赤毛のアンの島から、こんにちは!
いや~、暑い。眩しい。
以前アルバータ州のエドモントンに住んでいたときも、6月から急に気温が上がって行きましたが、こんなに暑かっただろうか・・。
エドモントンに比べると緯度はかなり下がったので、夏もより暑いのですかね。。
赤毛のアンの島、プリンスエドワード島は6月からが本格的な観光シーズンです。
きっと連日、Cavendishのグリーンゲイブルスには世界中から赤毛のアンファンが訪れていることでしょう。
さて、リアルなおともだちのお魚シリーズは本日で最終回です!
短い間でしたが、本当に色んなことが起きたので、絶対に記録に残したかったのです。
こうしてブログで記事にすることができて、ひでお(淡水魚・オス)・ひめなちゃん(淡水魚・メス)・金太郎(金魚・オス)のためにもホッとしています。
1回目の記事はこちら
2回目の記事はこちら
「ね~、誰か友達になって~~!」
すると他の水槽から元気な声が聞こえました。
「はーーい!俺、金太郎!!」
その声の主は何と金魚でした。
つまり、金魚の金太郎です。
ちなみに、「ひでお」・「ひめな」・「金太郎」すべて、彼らが自分で名乗っていた名前で、娘は一切名前を付けていません。
ちゃんと自分の名前を持っているというのが面白いです。
「金太郎、よろしくね!!」
そして新しく金太郎とお友達になり、とても喜んだのも束の間・・
下校時に大事件が起こります。
金魚は金魚だけが入れられている水槽があって、そこには金太郎だけではなく、他の金魚たちも泳いでいたのですが、何と金太郎が、放課後に水槽の底に沈んでいたらしいのです。
金太郎はもう動いておらず、水の流れでゆらゆら揺すられながら水槽の底に沈んでいたとか。
娘が大きなショックを受けて眺めていると、他の金魚たちが、金太郎を起き上がらせようと必死に下から持ち上げるように泳いだりしながら、
「おーい、どうしたんだよっ、大丈夫かっ!?」
と声かけしていたそうです。
するとある一匹の金魚が、
「あぁーーっ!!ダブル金太郎が、一匹になっちまったあーーっ!!」
と悲痛な叫びを漏らしたそうです。
え!?ダブル金太郎!?
・・ということは、水槽の底に沈んでしまった金太郎の他にも、もう一匹、金太郎という名前の金魚がいたようです。
娘が魚と話ができるという話は割と学校内で広まっており、金太郎が水槽の底に沈んでいるのに他の児童たちも気付き、集まって来たそうです。
その中の心無い児童からは、
「うわー!!りこの呪いだ!!」
と騒がれ、朝に友達になったばかりの金太郎が死んでしまった衝撃と、自分の呪いのせいだと言われてしまったショックで、娘は半泣きになりながら帰って来ました。
ちょうどその日は、放課後に新学年になって最初の保護者会が開かれる日だったため、私は娘と入れ替わりに学校に行きました。
確かに一匹の金魚が水槽の底に沈んでおり、娘は死んだと話していましたが、まだエラの部分では呼吸をしていて、わずかに動いていました。
ただ、もう自分で泳ぐ力がないのは明らかで、このまま死んでしまうんだろうな・・というのが分かってとても悲しかったです。
その後、最初に友達になった金魚の金太郎はいなくなってしまいましたが、もう一匹の金太郎と改めて友達になり、学校を転校するまで交流し、最後にお別れの挨拶もできたそうです。
金太郎は喜んでいたとのことです、本当に良かった。
実は娘は自分が学校の魚と話ができることを、少し前にクラスのスピーチでカミングアウトしていました。
「ママ、今度、クラスで自分のスピーチをするんだけど、魚と話せること、話してもいいかなぁ?」
と相談されましたので、
「もう、いいんじゃない?みんなにどう思われたって構わないんでしょ?」
「うん、どうでもいい~!」
こうして娘はスピーチで発表し、皆が知るところになったそうです。
先生は特に娘のスピーチに対して何も言わなかったそうで、私にとってはそれだけでも有難かったです。
絶対に馬鹿にしてくるだろうと思っていた子が、
「そういうことって、あると思う。私は信じる。」
と言ってくれたり、
信じてくれそうだと思っていた子から、
「え、何それ。きもっ!」
と言われたりしたそうです。
ちなみに私もママ友数人にカミングアウトしたのですが、皆さん大人の対応をしてくれたのか、否定もせず興味深く聞いてくれました。
さて、これでリアルなおともだちのお魚シリーズは終了になります。
ひめなちゃんと金太郎がいつまでも元気でいてくれることを願って・・
娘の本日のイラストはこちら。
ケンカもよくするけれど、意外にも仲良しのキウイ(セキセイインコ・女の子)とムールじぃ(ムール貝・お爺さん)です!
しょっちゅう、このイラストのような感じでキウイはムールじぃを乗せて飛んでいるらしいです。
ほっこり
ではでは、本日はこれで失礼いたします。