ブラッド・アウト(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ブラッド・アウト(ネタバレ)

ブラッド・アウト

三角絞めでつかまえて-ブラッド・アウト
ブラッド・アウト [DVD]

原題:BLOOD OUT
2011/アメリカ 上映時間89分
監督・脚本・制作:ジェイソン・ヒューイット
製作総指揮:50 Cent、ランドール・エメット
脚本:ジョン・A・オコネル
出演:ルーク・ゴス、ヴァル・キルマー、50 Cent、ヴィニー・ジョーンズ、ボビー・ラシュリー、アナリン・マコード、テイマー・ハッサン、エド・クイン、ライアン・ドノフー、ステファニー・オノレ、ジェイソン・ヒューイット
(あらすじ)
麻薬密造がはびこる街で、保安官代理を務めるマイケル(ルーク・ゴス)。ある日マイケルは、ギャングの一員であり、実の弟のデヴィッド(ライアン・ドノフー)から相談を受ける。デヴィッドは、妊娠した恋人(ステファニー・オノレ)のために組織から足を洗いたいというのだ。しかしその直後に、デヴィッドは何者かに殺されてしまう…。たかがゴロつきのひとりが殺されたくらいでと、真面目に捜査をしようとしないFBI。マイケルは憤りを抑えきれず、職を辞し自らギャングに潜入することを決意する。組織に潜入するために、全身にタトゥーを入れ、対立するギャングとケンカを。そしてその腕っ節の強さと無鉄砲さで、組織に認められることに。更にはケンカの強さを買われ、巨大麻薬組織とのデスマッチに参戦するー! 果たしてマイケルの孤立無援の潜入作戦は成功するのかー?彼は生き延びることができるのかー?(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




45点


レンタル屋で見かけた時、とにかくこのジャケットにグッと来ましてね。タンクトップ姿&タトゥーまみれのルーク・ゴスのビジュアルは凄まじく素敵だし、「ブラッド・アウト」というタイトル&書体から伝わってくる“勢い”も好みだし(意味はよく分からないけど)、さらに「この男、マジ強ええ。」というキャッチコピーも偏差値低めの僕にはドストラク。もうね、見た瞬間、中身を手に取ってレジに直行したんですが、感想は「まぁ、微妙 (・ε・)」って感じでしたよ…。


確実に頭が悪いと思われそうですが、このキャッチコピーは大好きでした (ノ∀`) テヘ
三角絞めでつかまえて-この男、マジ強ええ。


お話的には「元警官が弟の復讐のためにギャングの組織に潜入する→ステゴロの強さを買われて、北米代表としてタイマンを張る(勝った方の組織が全米統一)」という“B級アクションにありがちだけど大好きな内容”ではあったんですが…。この作品、アメリカでも劇場公開されたワケではない→DVDスルーなので、ところどころ低予算感が伝わってきまして。最初の方はまだ気にならないんだけど、とにかくガッカリしたのがクライマックスの地下バトル描写。終盤、巨大組織のボス役としてヴァル・キルマーが出てきて、これからは世界を支配するだ何だとやたらと大きいことを話す割には、全米の覇権が決まる舞台が単なる倉庫みたいなところというね…。あんな安っぽい場所しか用意できないなら、別に小規模な設定でも良かったと思うんだけどなぁ(対ギャングの復讐譚なんだし)。


チョイ役のヴァル・キルマー。長い割には何が言いたいのかよく分からない演説をしてました。
三角絞めでつかまえて-知った風なヴァル・キルマー


しかも、せっかく“最強の敵”ヘクター役にプロレスラー兼格闘家のボビー・ラシュリーを起用しているのに、ラストバトルは工夫が感じられない代物(今どき総合格闘技要素がほとんどないのはどうか)。最後、いきなりゼッド(ヴィニー・ジョーンズ)が弟の奧さんを人質にして車で逃げるという、恐ろしく脈絡のない逃走劇に突入したのもガッカリしたし(しかもその後の横転シーンがショボい…)、組織に潜入してたFBIの捜査官(アナリン・マコード)がドヤ顔で「血の誓いは血で償え(「Oath is in blood out」って言ってたような?)」とか言ってゼッドを射殺するというオチも「ハァ? (゚Д゚)」としか思えなくて…(「なんでアンタが?」って感じ)。ごめんなさい、少しだけ時間を無駄にしたような気分になっちゃいましたよ (´・ω・`)


ラストのタイマンは期待してたんですが、ごめんなさい、いろいろと微妙でした。
三角絞めでつかまえて-ラストバトル


ただ、好きなところもあって。ルーク・ゴスのビジュアル&存在感は良かったです。格闘シーンも頑張ってたし、この人はやっぱりカッコイイなぁと。アクションは、今どきの編集チャッチャ系であり(今、適当に作った造語)、大して良くはないけどそんなに悪くもないので、期待しすぎなければそれなりには楽しめるような気がしました。オープニングの演出も良い雰囲気だったと思います。あと、ちょっとビックリしたのが、言語メニューに“デカ字幕”なんて項目があったこと。視力が悪い人のためなのかもしれませんが、その気遣いには感心しましたね~。


ルーク・ゴスは相変わらずの良い男でしたゾ。
三角絞めでつかまえて-ルーク・ゴスはカッコイイ

ちなみにDVDメニューには「デカ字幕」なんて項目があったんですが…。
三角絞めでつかまえて-デカ字幕って?

あら、確かに大きいじゃないの!(下がデカ字幕) 目が悪い人に親切ですな (・∀・)
三角絞めでつかまえて-確かにデカイ!


ということで、僕的にはツッコミどころを書くことすら面倒臭さを感じる微妙なアクション映画でしたよ。ただ、出演者がそこそこ豪華だし、アクションシーンもそれなりの出来ではあるので、ルーク・ゴスのファンが広い心で観る分には良いかもしれませんな。




ジェイソン・ヒューイット監督が製作した残念な映画。僕の感想はこんな感じ
三角絞めでつかまえて-奪還
奪還 [DVD]


ギレルモ・デル・トロ監督作。ルーク・ゴスのヌアダ王子役が素敵 (´∀`) ウフフ
三角絞めでつかまえて-ヘルボーイ ゴールデン・アーミー
ヘルボーイ ゴールデン・アーミー [Blu-ray]


「ブラッド・アウト」で検索すると結構出てくる映画。未見ですけど、面白そうですな。
三角絞めでつかまえて-ブラッド・イン・ブラッド・アウト
ブラッド・イン ブラッド・アウト [DVD]