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今更ながら先月の出来事宇宙人くん

 

 

 

3/15-16で岡山に帰省し、

おかやま文学フェスティバルの企画のひとつ、

「おかやま文芸小学校」へ行って来た。

 

 

 

今年も開催場所は、

廃校になった内山下小学校にて。

この日の天気はあいにくの雨。

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山市は2023年10月に

「ユネスコ創造都市ネットワーク」へ

日本初の文学分野での

加盟都市になっている。

 

 

 

※ネットワークには7つの分野がある。

(クラフト&フォークアート、

デザイン、映画、食文化、文学、

メディアアート、音楽)

 

 

 

 

おかやま文学フェスティバルは

2023年に始まり今年で開催3回目。

期間中は本にまつわる

いろんなイベントが市内で開催され、

「おかやま文芸小学校」はそのひとつ。

 

 

 

全国から様々な出版社、個人書店が集い、

中古、新刊、ZINE、雑貨など、

いろいろな種類の本の販売イベント。

小学校の教室や廊下や体育館に

所狭しとブースが立ち並ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

今年も絶対行こう!と思っていたのに

福岡からのんびりと移動したせいで

岡山に着いた時間がそもそも遅く、

初日は14:30から16:00くらいの

一時間半くらいしか見て回れなかった。

 

 

 

時間が足りな過ぎる…!驚き

自分の計画性のなさに呆れ果てる。

それでも限られた時間の中で

ぐるっと会場を駆け足で回ったので

買った本たちをダイジェストで。

 

 

 

花1店舗目 書肆侃侃房(福岡)

 

 

短歌の歌集、海外文学などを中心に

取り扱っている出版社。

「本のあるところ ajiro」という

ブックカフェも経営されている。

 

 

 

 

自社で出版されている本の

装丁がどれも凝っていて可愛い。

 

 

 

目を引くカラーリングで

思わず手に取ったのは、

木下龍也さんの

『きみを嫌いな奴はクズだよ』。

(タイトルのインパクトよ…!)

 

 

 

 

福岡に住んでいるけれど

まだ実店舗には入ったことがないので

今度足を運んでみたいと思う。

 

 

 

花2店舗目 スタブロブックス(兵庫)

 

 

元ライターだった方が立ち上げた

兵庫県加東市を拠点とするひとり出版社。

社名の由来は陸上競技の

スターティングブロックから。

 

 

 

 

 

 
 
 
代表の方がブースにいらっしゃって
本を見せてもらいながら
制作話を聞かせていただいた。
取材先に通って、時間をかけて
ひとつひとつの本を作り上げていく。
 
 
その真剣な熱意が伝わってきて
本を形にすることのすごさを思う。

 

 

 
 
もっと知りたいと思ったし、
読んでみたくてこちらの本を購入。
 

 

 

花3店舗目 シカク(大阪)

 

 

さっきのスタブロブックスさんの

真隣にブースを構えてあった店舗。

 

 

並んでいる本の顔ぶれを

ちらとみただけでわかる、

なんかちょっと面白いぞ、

この本屋さんは、って。

 

 

 

ZINEや同人誌など

あまり他で見かけない品揃え。

 

 

 
 
 
“知らない価値観に出会える書店”
あまりに商品や店構えがユニークで
売り場の女性についつい話しかけたら
その方こそが店主さんだった。
 
 
 
お店を立ち上げた頃のことを
赤裸々に語ったエッセイ本を出版されており
その本がまた興味をそそる内容で
思わず買ってしまった。笑

 

 

 

 

 

それからかねてより気になっていた

イラストレーター中村杏子さんの

イラスト集もこんなところで発見電球

どうやらシカクさんで出版された

イラスト集だったらしい!

 

 

 

イラスト集は原画に忠実な色の再現で

持っているだけで幸せになる作品集。

ちょっと贅沢に奮発してしまった〜ラブラブ

 

 

 

 

 

 

そのあとは体育館へ、まわって。

 

 

 

 

 
 
 
花4店舗目 つづきの絵本屋
 
 
 
倉敷駅近くにある絵本専門の書店。

かねてから言ってみたいと思っていたが

こちらも実店舗にはまだ行ったことなし。

 

 

 

 
 

 

羊毛フェルトで作られた

看板がとっても可愛くて。

 

 

 

 

 

 

会場の閉まる16時ぎりぎりにもかかわらず

こちらも店主さんとお話しすることができた。

せっかくだしなにか1冊買いたいと思い

絵本ではなくこちらの一冊を。

 

 

 

 
 
 
『中川李枝子 冒険のはじまり』を。
先日中川李枝子さんのエッセイを読んで
もう少しこの方の生き様と
文章を読みたいと思って。
 
 
 
