最後の忠臣蔵(ネタバレ)
最後の忠臣蔵

2010/日本 上映時間145分
監督:杉田成道
原作:池宮彰一郎
脚本:田中陽造
出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美、片岡仁左衛門
(あらすじ)
忠臣蔵として有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは46人が主君に殉じ切腹するが、二人の男が生き残った。討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。正反対の運命を背負う二人が16年ぶりに再会。瀬尾はなぜ討ち入りから逃げたのか、寺坂は元同志が抱えてきた秘密を知る。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「四十七人の刺客」
のネタバレも含みますので、要注意!
※今回の記事は、変な妄想が多くなってしまいました…。そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
今年最後に感想を書く映画は、「最後の忠臣蔵」。僕は別に熱心な忠臣蔵フリークじゃないし、池宮彰一郎先生のファンというワケでもないし、さらに言うと予告編を観るだけですべてが想像つく感じがして、あまり観る気はなかったんですが、なんか気になってしまって…。一応、お話的には「四十七人の刺客」
の続きっぽいワケですが、僕は市川崑監督の「四十七人の刺客」
がそんなに嫌いじゃないんですよね。いや、「風雲!たけし城」
みたいな吉良邸にはゲンナリしましたが、ラストに大石内蔵助(高倉健)が刃傷沙汰の原因を知ろうともせずに吉良上野介(西村晃)を斬り、首を切断しようとして血まみれになるシーンが大好きでして。だから、ちょっと悩んだんですけど、ヒューマントラストシネマ渋谷に行ってきました。感想は、思ってたより面白かったですよ。
話は、やっぱり予告編通りというか。非常に簡単に書くと、討ち入り前夜に逃げたと思われていた瀬尾孫左衛門(「四十七人の刺客」
では石倉三郎さんが演じてた)は、実は大石内蔵助の命を受けて、愛人の可留(かる・「四十七人の刺客」
では宮沢りえさんが演じてた)との間に出来た娘・可音(かね・桜庭ななみ)を預かってたワケですよ。で、公儀の責めを受ける可能性があるので、「討ち入らなかった卑怯者」的な扱いを受けたりしつつも、大石の娘であることを隠して必死に育て上げるんですね。最後、豪商の家に嫁がせると(大量の元赤穂浪士たちがやってきて行列に加わり、瀬尾孫左衛門への誤解も解けて謝罪される感じ)、ゆう(安田成美)の「一緒に暮らそう」的な誘い&色仕掛けをキッパリ断って、その夜に切腹して死亡してました。
で、ポイントは、育てられるうちに可音は瀬尾孫左衛門を好きになってしまい(思春期の少女が親戚のおじさんを好きになった感じ)、実は 瀬尾孫左衛門の方も可音を好きになってしまったという点でして。劇中で人形浄瑠璃「曾根崎心中」をやっていたのは2人の悲恋の暗喩ってことなんでしょうな。結局、瀬尾孫左衛門が切腹したのは、「大石様から受けた命は終了。武士としての責任は果たしたので、仲間のところへ逝きたいよぅ ゚・(ノД`)・゚・」というのと、「大好きだった可音が嫁いだ→他人の男と一緒の姿なんて見たくないし、そんな風に思う自分もイヤなんだよぉ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン」という2つの動機があったと思っております。
さて、僕的にこの映画の何が気に入ったかと言うと、瀬尾孫左衛門と可音の日常描写だったりしまして。
川・∀・) まござ~♪
(`・ω・´) 可音様!
川・∀・) まござは私と一緒に暮らしとうないのか?
(`・ω・´) そ、そんなことはございませぬ! 可音様のお幸せを考えればこそ、でございます!
川・∀・) まござ好き~(はぁと)
