キッズダンサーの上手くなる練習。ならない練習。 | 神山BLOG

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ダンススタジオ経営者が、本音を発信します。
●実は生徒のこういう所を見てます
●ダンスが上手くなる子、ならない子の特徴
●インストラクターという仕事について、など
現在ダンススタジオに関わっている方、これから関わる方に是非ご覧頂ければと思います。

レッスン中はもちろん。
お家での練習、間違った努力をしていませんか?

1番多いのは、振り付けを音楽で何度も繰り返し踊って、練習した気になっている子です。

ハッキリ言います。
間違ったものを何度繰り返しても間違ったままです。

自分がしっくりきていない部分、先生に指摘された部分、日頃の自分の癖、
それをしっかり理解して、何が間違っていて、何が正解なのか、しっかり考えてその部分を直していくのが練習です。

文字にしたら、当たり前のように思いますが、
これが以外と出来ていない子が多いんです。

理由は簡単です。
音楽に合わせて踊っている方が楽しいからです。

正直、めっちゃ気持ちは分かります。

でもね。
楽しくない練習も上手くなるには、やっぱり必要なんですよ。
例えば、手の使い方が汚い子は、手のもっていき方、指先、全て意識しながら、まずはゆっくり踊るんです。
それから、少しずつ音楽に合わせていけば良い。
ただ、頭使いながら踊るって結構しんどいんですよね。地味やし。

でも、それを繰り返していけば、いつのまにか手の使い方が気にしなくても自然に綺麗に使えるようになるんです。
振り付けが変わったとしても。

例えば、
自転車の乗り方を始めは、何度も転びながら、傷を負いながら練習しますよね。
でも1度乗れるようになれば、ずっと乗れるんです。
新しい自転車を買ったからといって、また乗り方を1から練習しなくても乗りこなせますよね。

それと同じです。
型ではなく感覚を掴むんです。

その為に、地味な練習が必要なんです。

面白くないかもしれませんが、
そんな地味な練習を乗り越えれば、
今後、ダンスの楽しさが更に増していくはずです。


自分が見つけた好きな事。
大切に、大切に。