オープンクエスチョンとクローズクエスチョン | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

オープンクエスチョンと
クローズクエスチョン。

コミュニケーション技術として
よく紹介されるものです。

「好きな食べ物は何?」

と聞くのはオープンクエスチョン。
相手は自由に答えることができます。

「カレーとラーメンどっちが好き?」
あるいは
「お寿司は好き?」

これはクローズクエスチョン。
相手はどちらか、あるいは
YES/NOを
選ばなくてはいけません。

話が広がって
たくさん情報を選べるのが
オープンクエスチョン。

逆に特定したいときには
クローズクエスチョン。

相手のことをよく知りたいときには
オープンクエスチョン。

すり合わせをしたいときには
クローズクエスチョン。

この質問の使い分けは
カウンセリングにもよく使います。

私がカウンセリングで必ずするのが
逃げ道を潰すことです。
あ、怖い?
そんなことないですよー。(棒

ご自分の正直な気持ちに
向き合っていただかないと
表面をなでて終わりますから。

正直な気持ちを出しても大丈夫
という信頼と安心を持っていただく
と同時に
バッツンバッツンと
そうしておけば自分を守れたという
防御のための本当ではない姿を
カットしていきます。

でも
クローズクエスチョンは嫌われます。
安心できないのです。
だから
尋問のように
クローズクエスチョンばかり
使ってはいけません。

クローズである程度仕切ってから
オープンで話したいことを
話してもらう、など
使い分けが必要ですし
クライアントさんに
不安や恐怖を感じさせてはいけません。

と言いながら先日も

「今日は手術日だってわかってるから
朝からすごい緊張して怖いです」

とクライアントさんに言わせたのは私です。
ゴメン。

「終わったらすっごくスッキリ
というのはわかってるのに
本当に体の手術と同じく
緊張するんですよね~」

慣れませんよね。
私も自分を切るとき同じように感じます。

でも
万紀子さんなら大丈夫
と信頼してくださってるから
それでも任せてくださって
終わった後に

「ああ!スッキリ!」

となるのです。

そんなわけで
オープンクエスチョンと
クローズクエスチョン。

使い分けの練習をしてみてくださいね。