かめおかゆみこです。
この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のY・Sさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
(2023.1.1)
お悩みごと・お困りごと回答動画
25★身内の自死(K・Hさん・女性)
♪BGM(00:00~01:00)
こんにちは。かめおかゆみこです。
本日もアクセスしていただき、ありがとうございます。
お悩みごと・お困りごと回答動画、第25回目。
本日のお悩みごとは、K・Hさん・女性です。
00:18
「身内を自死で亡くした悔しさがあります。
乗り越えようとは思わないけれど、そして、
自分に何ほどのことができたともおごらないけれど、
ときどき感情がフリーズしてしまうことがあります。
この経験、いつか自分の糧に変えられるとしたら、
今私にできることはありますか?
もしくは、しないほうがよいことは?
家族や周りから頼られることのほうが多く、このこ
とを人に尋ねたことは、今までありませんでした」
00:49
K・Hさん。
まずは、家族にも周りの人にも話したことのないこと
を、私に伝えてくださって、ありがとうございます。
そのうえで、したほうがいいこととしないほうがいい
こと、私なりの考えをお伝えしますので、よかったら
聞いてくださいね。
01:06
まず、しないほうがいいことは2つです。
1つ目は、自分を責めること。
これはおわかりですね。
自分を責めても、誰も喜びません。
誰も幸福になりません。
K・Hさんだけでなく、周りのかたも、
そして亡くなられたお身内のかたもです。
01:22
もう1つは、そのかたの分まで生きようとすること。
これちょっと意外に思われるかもしれませんけれど、
詳しくは後でお話ししますね。
01:31
その前に少し、私の体験を聞いてください。
2015年に、自分史を語る「マイヒストリー」の会
で、私は、私が体験してきた死の話を語りました。
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10歳の歳に、妹が脳性小児まひで亡くなり、
13歳の歳に祖父が亡くなり、
17歳のときには親友が自死未遂をし、そののち
本当に亡くなり、私にとって、死はそんなふうに、
早い時期から身近なものでした。
01:57
何人もの、友人や仲間が亡くなりました。
病気で、事故で、ときには自死で。
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そんな体験を経て、今の私が感じていること。
それは、人は、どんなかたちでも、100パーセント
死ぬということ。
当たり前ですよね。当たり前だけれども、
死は悲しい。つらい。そして時には、恐ろしい。
02:17
でもね。死を恐れたり、嘆いたりして生きるのでは
なくて、今生きているこの瞬間にフォーカスをして
生きたらどうでしょうか。
そして、すべての人が、常にその人なりの最善で
生きているんだと、思ってみてはどうでしょうか。
私は、この結論を手に入れたときから、
死を受け入れることができるようになりました。
02:38
数年前のことです。
私の親友が亡くなりました。
夢を持ち、その夢に向かって、着実に前進する
タイプの人でした。
02:46
その日の午前中も、自分のやりたいことをやって、
一息ついてお昼にコンビニにドリンクを買いに来て、
その場で心臓まひを起こして、亡くなりました。
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彼女にとって、生とは、そして死とは、
どういうものだったのでしょう。
もちろん、本人に確認することはできませんけれ
ども、私は彼女の訃報を聞いたとき、
悲しみもあり、驚きもありましたけれども、
こう思ったんです。
「ああ、彼女はほんっとうに
最善を尽くして生きたな」と。
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まだ若いのにとか、やりたいことがあったろうに
とか、そんなふうには一つも思いませんでした。
もちろん長期的にはそういうこともあったとは
思いますけれども、
そのときそのとき、一瞬一瞬を見たときに、
彼女は間違いなく、本気で自分を生きたと
思えたからです。
本気で自分を生きた人に対して、そんなふうに
言うのは、むしろ不遜だと感じたんです。
03:35
だから、私は泣きませんでした。
代わりにこう言いました。
「あと百年したら、
みーんなであっちに行ってるよ。
そのときには、笑って昔話をしようね」って。
03:46
K・Hさん。
私たちにできることは、自分の人生を、
精いっぱい生きることだけです。
誰の代わりもできません。
誰の代わりもする必要はありません。
03:56
そのお身内のかたも、どんなかたちであろうと、
精いっぱい自分の人生を生きたんです。
一生懸命最善を尽くしたんです。
ただそのことだけを認めてあげましょ。
「よくがんばったね。一生懸命生きたね」って。
04:09
そして、さっきも言ったように、
私たちはあと百年もしたら、
いいえその半分もしないうちに、あちらで、
先に行った人たちと再会してるんですよ。
04:18
それまでの間、自分のやりたいことを
思いっきりやりましょうよ。
本気で生きて、本気で楽しんで、本気で
取り組んで、そうして、あちらに行ったときに、
「こーんなに楽しかったよ」
「こーんなにおもしろかったよ」って、
報告してあげましょうよ。
04:33
そしたらね、きっと喜んでくれますよ。
「うん。見てたよ。しっかり見てたよ。
すてきだなあって思ったよ」って、
きっと言ってくれると思うんです。
04:42
だから、私たちは、亡くなった人の分まで
生きる必要はないんです。
自分の人生を、100パーセント本気で生きる。
それだけが、生きることのすべてだと思っています。
04:53
そうして、命は循環していくんです。
短い命も、長い命も、共に循環して、
かならず、宇宙の素粒子に戻って、
そしてまた、新しい命を紡いでいくのですから。
お身内のかたも、K・Hさんも、そして私も、
ただただ、その生きた奇跡を認めたらいいと
思うんです。
05:14
どうぞ、なによりも自分自身を大切にしてください。
心が痛むときは心をケアしてあげてください。
感情が揺れ動くときは、その揺れ動く感情を
受け入れて、しっかりと感じてあげてください。
必要でしたら、私の「ハートのケアワーク」や、
先日番外編2で紹介した「手放しのワーク」なども、
活用してみてください。
♪BGM(05:35~05:53)
K・Hさん。本気で幸せになってください。
それが何よりも、亡くなったお身内に対する、
最善の生き方だと思いますよ。
05:45
本日も、最後までお聞きいただき、ありがとうござい
ます。それではまた次回、お会いしましょう。
(文字起こし担当/Y・Sさん)
★ハートのケアワーク
https://youtu.be/A88oPvNJjFs
★手放しのワーク
https://youtu.be/TIm8hLYdXbs