皆様こんにちは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

このところ青い客車ばかり弄っておりましたが、ナックルカプラー化の方針が見えてきたのであとはまとめて一気にカプラー加工に取り掛かろうと思います。前回は「はまなす」「まりも」共に車掌室側のカプラー交換まで済んでいましたので、今回は中間側の施工に取り掛かろうと思います。

 

 

↑先月末 8月30日の投稿では車掌室側のみナックル化していました。

 

車掌室側はスハネフ14ナックルカプラーをそのまま取り付けorビス止めするという方法を採っているので問題ありませんでした。

 

中間面も同じくスハネフ14ナックルやキハ58系ナックルをビス止めすることでナックル化出来ますが、先日よりウチにある余剰在庫パーツで代用することを試み、ほぼ確立したのでこれを採用して加工します。

 

まずはKATO製はまなすの中間側です。

 

 

↑昨夜投稿していましたが、KATO製12・14系客車中間部のナックル化は、元々ついている伸縮密自連を加工してEF66ナックルを仕込むという方法を採用しました。あとは加工した伸縮密自連+ナックルを大量に用意しておき交換するのみですね。

 

↑さて、こちらがKATO製はまなすです。車掌室側は以前既に加工の様子をご紹介しており、中間部も一部は試行錯誤の際に先行で加工が済んでいます。よって今回はカプラー13個分を加工・交換します。

 

↑こちらは先日トライアル実施した際に加工済みとなった側です。このように元伸縮密自連が付いていたところに、加工済みの伸縮密自連+ナックルをポン付けするだけという内容です。

 

↑こちらは製品のままの伸縮密自連です。これが他カプラーとの互換性が無く困りものですよね…。

 

↑まずは交換対象の伸縮密自連をすべて外します。外したこれらの伸縮密自連は全て再利用します。

 

↑このように元々ついていたものを外して使いますのでわざわざスハネフ14カプラーセットやキハ58系カプラーセットを別途用意するより効率が良いですね。

 

↑EF66ナックルを用意します。ご覧のようにカプラー根元上部を削って平らにしています。

 

↑伸縮密自連のベース部は前後180度ひっくり返して使いますのでベース上側を平らに加工します。

 

↑写真を撮り忘れました(汗)ので前回の写真を流用しますが、プラ板を帯状に切って板バネとします。

 

↑意外と簡単に13個組みあがりました。板バネはプラ板を予め帯状に沢山切っておいて切り出し量産しておくと早く進みます。

 

↑あとは車両側では床下のカプラー取付穴を後方へ広げます。

 

↑ドリルで角穴後方に下穴を開け、カッターナイフで切って拡げました。

 

↑あとは加工済みの伸縮密自連+ナックルカプラーを嵌めて完了です。昨日前述のとおり本来穴を後方へ広げた分前方を塞がないとカプラーが前に出てきてしまいますが、ちょうどカプラーのベース部が床板とボディの段差に引っかかるため前には出てきません。そのため拡げる作業だけで埋める作業はしなくて済みます。

 

↑これで比較的簡単に完了です。ジャンパ栓受やエアホース等無くてあっさりしていますが、元々伸縮密自連の際も無いので良しとします。今回BMナックル化したのでジャンパ栓や胴受、エアホース等を加工取付することも容易になっています。気になる方は取り付け加工するのも良いですね。

 

↑カプラーの出の長さは理想より若干長いですが、これくらい確保しないとR315が曲がれなさそうなので我慢します。

 

↑連結するとこのくらいです。伸縮密自連の時よりは広くなりますが、曲線通過を考えるとこのくらいで良いのかもしれません。

 

↑ということで全10両分のナックル化が完了しました。ナックルカプラー加工の試行錯誤を含め長い道のりでした。でもこれであとは同じ手順で他の編成も簡単に加工できそうです。

 

↑これで車掌室側と中間車も自由に連結できますし、ナックルカプラーの機関車とも併結が容易です。またTomix製客車もナックル化しておけば混結も問題なさそうですね。

 

↑数が多かったですが、床下への加工は最小限で済みましたし、元々ついている伸縮密自連を活用しているのでEF66ナックルorかもめナックルを用意するだけで加工ができるのはコスパも良いのかと思います。

 

ということでやっと施工性・機能性・コスト的にまぁ納得のゆく加工法を確立できました。これだとウチの他の客車編成も簡単に交換できるので折を見て進めたいと思います。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!