言

そして奥には「DRAGON MUSEUM」があるそうだけど、前に見たからなぁ… (`∀´) モウアキタ
三角絞めでつかまえて-ドラゴン・ミュージアムだと!?

と舐めてたら、展示がパワーアップしてた!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
三角絞めでつかまえて-パワーアップしたドラゴン・ミュージアム

レアアイテムはさらに充実してまして。
三角絞めでつかまえて-レアアイテム揃い

なんとウインスロー・ウォン人形も! 「かわいい女」、DVD化されないんですかね。
三角絞めでつかまえて-ウィンスロー・ウォン人形

「燃えドラ」フィギュアもワッショイ状態。素晴らしい展示ですな… (ノ∀T) ガンバッタネー
三角絞めでつかまえて-燃えドラフィギュア祭り


何が素晴らしいって、主演のアーリフ・リー! そりゃあ、“思い入れ補正”もあるかもしれないけど、彼のビジュアルや佇まい、そして動きは「若いころって、こんな感じだったのカナー (´∀`)」とスムースにブルース・リー認定してしまう説得力に溢れてて、スゲー良かったです。これからの活躍にも期待したいですな。


アーリフ・リー、素晴らしかったです。
三角絞めでつかまえて-アーリフ・リー、よくやった!


ドラマ的にも超良い感じ (o^-')b チョーイイネ 幼いころのヤンチャなブルースは凄まじく可愛いし、青年時代になって友人たちとチンコを触り合ってキャッキャする場面とか、迸るほど微笑ましいの (´∀`) バカネ 「自転車に乗れなかった」ってのは驚きつつも、親近感が湧いたりしてね。恋や友情に悩む姿も新鮮で、「ああん、ブルースったら、パール(ジェニファー・ツェー)が好きなのはわかるけど、幼なじみのマンラン(ゴン・ミー)も大事にしてあげてぇ!ヽ(´Д`;)ノ」って感じで感情移入しまくり。弟をダンスパートナーにしたり、詠春拳の特訓相手にしたりするシーンも愉快で、観ている間、本当に楽しかったのです (・∀・)


このホモソーシャル描写、ベタだけど良かった!
三角絞めでつかまえて-仲間たち


終盤、美女パールを巡って、仲違いしてしまった親友クォン(チャン・イーシャン)が阿片中毒になってしまい、アヘン窟に仲間と彼を救いに行く展開には、かなりハラハラしまして。窮地に陥ったブルースをボロボロになったクォンが暗黒流れ星で救うシーンはスゲー泣いたし、ヤクザと揉めた→香港にいられない→アメリカに行くというオチも「そういうことだったのか… (゚д゚;)」と驚きながらもシンミリ(って、「映画秘宝」のロバート・リーのインタビューによると、ほぼフィクションみたいですがー)。エンドクレジットで劇中の写真と実際の写真を出してくるあたりは、最近の実話ベース映画ではよくある流れですけど、製作者たちの“ブルース・リー愛”がビンビン伝わってきて、涙が止まりませんでしたね… (ノω・、) ヨカッタヨゥ


親友クォンを演じたチャン・イーシャン、見覚えあると思ったら、「ジャッキー・チェン カンフー・キッド」の主演の子でした。
三角絞めでつかまえて-親友クォン(チャン・イーシャン)

役名は忘れましたが、ウィルフレッド・ラウが演じたこの人は超イヤな奴! 最後、クォンと一緒にビルから転落して、溜飲が下がりましたよ。
三角絞めでつかまえて-イヤな奴(ウィルフレッド・ラウ)


その他、日本軍が家に押しかけた時にギュッと拳を握りしめて耐えたり、敵対グループとケンカする際に飛び蹴りで画面が止まったりする「怒りの鉄拳」オマージュや、イギリス人ボクサーと野試合する時のモロな「ドラ道」オマージュはやりすぎに感じなくもなかったけど、ちくしょう、結局はグッときてしまってね。レオン・カーフェイ演じるお父さんがお母さんに愛を告白してダンスを踊るシーンとかも素敵だったし…。文句なんか全然ないハズなんですが、しかし!

唯一残念だったのが、劇中のブルースの戦闘方法。映画のエンタメ性を高めるために仕方ないことではあるんですが、ボクシングの試合で見せたフットワークとかは、彼がアメリカに行ってから身に付けたものじゃないですか。そんなこと製作者サイドも分かっていて、あくまで好みの問題なんですが、あの場面、僕は詠春拳の技術だけでボクシングを制してしまう李小龍の姿が観たかったので、本当にね、スゲー惜しいと思ったり…。

な~んて文句を書いちゃいましたけど、基本的には超素晴らしい伝記映画であって、Blu-rayが出たら購入はマストだと思ってるし(129分あるというオリジナル版が収録されているとうれしいね)、見終わった直後は興奮して、すでに1着持っている「死亡遊戯」のトラックスーツTシャツをもう1着買ってしまうほどだったのです。新宿武蔵野館の上映は明日までですが、気になる人はぜひ観に行ってほしいですな!


2着あれば、ほぼ毎日着られるネ!
三角絞めでつかまえて-Tシャツ、また買っちゃった


おしまい ( ゚д゚) アチョー!




ブルース・リーの映画で一番好きなのはこれです。



ロブ・コーエン監督作。「李小龍 マイブラザー」と二本立てで観ると良いカモ。



ブルース・リーの生涯を描いたドラマ。長そうだから敬遠してたけど、観ておくかな…。



イップ・ワイマン監督が共同監督した作品。それなりには面白かったですぞ。



ブルース・リーの謎の死を描いた作品。未見なんですけど、そんなに興味がないんですよね…。



名著。このブログの読者ならマストバイ!ヽ(`Д´)ノサイコー!



ブルース・リーに指導してもらった少年がジャン=クロード・ヴァン・ダムと戦う映画。お願いだからDVDを出してほしい…。
三角絞めでつかまえて-シンデレラ・ボーイ
シンデレラ・ボーイ [VHS]