太郎「そんで?要件?」
伊勢谷「ああ、女将に、会いたかったの♪」
太郎「あんた?人の女?欲しがるんじゃーね、よ。」
伊勢谷「あはは、初めから、女将さん、狙いなのに、俺は。」
太郎「俺、殺してね?この人は、店?乗っ取るらしかったのね。」
染谷「あはは、僕も、やってみたい♪」
太郎「冗談じゃねーのよ、楓、売ったんだよ、俺は。」
伊勢谷「あはは、引っ掛からないんだね。」
女将「ご用意で、ございますか?」
伊勢谷「御加減?いかかで?」
女将「ええ、楓も、いなくて、魚屋も孝君が、お勝手、してくれて、まぁ、なんとかですわぁ。」
伊勢谷「ご機嫌伺いなんで、まぁ、美味しいもの、でも、頂いて下さいませ。」
女将「へい、上等なものを、わざわざ、貴方。」
太郎「お前に、だから、お前が、もらいなさい。」
染谷「お母さん?何を?頂いたんです?」
女将「さぁ?開けてみますね。」
染谷「わぁ、可愛い。」
女将「ええ、美味しそうね♪」
伊勢谷「僕は、お酒は、苦手ですのでね。お菓子は、この屋敷に、似合う。」
太郎「酒も?飲まないで?饅頭で、女?買うんだとよ。」
染谷「ゲコ?」
伊勢谷「いいえ、でも、あの、バイク?乗るんですよ。」
染谷「どんな感じ?」
伊勢谷「こんな感じ、で、アメリカの、バイク。」
太郎「はぁ、アメリカで、買ったら、アメリカで、乗れば?良いのにね?」
染谷「お父さん?好き嫌い?ハッキリ?あは。」
伊勢谷「あははは、ハッキリ?て。可笑しい。」
太郎「饅頭?で、女将?安すぎ。」
染谷「そこか!」
伊勢谷「もう可笑しい、ははは。」
劇作 園章