お太鼓太郎 | かみむすびのかみのブログ

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今年で50代になりますが、大人の態度で皆さんといますね。

女将「お帰りなさいませ。」

太郎「おう、家は?」

女将「染谷の、社長さんがね、御上がりですよ。」

太郎「何で?まぁいい、着替えて、俺が聞く。」

女将「はい、どうぞ。」

太郎「おう、いらっしゃい、酒でいい?」

染谷「ええ、頂きます。お邪魔します。」

太郎「何のよう?」

 

染谷「源氏屋の、初仕事?どーなのかね?顔、見たくてね♪」

太郎「あああああああ、あのな、俺は、あんたに、話ある!あのな、太夫は、頑張れたんだけど、お相手がよ。」

染谷「何?俺は?女が、稼いで、男に、金支払い事は、あると思うんでね。」

太郎「ああ、キャバレーだろう?ホストクラブ?てのはな。」

伊勢谷「ごめん下さい。親父さん、おられます?」

太郎「はい、て、庭から?入れる?」

伊勢谷「いやいや、お客様?これはこれは。」

染谷「いいえ、僕は、身内で、ございます。染谷と、申します。」

伊勢谷「へー。太郎さんの、ご親戚?いたんだ?」

太郎「違うよ!楓の見受けの、旦那様。この人。」

伊勢谷「はぁ?楓の?はいはい、分かります、伊勢谷と、申します。」

太郎「でなに?もう、女、売ってないんだよ、昨日から、男、売ることにしたの、俺は。」

伊勢谷「男?あははははは、どこでも?御商売?あは。」

太郎「まぁ、逃げ出さず、大人しくも、あいつ、男、売ったんだよ。」

染谷「あいつ、て、あははは。」

 

劇作   園章