3.11に寄せて 2 | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

8年経った今なので
そろそろ罪悪感を扱いましょうか。

悲しみに心が押しつぶされそうなとき
人は怒りをかぶせてやり過ごそうとします。

悲しみは、向ける対象がない感情で
発散することができないので
抱えきれずに発散できる「何か」
にすり替えてしまうのです。

怒りじゃなければ
何かに夢中になったり打ち込んだり
のめり込んだり依存症になったり
とにかく
悲しみじゃない何かに
気持ちを向けたくなります。

人、国、海、地震そのものなどなど
自分以外に怒りが向く場合と
自分に怒りが向く場合があります。

自分に怒りが向いたとき抱くのが
罪悪感です。

自分を責め続けてきたのは
あまりに大きな悲しみに
耐えきれない自分をわかっていたから。

自分を責めることをやめたら
どうなるでしょうか。

失った大切な人たちのことを
大切に思っていないことになりますか。

そんなことはないですよ。

震災のことを忘れるんじゃないか
と心配になりますか。

そんなことはないですよ。

生き残った人間は苦しまなければ
申し訳が立たないですか。

そんなことはないですよ。

亡くなった方々の苦しみは
8年前に終わっています。
もう苦しんでいません。

だから、生き残った皆さんは
ご自分の苦しみだけ背負えば良いですよ。

今日はここまで。
まだ罪悪感の扱いは続きます。