お太鼓太郎 | かみむすびのかみのブログ

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今年で50代になりますが、大人の態度で皆さんといますね。

四郎「ささ、太夫♪どうぞ。」

山姥太夫「僕が、これ?叩くの?」

五郎「そーすよ、普通は、太夫?でしょう?」

山姥太夫「そーなのか。」

四郎「あ、太郎さん、起こしませ。」

太郎「割れたのかよ?」

山姥太夫「ええ、お召し上がりくださいませ。」

太郎「なんか、どっちが、従業員?なんだかね?あんたたち?」

五郎「おっかねえーのに、なに、いいたいのか?」

四郎「あの、お雑煮?と、お汁粉?どちらに?」

太郎「おめえは?どっち?」

四郎「お雑煮です。」

太郎「俺は、お汁粉。」

五郎「お汁粉?なんだ、あはは。」

山姥太夫「はは、じゃー僕も、お汁粉下さいませ。」

四郎「へい。」

 

太郎「花魁や、太夫?へも、御配りなさいね。

四郎「へい。」

 

四郎「あの、お雑煮を、どうぞ。」

崎山花魁「おお、旨そう。」

前山花魁「ねぇ、お汁粉?ないの?」

四郎「へい、あの、先に、無くなって、今は、お雑煮だけ、あるんです。」

前山花魁「ふーーん、置いておいて。」

 

劇作   園章