今されていること、過去にされたこと | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

それているようで
それていないつもりです。

ダメだとわかっているけど
ついやっちゃう、をやめるために
連載していますよ。

一つの事柄の後ろには、
こんなに複雑に絡み合うものがあるんです。
だから、簡単に行動を変えられないんです。

私は、ボディメイクのトレーナーでもあるので
よくわかります。
トレーナー側からお客様の体を見て、
このエクササイズをしましょう、
とセッションすると、
お客様は自分の体が変わるのを
はっきり感じるので
「たったこれだけでこんなに変わった!」
とおっしゃいます。
しかし、トレーナー側では、
お客様の体の歪みの原因を見つけ、
そこにしっかり効くエクササイズを選び
しっかり効かせるために
ちょっとした角度の調整など、
細かなことをしています。
たくさんの可能性の中から選んでいるわけで、
実は専門的な知識がしっかり入っていないと
ただエクササイズを教えるだけでは逆に
「たったこれだけで」
は、効果を得られません。

心のことも同じです。
カウンセラーが、一番もっちゃりしている
ところをピンポイントで見つけて
整理することを助けることで、
クライアントさんの意識がパッと
開けて変化が起こります。

そのためには、
どうしても情報量が多くなくてはいけません。

そんなわけで、
手の内を見せるということは、
膨大な量のことになります。

で、B、他人に自分の境界線を侵害されることについて。
大事なのは、
今侵害されているのか、
過去に侵害されたのか、
はっきり分けることです。

お部屋の例で考えるなら
他人がズカズカ入ってきて、部屋を荒らすので
片づけても追いつかない状態なのか、
過去に荒らされたのを片づけられずにいるのか、
どちらなのかによって、
対応が違います。

今現在、進行形で境界線を侵害されているなら
どうやって
境界線を守るか、ということに
まず知恵を絞ります。

近しい関係であるほど、
線引きは難しいですし、
嫌われるのが怖いと、
境界線をしっかり引けません。

しかし嫌われる理由でも書きましたが、
実際は、怖がってしまうことが
かえって嫌われたりするので、
きっぱりと、でもこちらが侵害することなく
線を引く練習は、必要です。

線を引くことができると、
過去に侵害されたのと同じになります。

手順は、まず
自分の境界線をもう一度確認します。
次に、境界線内の他人のものを捨てます。
それから、自分の部屋の整理に取り掛かります。

自分の部屋の整理については、
新たにテーマを設けようと思っています。

では次回はC、他人の境界線を侵害する
ということについて見てみましょう。