三橋美智也「斎太郎節」民謡大全集第3集 岩手・宮城 | 大歌手 三橋美智也さんを 歌い継ぐ

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三橋美智也さんの歌は、日本が苦しかった昭和30年代に大ヒットし、私たちに勇気をくれました。その偉業に感謝するとともに、三橋美智也さんの歌をあとに続く私たちが歌い継いでいきたいとおもっています。

斎太郎節

https://youtu.be/B9xpWVRCh6g

 

三橋美智也民謡大全集とは

http://miti.tsuchimoto.info/category7/entry62.html

 

作詞 藤間哲郎 編曲山口俊郎さんは、おんな船頭唄のコンビです

三橋美智也さんが最も好きだった、勇壮な海の男の唄です。

 

解説石塚義一郎

 

斎太郎節

 

雄大なスケールと、海に生きる男の荒々しい感情の中に、ふと故郷へ寄せる温かい愛情を巧みに表現した(斎太郎節)が、もとは宮城県から岩手県を中心とする海岸でうたわれた(祝い唄)であることは、すでにご存じの方もおおいでしょう。(斎太郎節)を(さいたら)と読むのは、お正月の神様(歳徳)から出たともいわれ、あるいは昔の南部生まれの斎太郎が石巻の鋳銭場で騒動を起こし、首謀者として遠島(江ノ島)に流されたが、漁師となって鋳銭場当時の(たたらふみ唄)(銭吹唄)を艪のリズムにのせてうたったので、斎太郎の名が出たともいわれております。
最近はこの唄に(遠島甚句)をつけて(大漁唄いこみ)といっておりますが、(斎太郎節)は独立しても実に風格のどうどうとした唄で、元は銅銭をつくる製錬場でうたった(ふいご吹きの唄)が、(鋳銭場)(気仙坂)(姉こもさ)の名で各地方につたえられたものであろうということです。
五・七・五の短い文句に(サヨ)をつけて、実際には七・七・五でうたう、太平洋演歌の代表的民謡です。