皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

前回Tomix製12・14系客車中間面のナックル化(ほぼ完成形)をご紹介し、これで方法が確立したと書きましたが、KATO製伸縮密自連を使用するケースの顛末をまだ投稿していなかったのでここでご紹介したいと思います。これまではカプラーの出の長さ、バネ機構等で苦労しており、なかなか決定版にたどり着いていませんでした。

 

 

↑8月21日には伸縮密自連+ナックルカプラー長を使用するパターンをご紹介していました。板バネ機構は無理やりプラ板を使っていましたが、ナックル開放は抑えられますが、カプラーを常に前に向かせる機能はありませんでした。

 

↑この時は伸縮密自連のベース向きはそのまま、カプラーホルダー向きは前後180度逆にし、ナックルカプラー長を使っていました。プラ板帯でバネっぽくしましたが、カプラーの開きは抑えられましたが向きは正面向きを維持させることはできません。

 

↑また、ナックルの出の長さが長すぎるためカプラー本体自体を後ろにずらすべく、床板に付いている伸縮密自連取付用の穴を後ろに広げました。そのままだと前にずれてきてしまいますので、前側にはプラ棒を接着してずれ止めとしました。

 

結構この位置調整が面倒で、もうちょっと丁度良い方法はないかと模索しました。

 

 

↑翌22日には別の方法を模索しました。

 

続いて、伸縮密自連のベースも前後逆にし、ホルダーも前回通り前後逆にして取り付けました。

 

↑この向き(左が車端部)で組んでみました。

 

↑今度は出が短すぎです。

 

↑連結間隔が狭くなるのは良いのですが…

 

↑KATOのR315ですら車両同士が干渉します。

 

前置きが長くなりましたが、今回はこれらを踏まえて最も丁度良い方法を模索しました。ご紹介するのは結果のみですが…。

 

↑前回はこのように、ベースを前後逆、ホルダーも前後逆にしてナックルカプラーを取り付けました。しかしカプラーの出の長さが上手くいかない、また首振り位置が調整しにくいなど問題があります。

 

↑そこで今回はベースは前後逆、ホルダーの向きはそのまま、そして通常のEF66ナックルを使いました。

 

↑ベースは前後逆にするため、元々車端部側車体の窪みにはまるようになっていた突起を削ります。

 

↑プラ板帯を使用し、バネ機構を持たせます。厚さ0.2mmのものを幅1.3mmくらいに切り、それを長さ12mm程度に切り出して使っています。

 

↑完成です。意外と簡単です。

 

↑裏から見ました。バネ用に入れたプラ板帯が見えます。

 

↑床板に付いていた伸縮密自連用の取付穴を後部に広げました。

 

↑先ほど伸縮密自連を加工してナックルカプラーを組み込んだものを取り付けました。取付穴を後ろに広げているのでそのまま入ります。なお後ろに広げた分前を埋めないとカプラーが前にずれてしまいそうですが、ちょうどカプラーベース端部が車端部と一致するので、ここで引っかかり前に出てきません。そのため取付穴前部を埋めなくても特に支障はありません。これは楽ですね。

 

↑連結してみました。伸縮密自連よりは広くなりますが、これくらいないとカーブで車体が当たってしまいますのでこれで良しとします。

 

さて、これでKATO車も比較的簡単に手持ちパーツのみでBMナックル化ができそうです。

 

これで前回ご紹介のTNカプラーのナックル化と合わせて、ウチで増えた12・14系座席車のナックル化を一気に進めたいと思います。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!