山崩しのように不要な情報を捨てていく | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

カウンセラーが
クライアントと一緒に迷子になる
ということはよくあるようです。

私、どこでも迷子になりますが
カウンセリングで問題を
つかみ損ねることはないのですよね。

コツは要らない情報を
早めによけることです。

山崩しという遊びをご存知でしょうか。

砂で山を作り、棒を刺して立てます。
順番に手で砂を削り取っていき
棒を倒した方が負けです。

最初は景気よく両手でガサーと
砂を削っていきますよね。
だんだん山が小さくなってきて
棒が危うくなってくると
注意して少しずつ削ります。

棒が問題の芯となっている部分で
それを支えている小さな山が
芯を捉えている情報です。

山全体が棒を支えている
わけではありません。
問題に関わっている情報を
全部話すと山のようなんですけどね。

要は、早めに絞ることです。

家族構成から生い立ち全部
話したかったら話してもいいけど。
カウンセラーの側は
聞きながら整理して
不要な情報をよけていきます。

例えば
問題は過去のものか現在のものか。
過去のものであれば
現在のことは
今情報として重要ではありません。
ガサー。

現在の問題であれば
根は過去にあるのかないのか。

ガサーガサーと
線を引いて外側の砂を
よけていくように
情報を削っていきます。

クライアントさんは
また現在の気になることも
話すかもしれませんが
カウンセラーは
それを今注目している問題と
関連付ける必要はありません。

ただ、
重要じゃないという態度は
クライアントさんに不信感を与えます。
クライアントさんは
情報として大事だと思って
今話しているというよりは
感情を吐き出したくて言うのです。
感情をきちんと受け止め
情報としては惑わされないことです。

他のカウンセリングを受けた方は
私の技術に口を揃えて
「早い!」
とおっしゃいます。

まあ、外科手術なんで。

なるべく他の臓器に触らず
腫瘍だけをピンポイントで
サクッと切る必要があります。

お腹を開いてから
どこかな~
なんて言っていられないですから。

多分、情報を必要ないと
捨ててしまうと
後で困るのではないか
という不安があるのでしょうね。

そうなると
ぐちゃぐちゃと
腹の中をかき混ぜてしまいます。

答えはクライアントさんが持っています。

どうなりたいか
聞けば良いのです。
あ、どうなりたいか聞かれても困る
という方も多いですが
何が嫌か疲れるか
具体的に聞いていけばわかります。

子どもが言うことを聞いてくれなくて
イライラしてしまう。

先日神奈川のセッションでやりましたが。

同じ表現をしていても
邪魔されたくなくてイライラ
一緒にやってほしいのにイライラ
人によって望みが違う
ということがありました。

子どもが言うことを聞かない
→邪魔されたくないのに

という気持ちが出てきたら
この方には淋しさのような
孤独に関わる問題は今
子どもに対してはとりあえずない
ということがわかります。

もう1つの
一緒にやってほしいのに
の方は
一人であることの不安や
孤独などがありますね。

これだけで
かなり不要な情報を除いたことが
わかるでしょうか。

これね、
自分が淋しさを抱えたカウンセラーは
全部淋しさから来る
と思ってしまいがち。

そこでミスリードしてしまいます。

なので
カウンセラーは
ニュートラルになっておくことを
条件としています。

それました。

このように
早めに問題を特定することも
カウンセリングでは重要です。

人の話しを聞くときに
この人が話している内容の
ハイライトはココだな
など考えながら聞くと
整理できますよ。

※くれぐれも口には出さないこと。

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