境界線に関連して起きる問題 | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

境界線のことをよりよく理解するために
もう少しだけ、記事を書きます。
実はそろそろ、次のテーマのことも
かかってくるところに来ています。

境界線のことがわかって
「では、どうすればいいか」
という段階になると、
それだけでは解決しない
ということは覚えておいてください。

さて、今回は
少し具体的になります。

境界線を越えてくるやり口は
いくらでもありますが
とりあえず
セクハラ、パワハラ、モラハラ…
ハラスメントの類は、
何かしら境界線を侵してくるものです。

境界線を普段から認識していると
線に触れるものにすぐ反応するので
実は、相手も警戒して
被害に遭いにくいんですよ。

まぁ…そんなこと関係なくやってくる
ツワモノ加害者がいることは
百も承知ですが…
いつも例外はある、ということで。

なんか変だな?
と思いながらも
私が悪いような気もするし…と
困っている間にエスカレートします。

ハラスメントの加害者は、
実は、少しずつ試しながら探りながら
獲物を見つけ出しています。
境界線にちらっと触り、反応を見ます。
あっとすぐ気がついて
防御するようならそこでやめます。

はっきり気づかないようなら
少しずつエスカレートさせていき、
嫌だな、ということが
はっきりする頃には、
すでにだいぶ侵入されている状態に
なってしまっていることが多いです。

ハラスメントに遭いやすいタイプ、
というのは、
自分の境界線をきちんと管理できない人
というのが私の定義です。

つまり、
子どもの頃から
境界線を侵されてきて、
境界線を引くことを身につけずに
きてしまった人です。

ため息が出てしまいますね。

どうかそのような方がいらしたら
このブログを読み進めて
境界線を引く練習をなさってくださいますように。

今回は
あからさまな例を出しましたが
次回は微妙な例を出したいと思います。