(;・ω・´) か、可音様、お戯れを!
こんな感じのやりとりが超たまらないんですよ (;´Д`)ハァハァ(誇張有り) というかですね、みなさんは“信頼できる人にかしずきたい欲求”って持ってませんか? 僕はそれなりに“かしずき欲”があるタイプというか、以前から従者的な立場への憧れがありまして。例えば、「鉄人28号」
なら金田正太郎くんではなく鉄人28号
の方に、「ジャイアントロボ」
なら草間大作くんではなくジャイアントロボ
の方に、「大鉄人17」
なら南三郎くんではなくワンセブン
の方に(自動変形するこのフィギュア
、スゲェほしい!)、「電人ザボーガー」
なら大門豊ではなくザボーガーの方に(ちくしょう、このザボーガーもほしい!)、「巨神ゴーグ」
なら田神悠宇くんではなくゴーグ
の方に、そして「バイオレンスジャック」の<鉄の城編>
なら兜甲児くんではなく黒人空手家ジム・マジンガに感情移入しちゃうワケですよ。もうね、子どもを頭に載せて、その命令に従って戦いたい! バイクになって、秘密刑事を運びたい! で、たまに敵に操縦されちゃったりして、「ああ、僕はこんなことしたくないのに! ごめんよ、大作くん…」的に葛藤しつつも街を破壊するという… 。って、全然かしずく話と関係なくなってきましたな ┐(´ー`)┌ヤレヤレ
「巨神ゴーグ」
のオープニング。大好きだったんですが、話の内容は全然覚えてない…。
巨神ゴーグ 投稿者 retudou
まぁ、何はともあれ、僕も桜庭ななみさんに尽くしたくて尽くしたくて! 序盤の可音の足を丁寧に洗うシーンなんて、「よし、帰宅したら奥さんにやってみよう!(*゚∀゚)=3」と思うくらいグッと来ました。ああ、瀬尾孫左衛門になりたい、そして使命とモラルと恋心の間で揺れ動きたい…。
しかも、それだけじゃないんですよ。女性側から観ると、“執事的な存在への萌え”がたっぷりと堪能できる作品なんですね。役所広司さんが常に自分のことを考えてくれて、いざとなったら命だってためらいなく捨ててくれる…。そういう趣味の方なら間違いなく座席で悶絶すると思いました。
ただ、正直なところ、かなり納得行かないところもありまして。最後の切腹がまったく美談に見えないんですよ。っていうか、本当に忠義を尽くすなら、本当に可音のことを想うのなら、いくらあの時代の武士とは言え、「婚礼の夜に自殺する」なんて最悪なことはしないでしょ。せっかく16年間、頑張ってきたのに、最後の最後に男を下げたように見えちゃいましたね…。コイツのせいで、可音は初夜にトラウマを抱いちゃって、セックスの時に濡れなくなったりして、そのことで逆に茶屋修一郎(山本耕史)が自殺とかしちゃったら、あの世でどう思うんでしょうか(「ノルウェイの森」的な感じ)。いや、そんな大変なことにはならないとしても、これからの可音は確実に、
川ノДT)ノ まござ~、まござ~
って、毎晩泣き濡れるワケじゃないですか…。ちくしょう、こんな架空話なのに、可音が可哀相で書いてて泣けてきちゃったじゃないかよ! まぁ、そんなに死にたかったなら勝手に腹切って適当に死ねば良いけどさ、可音に分からないようにどこかでひっそりと死ね、この野郎!
ということで、「冒頭の風吹ジュンさんの演技、良かったな~」とか「そもそも大石内蔵助の命令が酷い」とか「可音の素性を見破った進藤長保(伊武雅刀)の推理力ってスゴすぎだろ」とか「福本清三さんの吉良上野介は雰囲気良かったネ」とか、もっともっと書きたいことがあったような気がしたんですが、バカな妄想とか書いてるうちにすっかり忘れちゃいました… (´∀`;) エヘヘ まぁ、僕的には瀬尾孫左衛門と可音のやり取りが大好物だし、今まで文章でまったく触れてなかったけど実は佐藤浩市さんの演技も良かったので、最後の切腹以外は結構好きな作品ではあったりします。この手の時代劇に興味がある人&執事が好きな人&桜庭ななみさんにかしずきたい人は観ても損はしないと思いますよ。
杉田成道監督作。確かテレビで観たけど、歌しか覚えてなかったり。


