32★「かめおかゆみこ」ができるまで | かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

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あなたが輝く≪表現≫をサポートします!・心身の解放(ゆるめること)・感情の解放
と切り換え・表情トレーニング・身体表現・声の表現・話しかた・聴きかた等々、28年
にわたるワークショップ体験をもとに、あなたオリジナルのセッションを提供します!

かめおかゆみこ です。

 

 2003年11月1日に創刊した、日刊メルマガ「今日のフォーカス

チェンジ」が、この7月10日に、完全連続発行5000号を達成し

ました。ウインク メルマガ連続記録は、女性では日本一です。照れ

その記念として、自分の人生ドラマをまとめています。

 

1~30★幼少時から26歳まで

31★記憶のふた

 

 

32★足が軽い!

 

「内観」は、同時に、何部屋にも分かれて、おこなわれています。

 

ふすまをはさんで、隣の部屋の隅には、年配(たぶん60代くらい)

の女性が入っていました。何せ、隣ですから、否応なしに声が聴

こえてくるのですね。まだ、私も記憶が出てこない時期でした。

 

そのかたは、夫さんが長年ひそかに「不倫」をしていて、それが

発覚したことにショックを受けていました。ご夫婦で相談されて、

おふたりでこの内観研修所の門をくぐられたそうなのです。

 

そのかたは、「先生」が何度たずねてこられても、指定された課

題のこたえではなく、いかに自分がうらぎられてつらい想いをし

たか、夫さんの不実をなじることばかり言われるのです。

 

「先生」が何度来られても、その返事は変わることがありません。

2日目か3日目でしたでしょうか、ついに「先生」も、小声ながら

も、やや強い調子で言われたのです。

 

「ここでは、4歳の子どもでも、きちんと自分の課題にとりくんで

います。あなたのだんなさんも別の部屋で、内観をつづけておら

れます。なぜあなたは、向き合おうとしないのですか」

 

それでも、そのかたは、ご自身のつらさ、夫さんへの恨みつら

みを語るのをやめませんでした。それは聴いていて、こころが

痛くなるほどでした。

 

いまは知りませんが、当時の内観研修所は、途中で帰る選択

もみとめられていました。結局のところ、自分の意思をもたな

ければ、内面の対話はできないと思います。

 

そのかたは、4日目くらいで帰ってしまわれました。私は、自分

の記憶が噴き出てきた時期で、ひとのことに気を散らしている

よゆうもなく、その後のことはわかりません。

 

いまであれば、内観より先に、カウンセリングなどを受けたほ

うがよかったのかもしれません。でも、当時は、カウンセリング

は一般的ではなく、あとはおそらく、占いか宗教くらいしか…。

 

(占いや宗教が悪い、ということではありません)

 

ひとのありかた、生きかたについて、しみじみ考えさせられる

一件となったのでした。ショボーン

 

 

そうして、一週間目の朝、すべての予定を終えて、参加者全

員が、大広間に一堂に会しました。そこで、それぞれの感想

などを述べあう時間をもちました。

 

多くのかたが、親をはじめ、自分が出会ってきた、まわりの

ひとたちへの感謝の気持ちを語っていました。語りながら涙

するひとも、何人もいました。

 

いまでこそ、メルマガで「記憶の捏造」のハナシをえらそーに

書いている私ですが、ひとはいかに、自分都合で記憶を残

しているかを実感した、最初の体験となりました。

 

まあ、それでも、完全に腑に落ちていなかった、というか、明

確に言語化できていなかったため、その後も、同じような轍を

踏むのですが…。あいたたた。ゲロー

 

 

その日はよく晴れていました。研修所の門を出ると、外の明

るさに、一瞬くらっとしました。こころなしか、目の前がひらけ

て見える気がしました。まさしくシャバに出た気分です。滝汗

 

そして、一歩を踏み出しておどろきました。足が軽いのです。

まるで、空をかけるような、勝手にはずむような、そんなかろ

やかさがあるのです。はじめての感覚でした。

 

残念ながら、そのときの感覚をもうおぼえていません。ただ、

「軽い!」と思った、そのおどろきはいまも残っています。

 

 

その後、以前にも書いたように、西日本から九州にかけて、

友人・知人宅を泊まり歩きました。

 

絵に描いたようなボンビー旅行でした。交通手段は、徒歩

か各駅停車の電車かバスか、フェリーの三等席。食事は、

昼間はパンいっこくらい。夜は、友人・知人宅でたらふく。爆  笑

 

みなさん、あたたかく歓待してくださいました。お酒もしっ

かり飲ませていただきました。日本酒

 

宮崎の、知人の親戚宅では、その家のご主人と意気投合

し、焼酎の一升瓶をふたりで8割がた空けました。翌朝、

ご主人は完全に二日酔いでした。爆  笑

 

福岡の親戚の家に行ったときには、伯母さんが私の姿を

ひとめ見るなり、そのまま、デパートに連行されました。

 

そして、上から下まで、一式、すべて新調してくれました。

たぶん、伯母さんから見たら、相当ひどいかっこうをして

いたのだと思います。本人は気に入っていたのですが。爆  笑

 

 

そうして、10月下旬から12月下旬まで、無職住所不定

の生活をつづけ、帰郷するわけですが、その前に、書き

忘れたことがあるので、次回、それを書きます。

 

いえ、書き落としたことは、まだまだたくさんあるのです

が、このことは、いま書いておかないと、あとで書くチャ

ンスがなさそうなので。ウインク

 

26歳。なかなか北海道にたどり着きません。

 

ちなみに、北海道の友人たちにも、年内に帰ると連絡

してあったため、12月に入ると、実家には、問い合わ

せの電話がはいったそうです。

 

実は、私は、このかん、ただの一度も、実家に連絡を

入れていません。何しろ帰郷の一番の原因は、婚約

破棄でしたから、親と話をするのを避けていたのです。

 

そんなときに、友人たちからかかってくる問い合わせの

電話にたいして、父は、悠然とこたえたものです。

 

「おそらく、そろそろ、(北海道に)上陸したころだろう」びっくり

 

さすが、我が父。というか、この親にしてこの子あり、と

いうべきか?!てへぺろ

 

 

 

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