太郎「太夫、お雑煮？ですよ。」
笹木太夫「はい、私も？今、火鉢で、お餅？焼いてるんだけどね？」
太郎「おお、暖かい。美味しそうね♪」
笹木太夫「先ほどは、なんだかね。すいませんでした。」
太郎「焼きもち？なんでしょうね。よくよく、焼けたんだね。」
笹木太夫「はぁ、まぁね、すき焼きぶり、の、大芝居ですね。」
太郎「あのね、御常連？で、お馴染み？だろうけど、旧正月？花魁道中？されますか？」
笹木太夫「あたしの、花魁道中？で、ございますか？」
太郎「ええ、２月２日、春分の日で、はじめは、松道中、で、次の？竹道中、名前同様に？笹木だからで、梅道中は、まぁ、別の花魁にでも。桃の節句には、梅はあるのか？桜に？するか？で、口上するのでね。良いんですよ。」
笹木太夫「ええ、私も？花魁道中、しても、いいんだ？」
太郎「ええ、もちろん、良いですよ。あんまり、三郎がね、心配性ですのでね。」
笹木太夫「三郎さんが、すいません。」
笹木太夫「故郷の、人に？逢えることも、生きてて？あるんだね。」
劇作 園章