ふたりのアルツハイマー型認知症 | 認知症の二人を見送って

認知症の二人を見送って

認知症の父母が亡くなり、いろいろなことがありました。順序だてではありませんが、どんなことがあったか、認知症というものがどんなものかということを知っていただければと書いていきます。

家の中に二人の認知症の人がいることが想像できますか。

でもね。普通には、暮らせているんです。

これが、すごく不思議なことだと感じることも多いと思います。

そして、認知症の介護をしている方は、それが現実だと思うことでしょう。

私が父と母の所へ通い始めて感じたことは、普段は、普通の生活が一応、何とかできているんです。

でもね。認知症で一番困ったことは、忘れるということ。

父の場合、昼夜逆転があったことは、何度も書きましたが、それとともに忘れるということでパニックが起こるということなんです。

母は、父がパニックを起こした時、初めのうちは、なだめるように話しているのですが、だんだんと母自身も興奮してきてしまって抑えつけるように話していたのを思い出します。

でもね。そうすると父がそれ以上に怒るんです。

すると母がおこるのですが、最後には、私の所に母が泣きながら電話が。

父に電話を変わって次に行ったときに探そうという話になって何とかことを納めるということが多かったんです。

何分かすると探していたことも忘れてしまう父。それを母に説明してもわかってもらえないということが多く、何度も同じことの繰り返しでした。

父と母の老々介護。

多分、たくさんの家でそういうことが起こっていることなんだろうと。

認知症同士の介護は、空回りしていることが多いんだと。

でもね。また、同じことになりますが、それでも生活ができるということなんです。

今までやってきたことは、覚えているのですから。

そうそう、認知症になると怒りやすくなるというのか、興奮することが多くなることが。たぶん、できていたことができないということが頭の中でそうさせるのかなあと。

 

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