よく私はグランディングという言葉を使います。
自分も過去にそうだったので、ひとのことは言えませんが、鑑定しているとグランディングがあまりに弱すぎるひとが多々来られます。
「グランディングが弱い」とは、「地に足をつけて物事を判断できない」と言い換えられます。
スピリチュアルが好きなひとは、視えない存在に振り回されているひとが多いです。
守護がこう言ったから、鑑定でこう言われたから、あのひとの念をキャッチしているから・・などそういったことを指針に物事を決めている方もいます。
でも本当に大事なのは、現実に則した判断です。
霊感があるからこそ騙されている方も多いです。
以前あるひとに、
「中途半端にスピの知識があったり、視えたりするひとの方がやっかいですよね」
って言われたことがありました。
当時はそうだよねーとは思ったものの、鑑定を始めてみるとその言葉の重みがよくわかります。
特に巫女体質の方、前世で口寄せなどで使われていた方、身分が高かった方、キリスト教の聖職者にその傾向が見られます。
前世では人に都合よくつかわれたり、自分の判断で人生の大事なことを決めてきていないからです。
だから大事な判断を、他人や視えない世界の存在にゆだねたりします。
先日も「後ろにこう言われたからこうした」と言われて、別の内容が視えたので、
「それは本当に後ろのひとですかね」
と返したことがありました。
その人の邪魔をしてくるような存在も騙してきますし、神様やご先祖さまも必ずしも真実を言ってくるとは限りません。
今生きている人もそうですよね。
現実の人間関係でも嘘を言ってくるひとはたくさんいます。
そういった方がその後亡くなられて、先祖になるわけです。
先祖の意向に沿わせたい場合、嘘を言ってくることもあります。
（※勿論、良い嘘もあります）
また神社の神様も参拝者が来なくなって、力が落ちると巫女体質の方や霊感のあるひとを引っ張ります。
神社に行ったけどなんだかわからなかったとかいう話も、そういう場合があります。
たくさんあちこちの神社仏閣に行っている人の話を聞いていると、時々そういったものが視えるときがあります。
興味本位で行っているひとは、特にそういうことが多いです。
そういう場合は、行かなくてもいい神社さんにも行ってますよってお伝えすることもあります。
繰り返しますが、あなたの人生の大事な判断は、自分自身で判断して決めていってください。
視えない存在のメッセージや鑑定は、判断材料にしてもいいですが、すべてをゆだねないでください。
一番大事な判断の指針は、現実世界に起きていることです。
そのことに対処するのに一番何が適切か、大事かということです。
後ろのメッセージに従っておかしなことになったり、借金したり、事態が悪化している場合は疑ってください。
何かをなすために、肉体を持って現実に生まれてきています。
視えない世界も大事ですが、見えている世界はもっと大事というお話でした。
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