本当にしたいこと | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

前の記事逃避の手段で、
ついやってしまうことの後ろには、
別の本当にやりたいことが
隠れている、と書きました。

しかし現実には、
そんな肯定的ではなく、
不満が原動力になっている場合も
多々あります。

誰かから、嫌なことをされている。
誰かが、私に~~してくれない。
つらいことが起きた。
やっていられない。
云々。

境界線の問題が絡んでくる、
と予告したのは、この部分です。

よく、
変えられるのは自分だけ、
他人は変えられない、
と言われますね。

まずは、起きていることを、
境界線で整理する必要があります。
以下A、B、C、どれかまたは
複数に当てはまるので、考えてみてください。

A、自分がやれば良いこと
(生活習慣改善、新しいことへの挑戦など)
B、他人が自分の境界線を越えてくること
(嫌がらせをされている、など)
C、自分が他人の境界線を越えている
(見ていて腹が立つ、など)

Aなら簡単にできる、とは言いません。
それはそれで、実行するために
ハードルを幾つも越えなくてはいけませんから。

Bが、最も難しい問題です。
しかし、場合によっては、
境界線をはっきりさせていないために
踏み込まれてしまう場合などもありますので
ケースバイケースです。

Cの場合は、境界線を越えて拡張してしまっている意識を
自分の境界線内に収める練習が必要です。
しかしこの場合は大抵、
Aがクリアできていないための代償となっているので、
さらに本音を探る必要があります。

ややこしいですね。

ついやってしまう行動
の裏には、
別の本当にやりたいこと
が隠れていますが、さらに
別の本音
が隠れていて
玉ねぎの皮をむくようです。

表面を変えようとしても
あまり意味がないことが
伝わるでしょうか。

芯の芯まで到達するまでむく、
というのも一つの方法で、
私がその昔訓練を受けたときには、
そこまでいって
精神の外科手術的なことまで
習いましたが、
境界線の概念を加えることで、
何でも切らなくても大丈夫ではないか
と思い始めています。

ではどうするか。
A、B、C、について
次回から見ていきましょう。