僕は友達が少ない 感想 | かめのラスカル~趣味の記録&感想

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アニメ・カーレース・ウォーキング・鉄道など、趣味で体験したことの記録や感想を綴ります。

友達を裏切るのは良くないよな
ああ・・・そうだな・・・
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久しぶり・・・鷹
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私と小鷹、空と鷹がもう一度友達になるための部活動だ!!
あだ名は、友達同士で使う物だから・・・
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そして感動のここから持って行く見事な締め!!
二人の物語で終わるかと思えば、ちゃんと隣人部のみんながそこにいる!!


俺と夜空は、いや、鷹と空は、かつて確かに友達だった。でも今は・・・

だから、これからも俺はここにいるのだろう。
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いやぁ~~。良かったです。
11話のラストは涙出ちゃったよ。

そして、ちゃんと1話の「起」をしっかりと押さえる最終回の「結」。
原作続行中のラノベ原作のアニメでも、ちゃんと「起承転結」できるじゃん!!
というすばらしいシリーズ構成。
(この構成が原作レイプなのかどうかは、原作を読んでないので知りませんが・・・)

大感動&最高の最終回。
もし、小鷹・夜空の二人の会話で、しかも友達になってしまったら、この作品の評価はダダ下がりだったと思います。
そこを、原作進行中とはいえ、友達にならず、元の隣人部の面々になって終わったことに意義があると思います。

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最終回ですべてを持って行ってしまいました。

秋アニメナンバー1は2週遅れの年明けにやってきました!!
11話のラストで感動したので、クライマックスインプレッション書こうかと一瞬思いましたが、
あ、世間はもう最終回見終わっているんだ・・・
と気づき、最終回までブログは我慢しました・・・泣

それにしても、
これは本当にすばらしい作品でした!!



友達ない ラストインプレッション 第12話迄

ファーストインプレッション 3話迄

公式HP(ポータルサイト)
公式HP(アニメ)
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・典型的な一人っ子(現代っ子)
・ナルシスト&ゲーマー
・下ネタ好き&腐女子
・ぼくっ娘メイド&歴女
・厨二病&ゴスロリ

そんな連中が友達を作ろうとして集まった隣人部。
でも、そこで彼女達が起こした行動は・・・

・エア友達
・徹夜をしてでもゲームをコンプリートする
・ゲームの世界に入りたくなる
・みんなでカラオケに行ってもみんなと歌わず一人カラオケをする
・カラオケのランキングで知り合い同士争う
・ネットの掲示板で荒らし呼ばわりされる
・友達と携帯電話でやりとりが出来ない
・水着わざわざ買ったのにプールに行っても入らずに帰ってしまう
・縁日の屋台のおっちゃんに出禁にさせられる程の行動をする

 本当に友達を作るのが苦手なんですよね・・・
それでも、本当は友達が欲しい。
でも、自分というパーソナリティーを曲げてまで友達を作ろうとは思わない。

みんな不器用なんですね・・・・

・人間は、自分が傷つかずに他社を攻撃するのが好きだ。
・飼い犬に贅沢の味を覚えさせると、しつけが面倒だ。

そんな人たちだからこそ、人間のイヤな部分を知っている。
本質を見抜いている。だからこそそう言う物を持っている自分をイヤな人間とも思う。

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その表情と髪の毛で、みんなから恐れられている主人公の小鷹。

「この髪の毛が、母親から受け継いだ見た目でわかる唯一の物なんだ。
それを染めるってことは、母さん都のつながりを否定する気がするんだ。
たとえこのせいでイヤな思いをすることがあっても・・・」

しかし・・・とらドラ の竜児といい、小鷹といい、怖い顔で恐れられている人は、
どうしてこうも人が良くて料理がうまくって、とってもいいやつなんだ??

