アロマセラピストな私 | 美と健康と癒しのための飲みやすいハーブティー

美と健康と癒しのための飲みやすいハーブティー

アロマセラピストとして活動しながら、
健康や癒しを求める女性のために美味しいハーブティーを中医診断薬膳師やアロマの知識を生かしながらブレンドしています

美肌・冷え性・不眠・妊婦さん用・母乳のための・・・様々な症状のためのハーブティーをブレンドします

美と健康と癒しのための飲みやすい

ハーブティースペシャリスト

鐘尾淳子(かなおじゅんこ)です。

 

 

今日明日は仕事納めの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

私、ブログではあまり記事にすることはないのですが

アロマセラピストでもあります。

 

 

小規模多機能施設

有料老人ホーム

デイサービス

 

3つの施設で高齢者の方に

アロマリンパトリートメントをさせていただいています。

 

 

今でこそ3つの施設で活動させてもらっていますが

私がフリーでアロマセラピストとして活動し始めた8年前は

 

私が住んでいる町周辺は

かつて炭鉱で栄えた地域なので

高齢者の方が多く

『アロマ?』『オイルトリートメント?』

 

『あんまさん?』

『ボランティアじゃないと?』

 

などと、こういう活動はあまり知られていませんでした。

 

 

最初の頃は

施設の一室をお借りしてベッドを持ち込み

アロマリンパトリートメントをさせていただいていました。

 

 

お客様がゼロなんていうときもあり

施設の皆さんは、一生懸命仕事をしているのに

 

『私何やっているんだろう?』

 

なんて情けなくなる日々。

 

 

施設の職員ではない私。

いてもいなくてもいい私。

居候的な私。

 

 

『私、ここに来ていいのだろうか。。。』

 

そんなことを思いながら

施設に通う日が続き、あまりにも辛すぎて

ある夏の日

 

『アロマの仕事は今日で終わりにしよう。来月1か月は、お礼の気持ちで、無償で入所者の方にアロマリンパトリートメントをさせていただいて、この活動を終わりにしよう。帰りに担当の方にそう言って帰ろう。』

 

そう決めました。

 

 

その日久しぶりにアロマリンパトリートメントを受けに来てくれたケアマネージャーのTさん。

 

帰り際に

『来月もお願いねっ』

とひとこと言って部屋を出ていかれました。

 

 

『私、ここに来ていいんだ!ここに居てもいいんだ!』

そう思えた出来事でした。

 

 

あの時のあの言葉が無かったら

私はアロマセラピストとしても

ハーブの活動もしていないと思います。

 

 

今日、アロマの仕事納めのご挨拶をTさんにしたときに

8年前のことを思い出しました。

 

以前Tさんにその時のことを話して

お礼を言ったのですが

 

そんな言葉を言ったことをTさんは覚えていませんでした。

 

 

人が言った何気ないひとことで傷つくこともあるけれど

何気ないひとことで、勇気をもらうこともありますね。

 

 

『感謝』って言葉を軽々しく使いたくないけれど

『ありがとう』の最上級の言葉を探した時にやっぱり『感謝』という言葉しか見つかりません。

 

 

今日はTさんへの『感謝』の気持ちを思い出した日でした。

 

 


 

『天然生活』8月号に掲載されました。