原作本。寺坂吉右衛門の視点で語られてるそうです。面白そうですな~。


「最後の忠臣蔵」の前日譚…ってのも微妙な言い方な気がします。


NHKドラマ版。こっちの方が原作に忠実らしい。


佐藤浩市さんが出ているもう一つの忠臣蔵映画。高岡早紀さんのオッパイに感謝!ヘ(゚∀゚*)ノ サーキースキサー



2010/日本 上映時間145分
監督:杉田成道
原作:池宮彰一郎
脚本:田中陽造
出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美、片岡仁左衛門
(あらすじ)
忠臣蔵として有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは46人が主君に殉じ切腹するが、二人の男が生き残った。討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。正反対の運命を背負う二人が16年ぶりに再会。瀬尾はなぜ討ち入りから逃げたのか、寺坂は元同志が抱えてきた秘密を知る。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「四十七人の刺客」
※今回の記事は、変な妄想が多くなってしまいました…。そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
今年最後に感想を書く映画は、「最後の忠臣蔵」。僕は別に熱心な忠臣蔵フリークじゃないし、池宮彰一郎先生のファンというワケでもないし、さらに言うと予告編を観るだけですべてが想像つく感じがして、あまり観る気はなかったんですが、なんか気になってしまって…。一応、お話的には「四十七人の刺客」
話は、やっぱり予告編通りというか。非常に簡単に書くと、討ち入り前夜に逃げたと思われていた瀬尾孫左衛門(「四十七人の刺客」
で、ポイントは、育てられるうちに可音は瀬尾孫左衛門を好きになってしまい(思春期の少女が親戚のおじさんを好きになった感じ)、実は 瀬尾孫左衛門の方も可音を好きになってしまったという点でして。劇中で人形浄瑠璃「曾根崎心中」をやっていたのは2人の悲恋の暗喩ってことなんでしょうな。結局、瀬尾孫左衛門が切腹したのは、「大石様から受けた命は終了。武士としての責任は果たしたので、仲間のところへ逝きたいよぅ ゚・(ノД`)・゚・」というのと、「大好きだった可音が嫁いだ→他人の男と一緒の姿なんて見たくないし、そんな風に思う自分もイヤなんだよぉ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン」という2つの動機があったと思っております。
さて、僕的にこの映画の何が気に入ったかと言うと、瀬尾孫左衛門と可音の日常描写だったりしまして。
川・∀・) まござ~♪
(`・ω・´) 可音様!
川・∀・) まござは私と一緒に暮らしとうないのか?
(`・ω・´) そ、そんなことはございませぬ! 可音様のお幸せを考えればこそ、でございます!
川・∀・) まござ好き~(はぁと)
(;・ω・´) か、可音様、お戯れを!
こんな感じのやりとりが超たまらないんですよ (;´Д`)ハァハァ(誇張有り) というかですね、みなさんは“信頼できる人にかしずきたい欲求”って持ってませんか? 僕はそれなりに“かしずき欲”があるタイプというか、以前から従者的な立場への憧れがありまして。例えば、「鉄人28号」
「巨神ゴーグ」
巨神ゴーグ 投稿者 retudou
まぁ、何はともあれ、僕も桜庭ななみさんに尽くしたくて尽くしたくて! 序盤の可音の足を丁寧に洗うシーンなんて、「よし、帰宅したら奥さんにやってみよう!(*゚∀゚)=3」と思うくらいグッと来ました。ああ、瀬尾孫左衛門になりたい、そして使命とモラルと恋心の間で揺れ動きたい…。
しかも、それだけじゃないんですよ。女性側から観ると、“執事的な存在への萌え”がたっぷりと堪能できる作品なんですね。役所広司さんが常に自分のことを考えてくれて、いざとなったら命だってためらいなく捨ててくれる…。そういう趣味の方なら間違いなく座席で悶絶すると思いました。
ただ、正直なところ、かなり納得行かないところもありまして。最後の切腹がまったく美談に見えないんですよ。っていうか、本当に忠義を尽くすなら、本当に可音のことを想うのなら、いくらあの時代の武士とは言え、「婚礼の夜に自殺する」なんて最悪なことはしないでしょ。せっかく16年間、頑張ってきたのに、最後の最後に男を下げたように見えちゃいましたね…。コイツのせいで、可音は初夜にトラウマを抱いちゃって、セックスの時に濡れなくなったりして、そのことで逆に茶屋修一郎(山本耕史)が自殺とかしちゃったら、あの世でどう思うんでしょうか(「ノルウェイの森」的な感じ)。いや、そんな大変なことにはならないとしても、これからの可音は確実に、
川ノДT)ノ まござ~、まござ~
って、毎晩泣き濡れるワケじゃないですか…。ちくしょう、こんな架空話なのに、可音が可哀相で書いてて泣けてきちゃったじゃないかよ! まぁ、そんなに死にたかったなら勝手に腹切って適当に死ねば良いけどさ、可音に分からないようにどこかでひっそりと死ね、この野郎!
ということで、「冒頭の風吹ジュンさんの演技、良かったな~」とか「そもそも大石内蔵助の命令が酷い」とか「可音の素性を見破った進藤長保(伊武雅刀)の推理力ってスゴすぎだろ」とか「福本清三さんの吉良上野介は雰囲気良かったネ」とか、もっともっと書きたいことがあったような気がしたんですが、バカな妄想とか書いてるうちにすっかり忘れちゃいました… (´∀`;) エヘヘ まぁ、僕的には瀬尾孫左衛門と可音のやり取りが大好物だし、今まで文章でまったく触れてなかったけど実は佐藤浩市さんの演技も良かったので、最後の切腹以外は結構好きな作品ではあったりします。この手の時代劇に興味がある人&執事が好きな人&桜庭ななみさんにかしずきたい人は観ても損はしないと思いますよ。
杉田成道監督作。確かテレビで観たけど、歌しか覚えてなかったり。
原作本。寺坂吉右衛門の視点で語られてるそうです。面白そうですな~。
「最後の忠臣蔵」の前日譚…ってのも微妙な言い方な気がします。
NHKドラマ版。こっちの方が原作に忠実らしい。
佐藤浩市さんが出ているもう一つの忠臣蔵映画。高岡早紀さんのオッパイに感謝!ヘ(゚∀゚*)ノ サーキースキサー