さんさ時雨
三橋美智也民謡大全集とは
http://miti.tsuchimoto.info/category7/entry62.html
古城の細川潤一さんの格調高い編曲です
詞の一つ一つに三橋美智也さんの気迫が感じられます。
さんさ時雨 石塚義一郎
宮城県仙台地方は奈良時代から東北地方の経営の重要な拠点であったばかりでなく、恵まれた地理的環境は陸奥及び日本海沿岸の地方への物資・文化輸送の中心地でもありました。仙台市はもと伊達氏62万石城下町として栄え、なかでも青葉城址と城下の流れ広瀬川の景観は東北第一を誇る大都市の面目を保ち、過ぎし森の都の繁栄を物語っているといえましょう。
また現在は行政上の機能及び産業、文化、教育などの諸施設においても東北を地方を全体を統括する一大中心地でもあります。この仙台の開祖ともいうべき伊達政宗が、天正16年(1588年)に近隣諸侯と戦って勝利を得、
宮城野で祝宴を催した際に、伊達氏の一族亘理五郎重宗が詠んだ(音もせず 茅野の夜の 時雨来て 袖にさんさと 濡れかかるらむ)という歌を、政宗自ら(さんさ時雨か 茅野の雨か…)と歌って以来、家臣をはじめ多くの人々によって今日に伝えられたという伝説の唄が(さんさ時雨)です。仙台地方でも(祝儀唄)として格調高く歌い上げ、郷土の誇りとしております。