「みかあさん」と申します
夫・娘（小学生）・犬1匹と暮らす転勤妻
エシカルでサステナブルな
地球とカラダに優しい暮らしを模索中
日々の家事、育児、趣味
（お裁縫・いけばな・古代史の勉強など）
を楽しんでいます
本日は、過去ログシリーズはお休みして、今ホットな暮らしのアイテムのお話を聞いてください
先日、大家さんが倉庫を整理されていて、茶道具や華道具などを処分したいそうで、気に入ったモノがあれば持って帰って～とお声がけいただきました
既に骨董屋さんに来てもらって、貴重なモノのは引き取り済みとのことでしたが、それでもまだまだたっくさんの古いお道具で倉庫はいっぱいでした
昨年から娘はちょうどお抹茶と和菓子にはまっているし、わたしも娘もいけばなのお稽古に通っています。
こんなありがたいお話なかなかないですよね
ありがたき幸せ～
お盆やお茶しゃく、お棗は実家からもらってきたのがあって、あと鉄瓶と建水があれば、お盆点前ができるなぁ…と思っていたこともあり、
ちょうどよい大きさの鉄瓶と建水、それからきれいなお茶碗を3つと、いけばな用の花器をいただきました
その中で、唯一お手入れが必要だったものがこちら、鉄瓶。
蓋の裏に｢創立二十五周年記念 東洋レーヨン株式会社 三越製｣と刻まれています。
調べてみると、今の東レのことで、1926年創業なので、なんと今から73年も昔に作られた鉄瓶だと判明！！
お手入れ前の写真を撮り忘れたので（大バカヤロー！
）、これはお手入れ後の写真なのですが、
いただいた時は外側にも内側にも赤錆びが浮いていて、特に中がひどい状態でした💦
でも、鉄瓶はどんなに錆びてもきちんとお手入れすれば復活するよ、という話を昔茶道の先生から教えてもらったことがあったので、引き取ってみることに
調べてみると、色々とお手入れ方法はあるのですが、古いものだし使えるようになったらラッキーという感じで、ちょっと荒療治的なものを試してみることにしました。
①ガスコンロで空焼きしてから、金だわしで水洗いする。（鉄瓶の中もゴリゴリと錆を削るようにこすりました。）
※一般的には、鉄瓶の中は触ってはいけない、錆を剥がしてはいけないと言われています。
②外側にも内側にもまんべんなく薄く油を塗って、油が焼けきり乾くまで、ガスコンロで鉄瓶を回転させながら焼く。
（これを２、３回繰り返す）
※鉄鍋やスキレットのお手入れでよく見かけるシーズニングという方法ですが、鉄瓶でこれをしている人はこの動画以外見つけられませんでした。
鉄瓶のシーズニング、本当にしてよいのかよくわからないけど、これをすると外側も内側も一気に錆が消えて新品のような黒いツヤが蘇りました
思い切ってやってみて良かったです。
③緑茶で鉄瓶を30分煮出して、その後翌日～数日間、そのまま浸けておく。
緑茶に含まれるタンニンと鉄が反応して、真っ黒な鉄タンニン液になります。
これが、赤錆びを黒錆びに変えて、錆止め効果になるそうです。
ちょうど夫が出張先ホテルからなぜか持ち帰った煎茶のティーパックがあったので、それを2袋分入れました。
全体が浸かりきらなかったので、向きを変えながら、約2日間浸けてみました。
2日経ったころには、鉄タンニン液は真っ黒になりました。
蓋は、重曹で磨いてみたけどあまりきれいにならないので、お酢をかけてみたら、一瞬でつまみの部分がピカピカになりました
以上の工程を丁寧に行ったら、見違えるようにきれいな鉄瓶に生まれ変わりました
すっごく嬉しいです！！
お手入れ後の鉄瓶の中↓
赤錆、全く見えなくなりました
真っ黒になりました
長くなってしまったので、肝心の鉄瓶で湧かした水のお味、鉄タンニン液の活用法などについては、次回書きたいと思います
最後までお読みくださりありがとうございました
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