…と、ここまでのところで
儚くも1日目は終了。

夕方のたった1時間半では

全然時間が足りなさすぎた。

 

 

 

そして友人を巻き込んで

翌日もさらに足を運ぶ。

 

 

以下は2日目に回ったお店。

 

 

 

花5店舗目 夜の猫(韓国)

 

 

 

韓国から毎年参加されている

女性オーナーの「夜の猫」さん。

日本文学を韓国語に翻訳したミニブックや

写真と映像を詰め込んだ

飛行機チケットデザインの本など

遊び心あふれる商品展開。

 

 

 

 
 
 
日本の文豪の言葉を韓国語で印字された
「文学えんぴつ」に目を奪われた。
なにがどうというわけではないけれど
ただなんとなく好き。
 
 
 
萩原朔太郎の緑の鉛筆を購入。
もったいなくて絶対使えない。笑

 

 

 
 





 
花6店舗目 BOOK AGORA(岡山)
 
 
 
以前は西大寺町のあたりに店を構えていたらしいが
現在はネット店舗のみの個人書店さん。
こうしてイベントには時々出店されているそう。
本(本屋、図書館、本が読める場所、書評)などに
まつわる本を取り揃えている。

 

 

 

 

 

前から読んでみたいと思っていた

小説を中古本でたまたまみつけたので購入。

それから森岡書店の店主の書いた

エッセイに偶然出会ってしまってこちらも。

 

 

 
 
 
 
花7店舗目 活版カムパネルラ(広島)
 
 
尾道市にある活版印刷のお店。
レターセットやポストカードなど
活版印刷で作られた、
素朴で優しいデザインの紙製品を扱う。
 

 

 
 
 
イベント会場では
実際に活版体験ができる
ワークショップも開かれていたけど
時間の都合で参加は断念。
 
 

 

 

 
 
 
代わりにレターセットやミニカードなど
思いのままに買ってしまった。
こういうのってすごく好きで
ついつい見かけると買っちゃうのだ。

 

 



 
▽活版カンパネルラさんを訪れた時のことニコニコ
 
 
花7店舗目 くらしと本のみせ スウス(大阪)
 
 
 
絵本や児童書、暮らしの本、
アート系の本などを揃える
無店舗の中古の書店さん。
 
 
毎年テーマを決めて本を持ってくるらしく
去年は「食・食べ物」を、
今年は「自然科学」をテーマにして
関連する本を並べられていた。
 
 

 

 
 
 
去年出会った時に
置いてある本のチョイスがとっても私好みで
今年も絶対に見にきたいと思っていたので
再び出会えてとっても嬉しかった。

 

 

 

 
 
 
タイプの違う3つの本を購入。
そのときにビビッとくるものを
手に取ればだいたい間違いはない。
そういうセレンディピティを
私はけっこう嫌いじゃない。

 

 

 

 

花8店舗目 Phil books (徳島)

 

 

実店舗にはまだ足を運んだことがないけれど

いつか現地に行ってみたい個人書店のひとつ。

 

 

 

 
 
 

2年前の文芸小学校では

岡本仁さんや森岡督行さんの

エッセイなどを買わせてもらった。

 

 

 

相変わらずこちらのお店も

置いている本のセレクトが素敵。

 

 

 

 
 
 
じっくり見る時間があんまりなく
もっといろいろ吟味したかったが
なんとなく本と目があって
佐藤友美さんの『本を出したい』を。
 
 
 
花9店舗目 本の轍(愛媛)
 
 
 
去年愛媛に出張した際に
店舗に訪れたことがある。
本の上に猫の乗った

おしゃれで可愛いロゴが目印。

 

 

 

 

 

 

 
 
こちらもお店は
エッセイやアート系の本、
一風変わった品揃えで
探す楽しみがある本屋さんだ。

 

 

 
 
 
ちょうど目線の高さに置いてあった
ZINEが気になった。
もう閉店してしまった飲食店について
語られた本だという。
 
 
 
愛媛民でもない私が読んで
果たして面白いのだろうか?と
そんなことを想像して楽しむ。
気になった装丁の本は
なんでも読んでみたいと思う。
 
 
▽「本の轍」さんを訪れた時のことニコニコ
 

 

 

 

さあさあ、

買った本たちを並べてみた。

 

 

 
 
 
全部で12冊。
 
 
 
それでも去年訪れた時の
16冊の記録には及ばない。
からからだったスーツケースが
帰りは満杯になってしまった。
 
 
 
スターおかやま文学フェスティバルへ
過去に訪れた時の記事はこちら。
 
 
ちょうちょ2024年

 

 

 

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