お金に責任を取らせると、お金に嫌われる話 | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

先に言っておきますが、私は物に感情があるとは全く思っていません。

これは、先日カウンセリングで出た話し。
(あ。無許可ゴメン。でもカウンセリングの内容は載せませんのでご容赦ください)

「必要ない方は以下のURLから云々」
というのは、NOというために手続きを踏ませる手法で、人の面倒くさがりな心理を逆手に取ったやり口です。

一度始めてしまったものを辞める手続きをするのは普通の人は気が進みません。
なので、わざわざ手続きを踏ませるようにすると、必要な人に手続きを踏ませるよりたくさんお客さんをGETできます。

携帯電話など契約するときに余計なパックをつけられるアレです。
1カ月無料なので、その間に解約すればお金はかかりません、というやつ。
わざわざ解約するのが面倒で月々300円払っている人、多いでしょ。

そういう心理が元々ある、ということを差し引いても、という話しね。

始めたはいいけれど、やると決めたはいいけれど、やっぱりやだな…。
と思いながらも会費を払い続ける、などの行為は、二つの意味を持ちます。

ひとつは、自分の失敗を認めたくないという心理と、お金に責任を取らせるという行為です。

やっぱりやめた、とそれを終わらせることは、失敗したと認めることになるので、終わらせたくないという気持ち。

その結果は、お金に負わせてしまえば良いといういわばトカゲの尻尾切りのような扱い。

もしこれがお金じゃなくて人だったら、どう思いますか?そんな人を好きになるでしょうか。

題名にはお金に嫌われると書きましたが、実は自分に嫌われます。
心は認識しているよりいろいろなことを解っていて、自分がしていることの本当の意味や本音を自覚しています。
もし自分がされたら嫌だなと思うことを人や物にしていると、自分が嫌いになるし、自分を喜ばせようと思えなくなります。

冒頭のクライアントさんは、最近妙に出費がかさむと思ってた!とおっしゃっていました。
お金を持つにふさわしくないとどこかで思ってしまったのでしょう。

やめた。と物事を終わらせること、それをお金を失くすことで埋めあわせるのでなく、きちんと手続きを踏んで、切る。
そして次を始める。
そうすると、回り始めますよ。