「ジェーン・スーさんがスゲェ!」という駄話(要は「高橋芳朗 HAPPY SAD」の感想) | 三角絞めでつかまえて2

「ジェーン・スーさんがスゲェ!」という駄話(要は「高橋芳朗 HAPPY SAD」の感想)

※本来なら、後ほど「戦争にはいきたくない ~あるネジ工場の景色~」の感想をアップする予定だから、この記事を書くつもりは全然なかったんですけど、どうしてもお伝えしておきたいので、ちくしょう、書き残しておきますね。

一昨日の日曜日は接待ゴルフ。17時半くらいに散会したんですが、僕の「ハァ~、接待接待」という適当な態度のせいか、そんなに良いムードにもならなくてね ┐(´ー`)┌ヤレヤレ ちょっと自己嫌悪に陥りつつ、都留ICから新宿方面に向かおうとしたら、超渋滞! で、僕は基本的に愚直に並ぶ方なんですけど、たまに横入りとかする奴がいたりして、「キーッ!ヽ(`Д´)ノ」って感じ。ただ、僕にはタマフルポッドキャストが入ったMP3プレイヤーがあるということで、「じゃあ、もう一度、昨日の放送を聴いて心を落ち着かせますかな」なんて思ったら、充電が切れやがってね…(自業自得)。このままではイライラしすぎて、僕の運転する車が暴走するのも時間の問題だったんですよ(あまりに短絡的な発想)。

だがしかし! そこで、ふと思い出したんですよ。「あ、この時間って『高橋芳朗 HAPPY SAD』がやってるじゃん!」と。今年4月からTBSラジオで始まった音楽番組であり、恐ろしく面倒くさいので詳細は省きますが、パーソナリティの高橋芳朗氏は名著「ブラスト公論 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない」タマフルでもお馴染みの“信用できる気がしないでもないような男”。普段は録音して移動中に聴いていたんですけど、「これはナマで聴くチャンス!」と、周波数を合わせましてね。

内容的には、番組タイトルが表すように、愉快なんだけど、ちょっと寂しさも感じるような…なんかメロウな感じ?(「女郎」じゃないので注意!) 「ア↑コガレ」的なトークが炸裂する中、高橋芳朗氏がチョイスした素敵な洋楽を聴いてると、「ふ~ん、邦楽なんか聴いてるんだ? 俺はツェッペリンとかサバスが好きだけどね」と、レスラーの入場テーマを聴いてるだけのくせに洋楽通ぶっていたころを思い出して、ほんのり甘酸っぱい気持ちになったりして (´・ω・`) まぁ、なんとなく心が優しくなった僕は、横入りしてくる車にも「この人にも事情があるのだろう (´∀`)」賢者モードで対応。楽しくラジオを聴いていたワケです。


今見ても素敵なブロディの入場。ブロディ、なぜ死んだ…。




今見ても素敵なロード・ウォリアーズの入場。ホーク、なぜ死んだ…。




で、番組が19時半を過ぎたころ(ここからが本題ダヨ (・ε・))。「グッドフレンズ」というゲストを迎えてのコーナーが始まったら、ここに出てきたジェーン・スーさんのトークが超素晴らしくて! テーマは「アラサー女子」ということで、最初は「ちょっと古くないか?」的に思ったりもしたんですが…。冒頭のトークの一部を抜粋しますとこんな感じ↓


中年こじれ島の人口密度がいっぱいいっぱいでカニバリズム寸前
アラサーの人には今、バッチリこじれてほしい
自分探しという無駄なこと
探している人と探しているモノが一緒なんだから見つかるワケがない
自分の平坦な人生に自分でBGMをあてていって、楽しい毎日にしていく
全部自家発電でいきましょう



すみません、何が何やら分からないかもしれませんが、“明らかにプロ級”のトークスキルも含めて、僕的には「5時に夢中!」のコメンテーター陣を思い出す感じで、爆笑しながら聴いてました。そして、「アラサー女子のための“フラットにリセットする3曲”」として曲をかけたんですけど、これがまた良くてね…(しみじみ)。

まず①自分でどん底まで堕ちるために「悪い男に引っ掛かったこと」などを思い出しながらダフィー「Warwick Avenue」。次に②自分を哀れむためにシャーレーン「I've Never Been To Me」を聴き、最後は③自分で立ち上がる(大人なら人に迷惑をかけない)ということでクリスティーナ・アギレラ「Beautiful」を聴くという…。この凄まじいコンボには僕もハートを連打されまくりであり、「ちくしょう、ワイパー動かしてるのに前がよく見えないや… (つДT)」という運転中としては非常に危険な状態に。

特に2曲目解説時のジェーン・スーさんの「『パラダイスには行ったことがあるけど、自分自身にはまだ辿り着いていないのよ』という言葉がレバーにくる」というコメント、「よく聴いたことがある曲だけど、そんな意味だったのか…」と、聴いてるコッチもずっしりレバーにきました。この3曲を最後まで聴いた僕的には「アタシ、明日から頑張ってみる!ヽ(`Д´)ノ」と、すっかりアラサー女子気分でしたよ(とは言いつつもグダグダしてますが…)。


こちらのサイトを読んだりして、始めて歌詞の意味を知りました。本当のアタシが見つからないの… (ノω・、)




その他も「アラサーに勝ちも負けもなく、“広がる荒野”なだけ」「仕事できるほど無駄に馬力がある→馬力は無駄」「甘えた心も必要」「立ち上がらないって方法もある」など、吐く言葉のすべてにパンチがあって、もう一気に好きになっちゃって、ついツイッターもフォローしちゃいました。ちなみに彼女はTomato n'Pineのプロデュースと作詞を担当されているということですが、Tomato n'Pineメジャーデビューしたばかりなのに活動自粛になっちゃったりとか、いろいろ大変な感じなので、みなさん応援してあげて!ヽ(`Д´)ノ


ああん、良い曲じゃないの!




というワケで、ダラダラ書いちゃいましたけど、「ジェーン・スーさんと『高橋芳朗 HAPPY SAD』、そして唐突ですが、流れでたまたま聴いた『菊地成孔の粋な夜電波』も結構面白かったので、今後要チェックだぜ!」という、どうでも良い話でした~。おしまい。