自分にガッカリする壁には、出会った方が良いですよ | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

今日の記事はとても厳しいです。
でも、何かのプロになりたいなら
通らずには済まないところです。

物事を学んでいると
ある時壁にぶつかります。

いきなり未知の世界が開けるというか
ああ、私はなんて無知なんだろう!
まだ何もわかってなかった!
と思う瞬間があります。

それを喜んで受け取るか
ガッカリして受け取るかは
人それぞれだと思いますけど
とりあえず私はガッカリ派。

喜んで受け取る人には
私は出会ったことないです。
手放しで、ああ、学ぶのが楽しい!
って言ってる人は
私が見ている限り
まだ壁まで至ってないですね。

私が見る限り、壁にぶつかっても
好きで勉強し続けている人は
常にご自分の無力さ無知さと戦いながら
コツコツ積み上げています。
本物は、一握りもいないものです。
そして、その域の方は例外なく謙遜。

先日、医大の教授にお会いして
私の美音トレーニングについて
お話しさせていただきました。
(この教授もまたステキすぎる…)

興味を持っていただき
サンプルを10例、提出することになりました。
1時間ほどの短い時間でしたが
自分の知識の浅さに絶望しましたよ。

そのサンプルとなっていただく方々を
音大に協力いただいて学生にするか
プロオケに協力いただいてプロにするか
考え中ですっていうか
協力いただけるならどちらでも良いよね。
でも、
個人レベルで協力いただくんじゃなくて
大学やオケなど機関単位が良いな。

それについては
ボディのブログの方で掘り下げていきます。

私の機能解剖学の知識は浅くて恥ずかしい
というのも事実ですが
現在仕事としてやっているトレーナーで
医大の教授を前に
興味を持ってもらえるだけのものを出せる
というものを持っている人間が
どれだけいるかといえば…ほとんどいない
というのもまた事実なわけです。

さて、心理の方です。

今挙げたような
自分の無知を思い知る壁は
一度出会えば終わりでなく
何度も何度もぶつかります。
同じ分野でね。

だから、私は自分のカウンセリング技術は
しっかりと結果を出せると自負していますが
では人間の心理に詳しいかと問われれば
何もわかっていないと認めざるを得ません。

こういう人の心や身体について
改善することを仕事にするなら
最低一度は壁にぶつかっておきましょうね。
自分の無知に絶望するところが
ある意味スタート地点です。

オマエ壁にぶつかるほども勉強してないだろ
っていう人は、浅くてすぐにわかります。
そして、それなのにお金をもらって
大した結果も出せず、その上
教えることまでしている人ゴマンといますよ。

私は自分の無知に絶望していますが
普通の人には手の届かない所にすでにいます。
壁にぶつかったことがない人には
この感覚が想像もつかないので
見分けることもできません。

大学ってとりあえず壁にぶち当てる機関
とワタクシ個人的には思っていますが
レベルが下がって
自分の無知を自覚するほど勉強しなくても
卒業できちゃいますよね。

自己否定が強いと
自分の無知を直視できません。

自己肯定しててもガッカリだもの
そりゃそうですよね。

だから、自己肯定はとりあえずしましょう。
できなかったらカウンセリングで。

壁にぶち当たるまで勉強したなら
自分の無知を理解できるほどになれば
仕事を始めてしまいましょう。
どうせ一生勉強なのです。

自分の無知を理解するのは
相当勉強した後です。
この記事の意味がわかるなら
勉強しましたね、というレベルまで来てます。

当たり前じゃん何言ってんの
と思う、あるいは
何のことだかわからないとしたら
自分が何を知らないかすらも知らないのです。

逆に
勉強すればするほど奥深さが見えてきて
自信を失ってしまうという人には
励ましになればと思います。
そこを通ってこそプロになれますよ、と。