 それだからこそこの作品が締まって、すばらしい作品になっている理由だと思います。
やはり、主人公がしっかりした男らしいアニメは大スキです。


そんな人たちが集まった・・・・集まってしまった隣人部。
本音で接することが出来るからこそ、ケンカする、相手をなじる。
そして・・・それを後悔する。が、決してそれを相手には見せないし強がってしまう。

この作品は笑って視ましたが、裏に隠れる大いなるテーマは、
これからの日本に必要な・・・いや、日本が抱えている大きな問題なのでは・・・
そう思います。

・友達の作れない、コミュニケーションの出来ない現代っ子。
・営業なのに人と接するのが怖いという若手営業マン。
・仕事の疲れを癒すために一緒に飲みに行ったりするのに、かえって疲れてしまう同僚。
・電話よりメールの方が話しやすいというコミュニケーション。
・リアルなつきあいよりも、お互いの本質がわからないネットゲーム等のバーチャルなつきあいに逃げてしまう。

この作品が笑って視られるうちはまだ良いですが、リアルに10年後・・・こうなりそうで、少し怖いなとも思います。

でも、ラストシーン、斎藤久監督は粋な演出をします。
隣人部の勧誘チラシを空に飛ばしてしまうのです。

こんなチラシが無くても、友達は作れる!!
だから大丈夫!!
そんな風に自分は(この絵演出を)とりました。

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 そらのおとしもので個人的に好きになった、
斎藤久監督作品ということもあり見始めた作品。
監督らしさが随所に出ていました。

・飯がうまくみえないアニメ作品は絶対に許さない
・ジャングルジムは人間交差をイメージできる、重要なスポットだ
・最終回やクライマックスのOPにSEをむりやりぶち込む!(気持ちを切り替えてもらうため)
・原作続行中の話でもアニメ作品としてちゃんと1クールで話を完結し、最終回を迎えるべきだ!

そらのおとしもののDVDコメンタリでおっしゃっていた監督のこだわりが、
はがないでもそのまま投影されていました。

そして、原画上がりの監督だから、気に入らない絵は自分で原画を描き直してしまうほどの職人的こだわり!
だから作画崩壊がほとんど無い(現場は大変でしょうが・・・)。

もう、斎藤久監督大スキ!!!

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 また、オール浦畑達彦脚本&シリーズ構成だったので、話しもしっかりしていて
(原作を知らないからかもしれませんが)、ストーリー展開もちゃんとしていて矛盾も少なく、
11話・最終回そして1話の伏線回収は本当に良かったです。
(随所に斎藤久監督の陰が見えましたので、斎藤久監督の影響も大きかったでしょうが)
やっぱり浦畑さんのシリーズ構成は安心して視られます。
(そう言う意味でも境界線上のホライゾン切ったのはいけなかったですね・・・皆さんの評判を見ても)。


そして・・・・聖地がですね・・・

今はもう共に無い、名鉄のパノラマカー&犬山橋!!!
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カラオケで降りた駅はJR西岐阜駅そのもの!!
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などなど・・・岐阜県が聖地とか!!

電波女と青春男 は名古屋が聖地でした。
原作者全然違うけど、ブリキさんキャラクターデザインの作品は
何故か2作とも東海地方なのは理由があるのかな?
ご本人は大阪在住みたいですが・・・偶然ですかね?

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 何はともあれ、本当にすばらしい作品でした。
11話と最終回ですべて持って行って、個人的にたまゆら~hitotose~同等の今期ナンバー1作品になりました。
といういより、たまゆら~hitotose~、輪るピングドラム以外の(自分の視た)作品のシリーズ構成が全部ちゃっちく見えてしまいます。

 原作のある1クールアニメのシリーズ構成ってこうやるんですよ。っていう、本当お手本ですね。
そらおとも1期・2期の最終回、ちゃんと押さえていますもの。原作を変えてでも!!
だから斎藤久監督、新鋭監督だけど大スキなんです。これからも楽しみです。

この作品、2期は個人的にはいらないかな。
原作知りませんが、話が進めば進むほど、肉こと星奈がかませ犬になっていきそうでかわいそうだからです。
そこがちゃんと補完されている原作ならば・・・と言う条件で、斎藤久監督でまた2期視てみたいです。

ほんと・・・2週遅れが残念作品・・・・でもまあ、地上波で見られる地域に住んでいるだけ良かったですかね。


最後に、秋アニメレビュー の時最終回前で書けなかったピッコロさん フォーマットです。

僕は友達が少ない

・ストーリー     5
・キャラクター性  4
・画          5
・演出        5
・音楽        3
・総合的な評価  5

ストーリー構成すばらしかったです。
ネタからキャラ、ストーリーから最終回の演出まで、斎藤久監督のこだわりが出ていて本当にすばらしいできでした。
原作続行中のラノベ原作作品でもこうすればちゃんと最終回出来ますよという見本のような終わり方でした。
見事に「起承転結」をやってのけた作品だったと思います。



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