かめおかゆみこ です。
ひさびさ、「聴く」に関する記事を書きます。
(このところ、「THE量稽古★150日チャレンジ!」や、メルマガ15
周年記念祭、そして発刊したての『こころの量稽古』の感想をアップ
するので、手いっぱいだったので)
というのも、この記事に、いたく共感したから
「聴く」仲間の高橋ライチさんのリブログです。
「まとまってないんですが」と、前置きするかたは、たしかに多
いです。いつもそんなこと、いらないんだけどなあって、ひそか
に思ってます。
だって、すでにまとまってる話をするんなら、印刷してもらった
ほうが、よっぽど早かったりします。
てか、講演家とか、セミナー講師とか、話すことを職業にして
るひとでもなければ、まとまった話なんて、そうそうできません。
昨今は、あらかじめ話すことがわかっている政治家さんすら、
まともにしゃべれないひとがふえてるとゆーのに。
そもそも、過去に7年間、編集者をやって、さんざん、対談だ
の座談会だのの、文字起こしをしてきた私の体験で言えば、
まとまった話はおろか、まともな文章を話せているひとそのも
のが、めずらしいです。
ためしに、その場で、3分くらいテキトーにしゃべって、それを
録音して、文字に起こしてみるとわかりますが、たいてい、し
っちゃかめっちゃかです。
主語述語、合ってなかったり、話が途中でそれてたり、同じ
ことばを何度も繰り返してたり、言いまちがえたり、言い足り
なかったり。ほんとに不完全なんです。
でも、脳は、アタマがいいので、そーゆー不完全な話を、ち
ゃんと、アタマのなかでつないで、入れ換えたり足したり引
いたりして、おぎなってくれちゃうのですね。
それで、聴いているほうは、「なるほど~」と思ってしまうの
です。つまり、はじめからまとまって完全な話ができるひと
なんて、いないということなのです。
と、自分の話が長くなっちゃいましたが、リブログしたライチ
さんの記事にあるように、
「まとまってから話す」のではなく、「まとまるまで話す」とい
うか、「話しながらまとめる(話しているうちにまとまる)」ほう
が、ずっと建設的だと思うのです。
そういう話しかたができるためにこそ、「聴く」がわの、あり
かたが大切、ということになるのです。
自分の解釈を入れず、ただただ、相手の話を受容する。
(受容することは、言いなりになることではありません)
そうすることで、相手の話しかたをささえることができます。
相手が安心して、話しているうちに、より深いところにある
思いまでもが、引き出されてくるような、そんな聴きかたこ
そを、めざしたいし、磨きたいなあと思うのです。
おまけ。
聴きかたにもつながる内容が、てんこもりです。
メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」15周年記念で制作した、
『こころの量稽古』
(副題「『自分OK』になる七つのしくみ」)
全目次はこちら!
ライチさんにも感想をいただいてます。こちら
※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。