3.11に寄せて | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

カウンセリングをしておりますと
大切な人を失ったり
人生が大きく変わってしまったことに
10年以上苦しみ続ける人に会うのは
珍しくありません。

東日本大震災からまだ8年です。

まだ苦しんでいる人
立ち直れていない人は
たくさんいらっしゃることでしょう。

今、少しだけ整理しましょう。
何も捨てなくていい。
持っていてもいい。
でも心の中の置き場所を動かしましょう。

今日から少しずつ、
心の整理の仕方をお伝えします。
一気にやるのは、プロじゃないと危険。
カウンセリングを受けてくだされば
60分で一気にやりますけど
ブログで辿りながらご自分でするなら
少しずつ、少しずつ。

まず、震災が起きたことについて。
あれがなかったら、
変わらない日常を過ごすことが
できていたはずだったのに。
失ってしまったということを
受け入れられず
震災がなかったら!と
起きてしまったことを拒否していませんか。

事実起きてしまったことを拒否していると
心の時間が止まります。
心の時間が止まっても
周りの時間は動いています。
前に進もうと思っても
新しい人生を歩みたくても
心の時間が止まっていると
周りにどんどん置いていかれてしまいます。

まず
震災が起きたこと
それによってご自分の人生が
変わってしまったことを認めます
と口に出して言ってみてください。

認められなかったら
認めたくなかったら
カウンセリングを受けてほしいけど
それは個人の自由です。

今日はここまで。
そして今日は一日
ゆっくりと心の時間が動き始めるのを
感じて過ごしてください。

悲しみが襲ってくるかもしれません。
恐れないで。
しまってあっただけで
ずっとそこにあったのです。
もし環境が許すなら
思いっきり泣いてください。
もし、今は泣けないと思うなら
保留してください。
また押し込めるのでなく
自分の心に約束をします。
悲しむための時間を作るから
それまでの間、待ってねと。

悲しみは悪いものではありません。
怒りをかぶせたり
何かに打ち込んで忘れようとしても
残ってしまうものです。
悲しみは、きちんと悲しむ必要があります。

その扱いはまた。

今日は、心の時間を動かすだけ。